2010年2月の記事
チューボーですね!!!
(今度こそ)星3ついただきましたっ! ☆☆☆
おととい、村内の若い男性を対象とした、「男性料理教室」が開かれたのです!
私も若い男性(のつもり)ですので、メンバー入りは当然!という鉄の精神で臨みましたよ。
料理を教えていただいた先生は、諸塚村の食生活改善推進員の方々(3名)。
先生方も「念願でもあった若い男性との料理教室がやれて嬉しい!!」・・とのお言葉どおり力
のこもった熱血指導ぶりで、最初から気合いが入っている感じでしたね。
今回我々が挑戦したのは、「ぶり大根」をメインとして「ほうれん草の白和え」と「かきたま汁」、そ
して先生方が「日本人の基本!」と豪語された「ご飯」を加えた4品で、盛り沢山の献立となりまし
た。
(ほうれん草の白和え) (ぶり大根) (かきたま汁)
自分の場合は一人暮らし歴が長いこともあって料理は多少腕におぼえありってところですが、今回の
ぶり大根のような煮物や和え物の経験・スキルは乏しかったんです。
これから諸塚村で生活していく上でも、煮物メニューをマスターすればまさしくトリプルアクセルを身に
つけるようなもの!と意気込みながら三角巾と勝負エプロン(by100円ショップ)を装着。
さっそく調理室に突入して「ビストロもろっこ」形式により「A班」と「B班」に分かれ、先生方の星3つ
宣言をいただくべく熱湯開始です。
両班とも小学校の頃の家庭科授業みたいな雰囲気の中で楽しく調理していきました。
諸塚村の「若い男性」と一口に言っても多種多様なメンバー構成で、この日は独身だけではなく新
婚さんや若いお父さんも参加していましたよ(↑)
今後は素晴らしい家庭サービスが期待できそうですね。
あれ!?またしても自分が最年長?
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・約1時間半後。
「できたぁ~!!」でフィニッシュ。
両班とも素晴らしい夕食が出来上がりました!
(A班) (B班)
ご覧のとおり、ともに甲乙つけ難く、GOE(出来ばえ)なんて入る余地のない星3つ!の見事な仕上
がりでした~。
私も厚さ3cmの大根切りとかきたま汁の「とろみ」に心血を注ぎました。
みんなで配膳して実食。
(おいしくて)参りました!!自分達に。
何よりもみんなで食べるご飯っていいですよね。
ちなみに、今回のレシピはカロリー計算もしっかりされていてとても勉強になったんです。
27歳K太君による「うちらの世代は、多少のカロリーオーバーはそんなに影響ないからまだ大丈夫
ですね!」発言は、30代からすれば自分の立ち位置の解釈に困ったものですが(笑)
山間地域に限ったことではありませんが、実家と離れた独身男性が一人暮らしをする上でいくつかの
料理のレパートリーを持っていることは貴重な生活のツールになると思うんですよね。
特に、自給自足が進んでいる諸塚村では、料理のワザがあれば楽しみの一つにもなってくると思い
ます。ぶり大根はしし大根にも応用がききますし。
私が学生の頃所属していた部活内では、当時「料理ができる男ってポイント高いよね~」ってキャッチ
フレーズが流行したものですが、自分の場合はあんまり何でも自分でやりすぎると「結婚できない
男」になりかねませんね・・(笑)。
「ぶり大根が作れて悪いか!」な~んて言っちゃいそうです。
とにもかくにも、諸塚村で一人暮らしをする私にとっては大変ありがたい料理教室でした。
いつの日か我が家でぶり大根大会を開催したいと思います。
仮面舞踏会
がんばれニッポン!!!
バンクーバーオリンピックでの日本選手の活躍を願ってチョイスした1枚です。
ここ諸塚村では仮面舞踏会「南川神楽」が再登場!
