2010年5月の記事
ねぇ、あんちゃん
今日のもろ会話講座。
諸塚村では、目上の女性に対して「○○姉(ねぇ)」、目上の男性に対して「○○あ
んちゃん」と呼ぶのをよく耳にします。
そのまま聞くと何の違和感も感じない呼び方なのですが、若い青年達が50~60歳代の方を「○○
あんちゃん」って呼んだり、職場で女性の先輩に「○子ねぇ、この件だけど・・。」と尋ねているのを聞く
と何だかとっても珍しく感じるんです、私的には。
世代毎の傾向もあるとは思いますが、この呼び方は親しみと敬意の表れなんだと思うんですよ
ね。
2~3歳年上の方に対して使われる言葉というよりは、むしろ人生の大先輩方に対して使われている
ことの方が多いような気がします。
神楽でお世話になった南川公民館内にも「あんちゃん」と呼ばれる方が多く、婦人部のベテランの中
に「○○ねぇ」がたくさんいらっしゃるように・・・・。
そして、人と人との距離が非常に近い諸塚村民同士ならではの言葉・会話だと思うんです。
私なんかが使うのはと~んでもない!、でも羨ましいといった感じがします。
私はと言えば・・・・・・、
村内には私より年が若い方がいるにもかかわらず、「あんちゃん」どころか「ばーりー」・「バルサン」
などと呼ぶ輩が続出する始末。。
まだまだ人生勉強と貫禄が足りないようです(笑)
でも、ありがとうございます。
やさしい気持ちで
仕事の打合せのため、村内の園芸施設・久保団地に行った時の事。
帰り際に生産者の方から呼び止められ、新鮮なスナップエンドウをいただきました!
一緒にいた3人のうち私を含めた2人は生産者の方と初対面。
もう一人は今年4月に和歌山から諸塚に嫁がれたばかりの方だったのですが、御厚意とぷりっぷり
のスナップエンドウにみんなで感嘆詞「嗚呼!」を連呼しました。
いただいたスナップエンドウは塩で茹で、諸塚産の「柚子マヨネーズ」をつけて実食したいと思いま
す。
ありがとうございました!!
そして、これは氷山の一角。
諸塚村では、このように皆さんの御厚意に甘えさせていただく機会が多いんですよね。
弁当を作っていただいたり、猪肉料理をごちそうになったり、風邪を引いたらしょうが湯を作ってきてい
ただいたり・・・・目に見える事ばかりしか表現できま せんが、 「心」を い ただいているような気がしま
す。
村中が、やさしい気持ちで♪
道のりは遠いですが、私もかくありたいです。
午後の釜茶
「全国茶品評会」への道は後編です。
午前中に八重(はえ)地区を出立した茶葉は釜の前茶工場へ入城。
そこには、村内やお隣椎葉村等で摘まれた各地の茶葉が集まり、最終形のお茶になるために待機し
ていました。
↑ 釜の前茶工場内部の様子
ところで、お茶はその製法の違いにより、日本茶の代表である煎茶や玄米茶・抹茶・玉露等の
「蒸し製」と、茶葉を炒って仕上げる「釜炒り製」に大別されるんです。
簡単に言うと、最初に茶葉を蒸すか炒るかの違いですね。
一般的には煎茶がシェア約85%を占める中、諸塚村で生産されるお茶は後者の釜炒り茶が大
半を占めているんですよ。
先日のエコツアー「諸塚でやま学校しよう」で作ったお茶も手作りの釜炒り茶でした。
そしてこの日の午後。
いよいよ釜茶に変身開始です!

まず最初に、茶葉を茶工場内のレールに乗せて高温で炒っていき、茶葉を炒った後は、茎や余分な
物を徹底的に取り除いていきます。
今回は品評会に出品することもあり、何度も何度もこの作業を繰り返しました。
横ではお茶担当M子さんの目が光っていたこともあり、今春一番の集中力で選別しましたよ。
釜炒り茶は炒った香りが特徴なんですよね。
この段階で既に香ばしいお茶の香りが工場内に漂い、気分的にもす~っとした感じになりました。
↑ 炒る作業が終わると、次は上記のマシーンで茶葉を強力に揉んでいきます。
今回は機械で茶もみん!
最後に乾燥したら諸塚産釜炒り茶が誕生!
