諸塚メモリーズⅩ 「特産人」
諸塚村の思い出を辿るシリーズもいよいよ最終回。
最後は何と言いましても、諸塚村の非売品「特産人」のお話です。
2009年12月の当ブログでも既に取り上げていますけど、しつこく最後にもう1回!でございます。
『むらづくりは人づくりから』
戦後からいち早く社会教育に力を入れてきた諸塚村のキャッチフレーズのようなものでしょうか。
この2年間、いろんな地域でいろんな方と出会った私は、「こんなにしてもらっていいのだろうか・・」と
思うくらいにとても親切に接していただき、この「特産人」を諸塚村内のどの特産品よりも真っ先に宣
伝したいんですよね。
こんな事を書くと諸塚村の方から「そんな事はないよ~。」と言われそうですが・・・・・ご謙遜ですよ。
こういった村民性のようなものは、自然に滲み出るものであって意識して出せるものではないと思うん
です。
村外から来た私を地域のお祭りの「輪」の中に入れてくれ、
家に招いては泊めていただき、
伝統の神楽を舞わせてもらい、
風邪をひいたらショウガ湯を作ってきてくれ、
見かけたら声をかけてもらい、
時には叱咤激励。
そして今、「いつでも諸塚に帰ってきないよ。」と言ってくれる人がいる。
この村民性は、長い年月をかけて磨かれてきた地域の「宝」なのだと思います。
門外不出にできないところがもったいないような気もしますけどね。
さて、本来であればその「特産人」の方が写った写真をバーンと載せたいところですが、数が多すぎ
て特産人を特定した写真が掲載できませんので、今回はかわりにコチラ(↓)の写真で。
注目していただくのはロウソクの数字ではありません。。
役場で一緒に働いた同僚の方々に私の誕生祝いをしていただいた時のケーキですが、「ばるちゃん」
という文字まで入れてくれました。
些細なことではありますけど、先輩方や同年代の方からいつの間にかこんなにフレンドリーな呼び方
をしてもらうようになり、何だか距離感がなくなったようで嬉しかったのを覚えています。
ちなみに、新規職員を含む若い衆(主に20代)からの呼称は「ばーりー」・・・・・・・まっ、いいか(笑)
もちろん公私でちゃんと使い分けていただいているのですが、この親近感のある感じが私はたまらな
く好きでしたね。
私も諸塚村の"特産人検定"を受けてみようかな~。 (えっ、ムリ!?)