先日の佐礼(され)神社での催事は、この神楽舞いを奉納するためだったんです。
夜を徹しての南川神楽が終わって2週間。
これから3月にかけては、南川の各地区ごと(梅の木・松原・佐礼・中尾・小払)で神楽が奉納され
ていくそうです。
各地区での神楽は夜通しではなく3番程を舞うのですが、今回は佐礼地区からオファーをいただき
「地割(じわり)」の舞いを奉納。
2週間経ちましたが、不思議と体が覚えていてリラックスして舞うことができましたよ。
まだそんなに経っていないのに妙に懐かしくも感じながら。
先日の南川神楽レポートで「一応」完結編としたのはこのためで、テレビドラマ業界に例えれば放映
中に続編や映画化が既に決まっていたようなものですね。
今回は屋内、そして日中の舞いでした~。
最初の写真で登場している面は「稲荷(いなり)」という面。
舞ってらっしゃる方の家に古くから伝わるものらしく、この面にもスピリチュアルびんびん物語の予感
が漂っていました(科学的な根拠はありませんが)。
神楽の面をつけた途端に独特な雰囲気になるため、ぱっと見た時に誰が舞っているのかわからない
ことがあるんですよね。
南川の方は動きとかを見てだいたいわかるようですよ。
私も面をつければ落ち着いた雰囲気が出せるものかなと思いましたが、おどおどして舞っていたらや
はり面をつけていてもわかるかもしれませんね・・・・・・。
神楽の面のように、冷静な中にも情熱的な人間を目指して頑張ろうと思います。
さて、
佐礼(され)地区は来年の南川神楽の開催予定地。
今年の舞台・松原地区からは約3㎞離れた地域になるんです。
ちょうどバンクーバーオリンピックの1年前、フィギュアスケートの四大陸選手権がバンクーバーで
開催されたように、今回はいい前哨神楽となりました。
来年の開催予定地で早くも舞えたことで気持ちは次を向き始めたところです。
鬼に笑われそうですが、1年前の今頃を考えるとここからの1年ってあっという間なんだろうな~と思
ってしまいますね。
↑ 佐礼地区からの眺め(山を越えれば宇納間のお地蔵さんに会えますよ~)
ご覧のとおり(↑)、来年、この地でも寒さとお酒との戦いが予想されます。
鍵を握るのはSP(少な目のプリン体)といったところでしょうか!?
がんばれニッポン!!!
スピリチュアルなのがお好き
・・・・・・・というわけではないのですが、
快晴の日曜日に、とある用事で村内南川公民館(地区)内にある佐礼(され)神社に行ってきま
した~。
歴史を感じさせる鳥居をくぐると、竹林の中に1本の道。
ちょっと厳かな雰囲気が漂うその向こう側からは篤姫と幾島が歩いてきそうな感じです(ないない!)
奥に進んでいくと社が登場。
この日は年に2回しかない開廟の日だったので、社の中にも入らせていただいてしめ縄やお神酒を
取替えました。
この日の私というと、相も変わらずバンクーバーオリンピックの某種目の事をはじめたくさんの考え事
をしていたのですが、神社の敷地内に入ると不思議と雑念が少なくなった気が・・!?
焼酎を飲んでいたから睡魔が襲ったという見方もありますが、それとはちょっと違う感じですね。
元々静かな地域ではあるけれども、神社の敷地内は空気がとても澄んでいて、鳥の鳴き声も聞こえ
ず、季節は冬なのに新緑の季節のような清々しい感じがしたんです。
↑ こんな感じ。
一種の森林セラピー効果だと思うのですが、神社の敷地内ということもあり、これまたしつこくあやか
って「清めたまえ~」と必死で念じました。
「みそぎ」完了です。
さらに、この社の側には巨大なモミの木が!!
あまりの大きさに感動し、大河ドラマ「利家とまつ」(2002年)のオープニングみたいに木に抱きつい
て大きさを体感してみようとも考えましたが、一人でやると虚しくなるような大きなリスクを感じて回避
したところです。。
諸塚村では、ほとんどの地域にこのような小さい神社があり、側に巨樹がそびえ立っている所も少な
くないんです。
かつては地域の信仰の象徴として、集落ごとに神社があったのではないかと思われます。
木々の間から差し込んだ木漏れ日も素晴らしかったです。
太陽拳もかわせます。
わずか1時間程でしたが、心身ともにかなりリフレッシュすることができました。
こんな感じで心が落ち着けるスポットがたくさんありますので、諸塚村全体がスピリチュアルビレッジ
ってとこでしょうか・・・・。
科学的根拠はありませんが。
そういえば、先日友人から青森県の「イタコツアー」なるものの存在を教えてもらったんです。
かなり飛びつきそうになりましたが、当面はいろんな意味でスピリチュアルな諸塚村の中でしっかりと
自分を磨いていこうと決意し今回は見送りました。
むしろ今の私に必要なのは「座禅ツアー」かと・・・・・・。
というわけで、冒頭陳述のとおり私は三度の飯よりもスピリチュアル好き!・・・ってわけではないん
です(朝の星座占いは意外と気にしてますが・・・・・・・)。
この日もちゃんとした目的と使命(指名)があって佐礼神社に行ったんですよ。
そのお話は、また次回に!!