全国茶品評会では、この諸塚の釜炒り茶が人々の心に残るようなお茶になることを願うばかりです。
出立の朝
村内の八重(はえ)地区にある茶園です。
そこでは、他の茶園よりもちょっぴり濃い緑色の茶葉が出立の朝を迎えていました。
諸塚村から「全国茶品評会」に出品予定の茶葉として。
ちょっぴり色が濃いのは、茶の香りや風味を良くするために直前まで色々と工夫をしていたことによる
もので、いわゆる品評会仕様といったところでしょうかね。
午前中、このお茶を丹精込めて作られた生産者の方と一緒にお茶摘み作業を行いました。
機械で丁寧に刈られた珠玉の茶葉達は、先日御紹介した「緑のふるさと協力隊」の夏目君の顔を押
しつぶしそうな勢いで袋の中へ。
この機械での刈り方にもコツみたいなものがあるようで、生産者の御夫婦によるあうんの呼吸を見せ
つけられちゃいました。
摘まれた茶葉は次々とネット(お輿)に入れられ、「お茶の大奥」と言っても過言ではない大量の茶葉
が集まる「釜の前(かまのまえ)茶工場」へと向かうのです。
生まれ育った八重地区を後にして・・・・・・・・しゅった~つ!!
↑ 八重地区からの眺め (向こう側に見えている山の中に釜の前茶工場があります。)
釜の前茶工場へは、産業課の「幾島」ことお茶担当のM子さん(↓)が同行。
ネットインした茶葉の品質が落ちないようすぐに冷房の効いた車内へ運ぶなど、
おいしい釜茶に仕 上げていくための鬼気迫る担当者魂(俗に言うガッツ)を見せてもら うことにな るのでした。。
↑ 「お茶姫」を熱血指導中!?
歩いていこう!
東京出張から帰ってきました。
なんだか今日は足のふくらはぎを中心に若干筋肉痛が・・・・・・・。
元々何かから逃げるかのように歩くスピードが速い私は、東京の地下鉄構内でも猛烈なスピードで歩
いてしまったようです。
諸塚村で暮らすようになってからというもの、以前よりも歩かなくなっているためか完全に運動不足状
態に突入している・・・・・・今回の出張で痛感しました。
これには私自身の「エクササイズしよう!」という意思の弱さなど様々な事情もあるのですが、地域間
の移動に車が欠かせないという山間地域の地理的な要因も大きいと思います。
それでも、住んでいる皆さんはすこぶるお元気な方ばかり!
培われた基礎体力の違いなのでしょうか・・・・・。
歩きの効能は体力面だけではないようです。
こちらの写真を御覧ください(↓)
たまに役場までの通勤路を歩きながら、ふと振り返ってみると、 車に乗っていると気付かないような
景 色や 美しい山の景色をじっくり見ることができます。
そして、我が家も見えます(どこでしょう?)
山間地域独特のいいものを自然と見逃して いるのでは!?と思う瞬間ですね。
WOO-歩いていこう!
これからはずっと。
・・・・・・・・・・・これまでもそう思う時が何回かありました。
今度こそ~!
(筋肉痛が治ったら。。。)
新参者
この春、諸塚村にニューフェイスが登場!
そのニューフェイスは茶葉袋の風圧で押しつぶされそうになっていますが・・・・・・、
地球緑化センターが派遣する「緑のふるさと協力隊」として、夏目涼太君(東京都
出身)が着任しました。
本村では第9代目の派遣隊員となる夏目君は、歴代OBと同様、諸塚村で1年間暮らしなが
ら、農林業をはじめ様々なボランティア活動を行っていくんです。
この「ふるさと協力隊」は、夏目君を含め全国各地に54名の協力隊員が派遣されていますよ。
新参者・・・・・・ではありますが、4月12日の着任から1ヶ月余り。
各地区では温かい歓迎を受け、中身の濃い諸塚村ライフを過ごしているようです。
初めて来た土地で暮らすという点では私と同じですので、分かり合える部分は共有しつつ、夏目君に
とっても素晴らしい1年間にしてもらいたいと思っています。
そんな夏目君が私と決定的に違うのは年齢!
