諸塚メモリーズⅦ 「森林」
諸塚村の面積の約95パーセントを占める森林。
宅地や農用地はわずか1パーセント程度で、高台から諸塚を眺めると点在する集落が山の懐に抱か
れているかのように見えます。
一見、ハンディキャップのように思える山間地域ですが、諸塚村ではこの豊かな森林を育て、資源と
して活かしながら様々な取組みがなされています。
特に、二酸化炭素を吸収する森林の機能に着目した「J-VER制度」にいち早く取り組んでいる
ことは、諸塚村が森林活用の「先進村」であることを実感するきっかけになりました。
諸塚村を象徴する景色の1つ「モザイク林相」(↑)にも、森林とともに歩んできた諸塚村の産業の
歴史が刻まれているかのようで、素晴らしい自然の芸術作品を作り上げています。
『自分達で森林を守ってきた、そして、これからも守っていく。』
そんな諸塚村のプライドのようなものを垣間見ることが度々ありました。
長く続く林業の低迷、域外への山林売却が問題として取り上げられる中、諸塚村の森林を守っていく
上でこの"プライド"が大事な要素となってくるのではないでしょうか。
それにしましても、この素晴らしい景色には何度癒されたかわかりません。
吸収してくれるのは二酸化炭素だけではないのかもしれませんね!?
山よ!