しいたけ物語 第4回「祭りだワッショイ!」
【前回までのあらすじ】
第4回 祭りだワッショイ!
お久しぶりですね。
これまでは神楽モードだったためなかなか話が進みませんでしたが、この物語はまだまだ終わって
いませんよ~。
果てしなく続くストーリーですから。
この物語もドラマで言うところの中盤の佳境に入らせるべく、しいたけの魅力をどんどん紹介させてい
ただきますね。
おっと!
よくよく考えれば2010年最初のしいたけ物語。
数年前の朝ドラでは由布岳さん(大分県出身)もちゃんと御挨拶していましたので、当物語の主人公
であるしいたけさんからも遅ればせながら新年の御挨拶を。
・・・・・・・・といきたいところですが、さすがに旧暦の正月も過ぎているため、挨拶に代えて「しいた
けの門松(↓)」を御紹介させていただきますね。
(椎茸原木で作った門松)
上記の門松は村内の椎茸生産者の方が正月に作られたもので、東国原知事が商店街の激励に来
られた際にも飾っていただいたんです。
椎茸原木を門松にするという発想が素晴らしいですよね~。
椎茸栽培が盛んな諸塚村ならではの門松だと思います。
原木から勢いよく生えた椎茸を見ると、年頭から何だか縁起がいいような感じがしたものです。
さてさてそんな椎茸ですが、ここ諸塚村では椎茸シーズン真っ盛り!
村内の至る所でにょきにょきと発生する季節に突入しているんです。
まさに、ウィンタースポーツならぬウィンターフード。
バンクーバーオリンピックも盛り上がっているところですが、しいたけの祭典もついに開幕ですよ!!
その祭典はしいたけ祭り!
そして、会場は、宮崎市にある諸塚のアンテナショップ「ふるさと物産館 海幸・山幸」
諸塚村で生まれ育った椎茸を中心に、諸塚村の特産品や野菜がオリンピック並みに勢揃い。
皆さんを元気にするべく待っています!!
私も、できることならしいたけを手に持ちながら最高のスパイラルでPRしたかったのですが、またして
も仕事です・・・・・(当然ですが)。
祭りは本日2月19日の1日限り!
シーズン到来を祝してのしいたけ祭りは、雨が降ってもヤリが降っても開催されますので、近くにお住
まいの方は是非足をお運びください。
詳しくはコチラ(→) しいたけ祭り情報
※海幸・山幸では、本日以外でも諸塚村の椎茸をはじめ宮崎市や延岡市北浦の新鮮な特産品が揃
っておりますので、いつでも気軽にお立ち寄りくださいね。
それではまた次回、お楽しみに!
柚子、コショウ
本邦初公開!
味噌汁作っちゃいました~(なば入り!)
※別途調理した主なメニューについては非公開とさせていただきます。
味噌汁の隣にあるオレンジ色の調味料。
これ何だと思われますか~!?
もちろんオレンジジュースではありませんよ~。
これは最近マイブームの柚子胡椒(ゆずごしょう)!
神楽シーズンにかの「2時の松原」でいただいた自家製のものなんです。
柚子胡椒と言えば、宮崎名物「地鶏のもも焼き」を食べる際のアクセント調味料としてよく口にします
が、諸塚村で私が初めて体験した柚子胡椒の使い方があるんですよ。
味噌汁に入れるんです!!
諸塚に来てからというもの、宿泊先や飲食店で柚子胡椒を味噌汁に入れて食する機会が多いんで
すよね。
(あれ?別に珍しくないでしょうか・・・?)
私にとっては、イナバウワーを初めて見た時くらい衝撃的でした。
しかし!