歓迎会等で、周囲が生年月日を聞くたびに「昭和62年」というワードが耳に障ります(笑)。
よもや昭和60年代の人と一緒に仕事をする時が来るとは・・・・・・・・・・(これが現実でしょうか)。
しかし、新卒とは思えない落ち着きと人の観察力はお見事ですよ。
今後も様々な場面で登場すると思いますので以後お見知りおき願います。
私も今年度からこの「ふるさと協力隊」受入れの担当を任せていただくことになり、夏目君の活動計
画等を一緒に考えたりしています。
本日は、その担当者会議に出席するため東京にいます(前日から)。
担当者として、そして、夏目君と同じく中山間地域に派遣された者として、他地域の方々と有意義な
意見交換を行ってまいりたいと思います。
↑ 決意の春
何度でも
「やましぎの杜」で行われた昔ながらの釜茶づくり。
精一杯気持ちを込めて揉んだ後はひたすら乾燥作業を行っていきます。
揉んだ茶葉は上記のように広げ、下に仕込んだ木炭の熱でじわりじわり乾燥させていくんです。
そして、縁側で一晩寝かせます。
次の日。
再び木炭の熱を使って炒る作業を行い、いったん取り出しては炒り、取り出しては炒るという作業を
何度でも何度でも何度でも繰り返していく・・・・・・・・・・・・・・歌ってしまいそうでした。
この作業、見ているだけでも熱くなってくるんですよね。
大汗警報を察知してこの熱々の作業を回避すべく(!?)、私は仕上げを皆さんに託して竹取班へ移
籍。
竹取から帰ってきた頃には、辺りに香ばしいお茶の香りが漂っていました。
最後は袋詰めしてお持ち帰り!
商品として販売してもわからないような見栄えでしたよ。
こうやって手作業で釜茶を作ることによって、お茶ができるまでの工程がわかるとともに、昔の方の
苦労や楽しみなどが垣間見えたような気がしましたね。
そして、何よりも手作り釜茶には手作りの良さとおいしさがあることを知ることができました。
しばらく我が家は手作り釜茶を飲む日が続きそうです。
茶もみん
今日も緑色をお届けします。
場所は変わりまして、「やましぎの杜」の近くにある茶園です。
先日のエコツアー「諸塚でやま学校しよう!」では、このやましぎの杜で昔ながらの釜茶づくり
が行われたんです。
中尾地区の先輩宅では茶葉を機械で摘みましたが、このエコツアーではオール手摘み!
とても根気がいるんですよね。
おそらく、釣りと同様、お茶摘み好きに悪い人はいないと思いましたね。
茶葉も積もれば・・・・・といった感じで、各人が摘んだ茶葉が「かるい」の中をどんどん埋めていきまし
た。
いよいよ釜茶づくりです!
まずは、アツアツに熱した大きな鍋に摘んだ茶葉を入れ、じっくり炒っていきます。
次に、炒った茶葉を手で揉んでいきます(↓)
このお茶を揉む作業が大事な課程で、茶葉の形を整えるだけでなく揉めば揉むほど風味が出てくる
そうですよ。
でも、やはりこの作業にも根気がいるんですよね。
やる気が長続きしにくい私は、今年度から新しくツアー担当となったK太君とバトンタッチ。
知る人ぞ知る民謡「茶揉み唄」の中の1フレーズ・『なんだよ~なんだよっ♪』を横で唄いなが
ら精一杯エールを送らせていただきました。
・・・・・・と同時に、 必死にお茶を揉んでいる参加者の姿を見ながら、「あの勢いで自分の肩を揉んで
もらえたらいいだろうなぁ~」と自身の万年肩こりを憂いていたのでした。
さてこの釜茶づくり、果たしてうまくいったのでしょうか!?
つづく
Green days
疲れた時には緑色が落ち着きませんか。
眼精疲労がひどい私にとってこの新緑の季節の光景は目の保養になります。
5月に入り、村内各地で茶摘み作業が始まりました。
諸塚村は、椎茸やスギだけでなくお茶も基幹産業の一つなんですよ。
例年ですと村内にある各茶工場は連休中もフル稼働の状態らしいのですが、今年は天候不順のた
めか全体的に茶摘みの時期がいつもより遅いようですね。
そんな中、企画課時代の先輩宅でも茶摘みが行われるということで、緑色の海原が広がる中尾地区
の茶園にお手伝いに行ってきました。
手伝いと言いましても、茶摘み用の機械であっという間に茶葉を刈り取っていきますので比較的楽に
感じましたね。
この後、機械で刈りきれなかった部分は、みんなで手摘みしていきます。
この日、先輩宅には宮崎の高校に通う高校二年生になる娘さんが帰ってきていて、村内に住む親戚
の方も手伝いに来られていたのですが、家族みんなでお茶を摘む光景が何だかとても懐かしく感じま
した。
私自身、幼い頃にもっと祖父の手伝いに行っておけばよかったなぁ~と後悔もしつつ。
諸塚でのGreen days(別訳:青春時代!)は続きます。
続・竹取物語
竹取の翁による熱血指導を受けながら作成に携わった3本の竹。
その後、こうなりましたよ。
見事に焦げております。
これはあまりの私の不器用さに業を煮やした竹取の翁(B)が、ドラム缶に投げ入れたも
の・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ではなく、白いごは~んを炊いているんです。
竹の中に入れてご飯を炊くと、竹に含まれる甘味成分によって独特なおいしさが出るんですよね。
炊飯係の絶妙な水加減や、煙まみれになった炭おこし係(K)の努力の甲斐あってきれいに炊けてい
ました。
残った竹を使って、「しゃもじ」や竹の器まで作りましたよ。
食材はタケノコ、ご飯には竹の旨味成分がたっぷり、そして竹のお碗。
これはおいしくてたまランチ!!
