諸塚メモリーズⅧ 「道」
日本屈指の高密度道路網を有する諸塚村。
村内にくまなく整備された道路は、生活道路だけではなく林道・作業道など産業と直結する道路も多
く、山間地域という不利な条件を解消するための努力の結晶です。
その努力の一つが、地域住民自らで行う「生コン舗装作業」(↓)
たくさんの疲労感と充実感を味わえるこの作業は、諸塚村が誇る「協働」の醍醐味です。
道路の開設・舗装は、諸塚村に住む人にとっては生活に直結する問題であり、村政座談会等の場に
出される要望も道路に関する項目が大半を占めています。
林業の作業道も、作業の効率化を図り、「林業」という産業の環境を良くするためには必要不可欠な
もので、結果的には森林の保全につながっているのだと思います。
人間の体に例えれば「血管」とも言える道路。
コストを重視する考え方も大事ですが、山間地域における世帯間を結ぶ生活道路や産業に欠かせな
い作業道に関しては、必ずしもコストの話だけで論ずることはできないと思うんですよね。
(↑ 作業道)
いつか来た道。
あしたへと続く道。
生きる道。
「道」という言葉は本当に奥深くて好きです。