この柚子胡椒入りの味噌汁、かなりめちゃイケなんですよ。
しかも、松原でいただいた自家製柚子胡椒は超激辛で、頭の毛穴が開いていく感じが爽快なんです
よ~。(ある後輩曰く、頭の毛穴が開くのを実感するのは大人の階段を昇った証拠だとか・・・・。)
神楽練習の終盤には、調味料としてではなく、一種の耐久レースみたいな感じで直接口に入れる自
爆光景を数多く目にしたものです。。。
最初は驚きましたが、柚子とコショウ(唐辛子)という絶妙なコンビネーション調味料を一度食すると、
普通の味噌汁では物足りなさを感じてしまうんですよね。
この日、いつものように味噌汁に柚子胡椒を投入。
(柚子胡椒の投入量が多いことに気づいて味噌汁の量を増量・・・・。)
おいしかったです!
一人暮らしも長くなるとだんだんと「おふくろの味」に近づいている感じですね。
こちら(↑)は村内の婦人加工グループが商品化した柚子胡椒。
(柚子胡椒の組体操や~~)
ここ諸塚村でも柚子胡椒の生産が盛んで、今やどこに行っても目にするメジャー調味料なんですよ
ね。
黄色のものは超激辛だそうですよ。
最近では、ありとあらゆる料理のアクセントとして柚子胡椒を投入しています。
(うどんやラーメンにも)
クセになる感じですね。
私も柚子胡椒のような人生のアクセントを得るべく前向きに!
地域のダイヤモンド
週末、村内にある荒谷小学校へ。
全校生徒14人と荒川保育所の6人による学習発表会をこの目にしっかりと焼き付けるべく行
ってきました~。
将来の予行練習も兼ねて保護者の気分で(爆)
荒谷小学校に行くのは秋の運動会以来。
南川秋祭りや神楽を通じて私もだいぶ子供さん達の顔を覚えてきたんですよ。
むしろ子供の方が私を覚えてくれていて、秋祭りでやったあるお笑いユニットの余興がディープなイン
パクトを与えたのか「寺原さん、今日はパソコン持ってないと!?」と聞かれる始末です。
(子供への影響力の強さを思い知り反省、反省。。)
この「学習発表会」では、劇や音楽をやりながら算数の計算をするなど、日頃の学習成果の発表もバ
ッチリ!
中学年による社会科発表「都道府県のはてまでイッテQ」では、「へぇボタン」を持参していれば
連打で押しまくりそうになるくらいの徹底したリサーチと、素晴らしいプレゼンテーション能力を見せて
いただきました。
ナイス!プレゼン。
自分もあんな風に堂々と楽しく話さないとなぁ・・・・・・・・・
と、こちらが学習させてもらった感じですね。
他にも、保育園児によるかわいらしい親子共演や、
高学年のパフォーマンス付きの音楽劇など見応え十分の学習発表会でした。
また、お母さん方を中心とした保護者による演奏も披露され、最後は全員で演奏に合わせて大合
唱。
素晴らしかったです!
最近涙腺がゆるいもんですからこういうのを見せられると大変です(笑)
荒谷小学校のイベントに参加するといつも胸を打つものがあるんですよね。
荒谷小学校と荒川保育所のお子さんは決して多い人数とは言えませんが、一人一人がとても個性
的で、そして優しいんです。
時にその個性は、「あの親御さんのDNAを受け継いでいるわけね~^^」と納得のがってんボタンを押
したくなるほどですね。いろんな意味で・・・・。
ところで、荒谷小学校の周辺には次のような看板があるんです。
まさにこのとおりで、今回もご両親からおじいちゃん、おばあちゃんまで地域のみんながこのダイヤモ
ンドのような個性を温かい目で見守っていたんですよね。
ここに小学校・保育所があることによって、地域の方がこうやって集まり子供達一人一人の個性を大
事に育てている環境は、やがて地域にとっての大きな財産につながっていくのではないか・・・・・と
考えることがあります。
子供が残る残らないという話ではなく、地域に対する想い・感謝という意味において・・・・。
廃校となった立岩小学校でも思いましたが、中山間地域における「学校」は、地域の活力という側面
からもとても大事な役割を担っているような気がしますね。