さて、今回の竹づくしの料理は、先日行われたエコツアー「諸塚でやま学校しよう!」の
参加者の 皆さんで作ったん です。
山村の中にある素材を使って昔ながらの遊びや料理を体験するこのツアーも、 もうすぐ記念すべき
100 回目を迎えようとしています。
皆さんも是非一度体験してみませんか!? (今後のラインナップは~コチラ)
泣きそうになるような熱血指導ではありませんので御安心くださいね。
竹取物語
今は1週間前。
村内某所(やましぎの杜の近く)にも竹取の翁がおったんです。
マイナスイオンたっぷりの竹林の中で『ギコギコギーコ』・・・という音が響き渡ります。
↑ 翁
私が心の中で勝手に「翁」にしてしまった青年は、20代とは思えない程ののこぎり使いで大きな竹を
あっという間に切り倒していました。
竹が倒れる方向の読みもさすがで、出来ばえ点を加算したくなるほど!
(私はと言いますと、「かぐや姫がおるかもしれんから慎重に切ってよ~」と言いたい放題で傍観。)
おどおどと近づくと、竹の中には赤い物体が!!
・・・・・・・・・・・・・・・・・・って翁の軍手やんか~~い。
私の仕事はここからです。
この重~い竹を「やましぎの杜」まで担いで上がり、分割された竹の真ん中を「なた」等を使いながら
写真(↑)のように切り込むんです。
不器用な私は、うまく作れないとふてくされたり心が折れそうになったりもしましたが(笑)、妥協を許
さない翁による熱血指導を受けながら、3セットを完成させました。
たけたてかけた!
さて、この力作はこの後何に使われると思われますか~!?
(ヒント:潜水艦のおもちゃでもバズーカ砲でもありません。)
次回、お楽しみに!!
タケノコ争奪戦
春はタケノコ。
この季節になると、村内あちらこちらの竹林でニョキニョキと勢いよく生えていますよ。
またもや食べ物の話になってしまいますが、タケノコを天ぷらにして食べるととてもいい食感で、私の
大好物の一つになりつつあるんです。 (代償としてお腹はぷよぷよ。ゲームオーバー寸前・・・。)
さて先日、村長さんから、「タケノコをはじめ植物には『裏年』というものがある」という事を教え
ていただきました。
タケノコがたくさん生える年を「表」とすれば、その翌年は発生が少ない裏年になるそうで、昨年たくさ
んタケノコが生えた諸塚村内の多くの地域では今年がその裏年にあたるようです(全ての地域では
ありませんが)。
そういえば、今年は昨年に比べるとあまりタケノコを目にしないような気も・・・・・・・。
このような自然法則は今まで知らなかっただけに(私だけ!?)、大変勉強になりました~。
ところで、タケノコを食べたいと思うのは人間だけではありません。
イノシシ(猪)さんも大好物らしいんですよ。
しかも、写真(↑)のような生え始めたばかりのおいしいタケノコを狙い打ちするようで、諸塚村でも人
間と猪との仁義なきタケノコ争奪戦が繰り広げられている模様です。
ただでさえ裏年でタケノコが少ない年ですと、そりゃあイノシシさんも必死になりますよねぇ。
もし私が竹林でイノシシさんと遭遇したら、迷うことなく敵前逃亡いたしますが。。。
来年は「表」かな~!?
NABA天
指にトゲが刺さりながらも、せっかく採った「だらの芽」の天ぷらが食べられなかったあの日。
厨房には、みんなで採ってきた山菜のほか、地域の方が差し入れしてくださったなば(しいたけ)や
さつまいもが勢ぞろいしていました。
すぐに揚がる山菜類の前に、じっくり揚げる必要のあるなば(しいたけ)やさつまいもが先に入油。
変~身!開始です。
↑ ~変身中~
諸塚村で栽培された肉厚のなばは、「変身!」のかけ声と同時に純白の衣を身にまとい、やがてマリ
リンモンローの髪のような黄金色へと変わっていきます。 その間、約3分。
変身完了!
だらの芽の天ぷらも好きですが、この揚げたてのなばの天ぷらも歯ごたえがあって抜群のお
いしさなんですよね!もちろん、さつまいもも。
聞くところによれば、藤の花が咲く頃(4月末頃)のなばを「ふじこ」と呼ぶらしく、この時期になる
と生しいたけはシーズンオフ直前。
「しばしの見納めや~」と思い、つまみ食いをしようとした時にはシンデレラ(お仕事)。
こちらも、ニコニコしながらなばを揚げていた東京育ちのN君や残りのメンバーの胃の中に飛び込んで
いったのです・・・・・・・・・・やっぱり無念でございます!
それにしても、だらの芽をはじめ食材代をかけずして揚げたての天ぷらを食べることができるって、な
んて贅沢でありがたい環境なのでしょうか。
極楽。
山菜見分け委員会
山菜の宝庫・諸塚村の中に身を投じて2年目の私。
食べられる山菜として見分けがつくものは「よもぎ」のみ・・・・・・という情けなくてもったいない状況を
打破すべく、この春会員数1名の「山菜見分け委員会」を立ち上げました~。
・・・・と言いましても、私のターゲットは一つ。
「だらの芽」でございます!!!
(一般的には「タラの芽」と呼ばれますが、諸塚では「だら」という発音でよく耳にしますね。)
昨年の歓迎会シーズン中は、だらの芽の天ぷらをいただく機会が多く、揚げたてのだらの芽と
ビールの最強コンビが私の口の中で結成されていました。
だらの芽は山菜と聞いたので、最初は「わらび」や「ゼンマイ」のように地中から生えてくるイメージが
あったんです。
でも実は、木の芽なんですよね(↓) 知らなかった・・・・というより初めて食べました(恥)
話は今年に戻りましてある休日。
この「だらの芽」のなるタラノキ(↑)を見分けるべく、企画課の課長補佐に弟子入り志願し、この至宝を
探しに行ったんです。
初めは、「タコ」と「イカ」を間違える位の痛恨のミスを連発していましたが、
「作業道沿いで材木を引きずった後のような場所にタラノキが生えていることが多い」というポイントを
教わりながら、みんなが夕食で食べる量はゲットできました(↓)
ところが・・・・・・・・・、
「さぁ!天ぷら粉だぁ~!」と意気込んだ時にはシンデレラ。。
仕事の関係で帰らなければいけなくなってしまい、「私の」だらの芽はこの後残ったメンバーの胃の中
へ・・・・・・・・・・・・・・・無念でございます!!
☆だらの芽を採る際に、枝ごと切ってしまうと木が死んでしまうそうです。
山の貴重な財産とマナーを守っていきたいですね!
お祭り神社
そーれ、それそれ、お祭り・・・・・・・・・と思いきや、刀なんか振り回して穏やかではない光景ですね。
これは、5月4日に行われた飯干(いいぼし)神社の春祭りの様子。
ここでも、娘さん2人による壮絶な仇討ちの真っ最中でした(時差お許しを・・・・)。
村内3地区に伝わり、春祭りの際に披露される「団七踊り」です。
同じ団七踊りでも伝承者が違いますので、地区毎で若干異なるみたいですよ。
先日の立岩(たていわ)地区の場合は、境内にある大木を中心にサークルが描かれていましたが、
飯干バージョンは、お客さんを取り囲むような形で踊りが披露されるんです。
うっかり油断して笑いながら飲んでいたものなら、後ろから「きえェェェーー!!」って斬りかかられそう
な感じでしたね(笑)
このお祭りでも顔なじみの方々が、同じ館民の方に討ち取られていくのを目にしましたが、踊り終了
後は元のお祭りモードへ。
境内は見事に復活を遂げられた方々でいっぱいになりました。
昨年は雨だったこの祭りも今年は大快晴。
私にとって今春最後の祭りを楽しませていただきました。
今年は雨が多いように感じますが、休日だけはまさに御加護あり!の2010春でしたね。
お祭り神社にお招きいただいた各地区の皆様、どうもありがとうございました!!