上手く言えないけれど、ダイヤモンド鉱山です。
祭りのあと ~南川神楽(一応)完結編~
1週間にわたりお送りしてきた南川神楽レポート。
本日、一応完結編です^^
前日の舞い入れから夜を徹して奉納された神楽も、午前10時前後には全ての舞いが終わりました。
この後は、御高屋を取り壊して片付け、そして「じょうじ(浄事?成事?)上げ」と呼ばれる打ち上げが
始まるんです。
わずか1時間程で元の松原に戻り、ついさっきまで神楽が舞われていたのが信じられない感じでした
ね。
↑ 御高屋撤去後の松原ストリート。
神楽が終わった後、昼下がりの松原ストリートを見てしみじみ。
せつない胸に風が吹くような感じでした・・・・
・・・・・と余韻に浸る間もなく怒濤の"じょうじ上げ"(打ち上げ)へ。
ほとんど寝ていない状態でのアルコール摂取(しかも鬼門の日本酒)には、忘年会以来の撃沈を覚
悟しましたが、失敗は繰り返さないぞ!!!という鋼の精神で臨みました(笑)。
「じょうじ上げ」が落ち着くと、今度は松原地区の各家を1軒1軒回っていくんです。
ここまで来ると、糸の切れた凧。
「このまま太平洋でも金峰山(熊本市)でもいいから飛んでいけ~」的な感じになってしまい・・・・・・。
目が覚めたら21時30分。。。
一瞬焦った後、結局は最後の最後まで常宿・松村邸にお世話になることになりました。
さすがにこの日は「2時の松原」まで突き進む余力はなく・・・・・・・ちょっとラーメンを食べて二度目の
爆睡に突入することになりましたが。
この爆睡の直前。
駐車場に寝具を取りに行った際(用意周到^^;)、松原の空には満天の星空が!!!
それを見て「あ~もう松原でこんなにどっぷり神楽をすることはないんだなぁ~」・・・とまたもやしみじ
みモード。
それほど充実した1ヶ月間でしたね^^
今回自分と一緒に参加した田邉君も、ボランティア時代に舞ってから以降は毎年神楽の時期に東京
から帰ってきたらしいのですが、その気持ちが少しわかるような気がしました。
来年の神楽の舞台は佐礼(され)地区(予定)。
果たしてどんなドラマが待っているのかを楽しみにしながら、次のステップを踏み出そうと思います。
またお会いしましょう!!
(↑ 松原からの眺め)
翌朝、思い出の詰まった松原を後に自宅に向かったのでした。
M´s Children ~南川神楽~
戸下神楽と同じく、南川の子供たちも神楽では大活躍でした!
深夜3時頃に元気いっぱいの4人組が登場。
ホロロ!の掛け声とともに素晴らしい「子供神楽」の披露です。
この圧巻の舞いを何としてでも激写しようとカメラを構えていたのですが・・・・・・・・・、
動きが速い!!
たぶん、今この子達と鬼ごっこしたら動悸・息切れは確実だな・・・と思ったくらいです(笑)
手ブレ写真だらけでしたので、前日に撮った御高屋完成後の練習中の写真でご紹介!(この写
真も手ブレですが・・・。)
さて、南川チルドレンの活躍は子供神楽だけではないんですよ~。
南川神楽の中では大神宮(天照大神)が2回登場するのですが、この大役は子供が務めま
す!
最初の登場は「舞い入れ」の時。
↑ 最初の大神宮役は、中原葉津樹(はづき)くん・小4。
普段はとても人なつっこいお子さんなんですが、大神宮の面をつけると別人みたいに貫禄が!
大役を務めた後はこの表情です^^
諸塚村消防本部長もすっかりお父さんの顔でした~。
そして、次の大神宮の登場は日の出頃の時間帯で、神楽奉納のクライマックスの場面なんです。
ぴ~ひょこ面とも呼ばれる大神宮役を務めるのは就学前後のお子さんらしいのですが、面や御高屋
の独特な雰囲気のためか、当然予期せぬハプニングはつきもののようです。
この日も直前まで大神宮が登場しません・・・・・・・。
↑ そんな中、このクライマックスの大役に抜擢されたのは中田一颯(いっさ)くん・小1
一颯くんは2回目のぴ~ひょこ面だったらしく、堂々としたものでした。
屏風が開くと・・・・・・、
↑ 天照大神が!!
屏風に囲まれた天照大神が手を引かれながら登場するシーンは、理由もなくジ~ンとくる場面なんで
すよね。
なんでだろう!?って思ってしまいます。
このぴ~ひょこ面は誰でもできるわけではないし、その時の気分やコンディションなどにも大きく左右
されるので、就学前のお子さんがピークを合わせるのはなかなか大変だろうな~・・・と感じました。
だからこそ感動的な場面でもありますね。
南川チルドレンの中には、この大神宮の候補生がまだまだ控えているんですよ。
来年は誰がやるのか楽しみです^^
↑ 松原の最年少ゆっくんも将来の大神宮候補生!?(頑張ってね~)
先日も触れましたが、南川で育った子供たちは小さい頃からこのように神楽に携わり、太鼓の音を
聴いてきているからこそ、高校生になって村外に行っても神楽には帰ってくるし、太鼓の音を聴けば
自然と足の動きができたりするのではないかと思うんですよね。
私の出身地・都農町にも、8月に一の宮神社の夏祭りがありますが、この時期になるとお盆より優先
して帰ってくる人もいるし、太鼓台の太鼓や笛の音を聴くと不思議な懐かしさを感じるのと一緒かなと
思います。
そういった人を呼び戻す何かを持っていることは地域にとっての強みだと思いますね。
↑ 子供神楽練習後のおつカレー!(神楽前日)
大人は別メニューだったのですが、人懐っこいみんなに手を引かれて自分も食べちゃいました^^;
いつか将来、成長した南川チルドレンの誰かが神楽を舞っている姿を見れる日を楽しみにしていま
す!
(それまで元気でいよっと^^)
舞いレボリューション ~南川神楽~
神楽は続くよどこまでも。
南川神楽当日レポート3日目は御高屋(みこや)での神楽奉納白書。
先日ご紹介した「舞い入れ」後、御高屋の中で新人からベテラン、そして子供までが夜を徹して神楽
を舞いました~~~。
南川秋祭りの際に当地区の婦人部が見せつけた「南川ガールズコレクション2009」に勝るとも劣ら
ない「南川ボーイズコレクション」が繰り広げられ、華やかで見事な神楽舞いが次々と奉納されて
いきましたよ。
それでは、以下ダイジェスト版で!
↑ 若手4人による神楽の基本「地割(じわり)<上>」の舞い。
夕日が神々しさを演出してますね。
↑ 引き続き中堅組4人による「地割<下>)」。
舞いに堅さがなく、楽しんで舞っている感じを受けて勉強になりました~。
神楽練習の期間中はこの中堅の皆さんから温かく御指導いただいたんです。
↑ 夜に入り、神楽が進むにつれ超ベテラン陣が登場。
私のような新米には上手く言えませんが、ベテランの方々の舞いは無駄な動きがなく、ふわ~っと
した余裕の中にもどこかがっちりとした舞いをしているように見えました。
いろんな神々もどんどん登場してきましたよっ。
↑ あ、目が合った。
↑ あ、また目が合った。 目と目で通じ合う!?
↑ 朝方には「火の神」の舞い。
この舞いの後、写真の皆さんは「かまど」がある家を拝みに回るのですが、神楽が終わる頃になっ
ても戻ってこないことは業界で有名な話デス。
そして・・・・・・・、
少し時間を戻して午前5時頃、私も「牛頭天(ごずてん)<上>」の舞いで神楽デビューさせて
いただきました~(↓)
写真提供:木村陽之助君 (Thanks!)
本番は御高屋の中の独特の雰囲気にかなり緊張。。。。そしてドン舞い^^;
しかしです!
子供神楽も終わって眠気がピークになる時間帯にもかかわらず、御高屋の周りには青年仲間や先輩
方が張りついてゲキ(声援)飛ばし!
そして、隣接する神楽宿では他の舞い手の皆さんが私の舞いを見届けてくれていたんですよ。
さらに、宮崎からは事務局(中山間・地域対策室)の皆さんが中山間盛り上げ隊と深夜ドライブ組に
分かれて応援に駆けつけてくれました~!
おかげさまで次第に笑顔で舞えるように^^
南川青年会長・山本くんの「あんなに牛頭天を盛り上げることはなかなかないですよ~(笑)」という
コメントに、何だかとても感激しました(よっ、特産人!)。
すこぶる寒い中、皆さん本当にありがとうございました!!