〈次回予告〉 飯干神社の秋祭りは10月16日(土)の予定です。
若さでアタック!
アケボノツツジがまだ2~3分咲きの頃・・・・・・・。
登山口から足を進め、再び諸塚山登山をしてまいりました。
目的地の天候は晴れ。
自身「3度目の正直」となる諸塚山山頂アタックは、初の快晴の中で行うこととなったのです。
これまでも何回か登山には行ったものの、晴れの日の登山は富士山登頂以来5年ぶりでしたね。
そう言えば、新顔のメンバーの中に何となくおめでたい雰囲気をプンプン漂わせている人達(俗に言う
「晴れ男」)が何人かいたような気がします・・・。
諸塚山登山も3度目ともなると余裕のよっちゃん。
大汗警報が出ることもなく、周囲の景色を楽しみながら登ることができましたよ。
どんなアタック(90年代ネタ)を打っても拾ってくるリベロみたいな20代と競い合うように・・・・・(疲)
この日はかなり天気が良かったので、登る途中で大好きな阿蘇山(写真左)を拝み、山頂からは
太平洋側の行縢山(むかばきやま・写真右)や長崎県の雲仙岳までもがうっすらと見えました
よ。
過去2回の登山は曇りや霧雨でしたので、他にも3度目にして初めて見る景色ばかりでしたね。
↑ 山頂にて村民の方からよく見間違えられるメガネちゃん同士で。
そろそろ白黒つけようかな(笑)
比較的登りやすい登山コースと美しい自然・景色が見られる諸塚山は、子供から大人までが気楽に
楽しむことができるスポットだと思いますよ!
※登山日は前回ブログの林相観測日よりも前になります・・・・・・・。
林相観測~2010五月~
あっぱれGWの続編でございます。
諸塚山でアケボノツツジを堪能した私は、引き続き若者2人を引き連れて役場を目指すことにしまし
た。
帰路のコースとして選んだのは、「諸塚山スカイライン」。
諸塚村の真ん中を縦断し、七ツ山方面と家代(えしろ)方面の両方を見渡すことができる絶景のドライ
ブコースなんです。
コース上にテレビや携帯電話の鉄塔アンテナが建っているのが、その見晴らしの良さを物語っていま
す。
そして、この諸塚山スカイライン沿いには、以前当ブログで御紹介した猿越(さるごえ)公園もあ
りますので、この時期のモザイク林相をチェックしてきましたよっ。
「山が笑う」と云われる新緑の季節。
そこには、若々しい新緑の緑色と針葉樹の落ち着いた緑色とが織り交ざった素晴らしい景色が広が
っていました。
若い20代と気持ちだけは若~い30代が同乗している私の車内と同じような感じで・・・・・・・(爆)
広葉樹と針葉樹の壇ノ浦(合戦)や~!
・・・・・・・と、またしても舞い上がる気持ちを抑えながら、いつしかいつものたそがれ駐在員。
見えないモノを見ようとして!?しばらく林相観測。
「あと少し時期が遅かったらマムシが怖くて来れなかったかな・・・・・・」と冷静になってからは逃げる
ように車内に戻りましたが。。
紅葉の季節の林相が楽しみですね。
桃レンジャー
GWも晴天なり!
諸塚村も大変良いお天気に恵まれました。
そうなると、くどいようですがやっぱり春はアケボノツツジ!
しばし見納めとなるアケボノツツジを見るべく、連休中に若者2人を連れて再度諸塚山登山口に行っ
てきました~。 (いわゆるデジャブログ)
前回の写真(4月25日撮影)と見比べてみてください。
アケボノツツジの名所の中でも標高が高い諸塚山では、今シーズンの「大トリ」とばかりに桃色の花
が咲き誇っていましたよ。
まさに桃色のファンタジー!!
2人の若者を前に、舞い上がる気持ちを抑えるのに必死でしたね。
ただ、残念ながら若干ピークが過ぎてしまったのか、それとも天候不順によりうまく咲ききれなかった
のか、しぼんでいる部分も結構見かけました。。
一方で、まだ今から咲きそうだけど・・・・・・・・・そんな木もありました。
これまたいとをかし!
このアケボノツツジの木も貴重な樹木の一つ。
諸塚山でも、根などが踏みつけられて枯死しないよう、柵などを設けて人と自然との程よい距離感が
保たれるように努力されているんです。
この場所を訪れる私達一人一人が「桃レンジャー(管理人)」となって、この美しいアケボノツツジをい
つまでも大事に見守っていきたいですよね。
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