ドン舞い状態ではありましたが、本当に貴重な経験だったと思います。
未知の分野であった神楽への挑戦を通じて、自分の中で今までには味わったことのない革命的な
何かを感じましたね。
「鬼門」のハイタッチも連発したし(笑)。
わかり始めた舞いレボリューションってとこでしょうか・・・・・。
さて、
南川神楽は比較的舞い手の方が多いんです。
地区の方だけでなく、今でも神楽の時期になると村内外で暮らす南川の出身者が集結するのです
が、こういうところにも神楽のもつ求心力や特別な想いのようなものを感じましたね。
聞くところによると、以前は南川の方であっても舞い手が多くてなかなか舞う機会がなく、村外の方
が舞うことはまずなかったそうなんです。
4月に諸塚村に帰ってきた田邉君が数年前のボランティア時代に舞ったのも当時は異例のことだった
ようで、こうして自分もまた今回舞わせていただいたことは、大変革命的なことだったのではないか
と思うんですよね。
このように思い切って役割を与えていただいた南川神楽保存会の皆さんに感謝でいっぱいですし、今
後とも一人のファンとして南川神楽を応援していきたいと思います!!
松原一昼城 ~南川神楽~
南川神楽の前日の話
・・・・・・・・・・・に戻っちゃいます。
この日、休暇を取って御高屋(みこや)建ての作業に向かったんです。
御高屋は神楽奉納の舞台となる建物小屋で、諸塚村神楽の一つの特徴となっています。
南川のほとんどの地区では、地区のコミュニティセンターの建物につなげて建てられるそうですが、
松原地区の場合は、民家の甲斐さん宅に御高屋を建てたんですよ。
普段はのどかな雰囲気の松原ストリート。
この道の上で、まさにこれから国際宇宙ステーションばりのドッキングが始まろうとしていました。
金粉入りのお酒を神様に捧げた後、いよいよ作業開始です。
作業開始からあっという間に柱が建ち、基礎ができていきました。
基礎と柱の次は屋根つくりです。
笹竹で屋根を葺いていきました。
昼過ぎにはもう完成間近!
この段階の御高屋内部はこんな感じです。
はるか遠くに美郷町や日向方面の山々が見えて最高の眺めでしたよっ。
将来はこんな感じの建物を建てて中心に露天風呂みたいなものを作り、1日中の~んびり過ごすの
もありかな~・・・・・・・といつもの妄想。
神楽当日の朝に残りの飾り付けをし、しめ縄を張ってついに神聖な畳のリンクが完成!!
わずか1日でこのような立派な御高屋ができることには戸下神楽の時から感心しています。
・・・・・と書くとまるで自分は何もしてなかったようになっちゃいますが、屋根に上る以外のことはだい
たいさせていただきましたよ。
不器用ですから^^
完成した御高屋は、まさに豊臣秀吉の墨俣一夜城ならぬ松原一昼城って感じでしたね~。
もっとも今の時代攻めてくるような人はいませんので堂々と建てられるのですが・・・。
おそらく一番驚いたのは小学校・保育所から帰ってきた子供達ではないでしょうか^^
こんなに早く建てられるのは、南川の方々がこれまでに蓄積した築城もとい御高屋建てのノウハウ
と、神楽に向けた地域の団結力が成せるものなのだと感じました。
そうでなければ、平日にもかかわらずこんなに早く建てるのは大変です。。
さて、この木なんの木か覚えてらっしゃいますか?(↓)
神楽モードに突入したばかりの頃に、私が猪の罠におびえながら伐採を見学した時の「しいの木」
です。
神の木とされるこの木は、上記御高屋の四方の柱としてしっかりと支えていますよ。
されど切ったのは神の木。
神楽奉納の真夜中に登場する「三荒神(さんこうじん)」からしてみれば、勝手に伐採することは
「もっての外!」らしく、これを許していただかないことには自分の幸せは遠のくばかり!
ここは神楽界の交渉人・神主さんの巧みな説得に委ねるしかありませんでした。
青年団のうどん販売が一段落して常宿松村邸で飲んでいた私も、三荒神が登場したと聞くや否や御
高屋へダッシュ!
三荒神と神主さんとの問答の様子を、星飛雄馬のお姉さんのような気持ちで見守っていました。
↑ 神主さんが三荒神を説得中。
長時間に及ぶ問答の末、三荒神と神主は仲直り。
人間と同じで、時間をかけてゆっくり話し合えばいつかは解かり合える・・・・
神楽の中の話はそんなふうに日常の様々な出来事に通じるものがあるのではないか・・・とこの場面
を振り返りながら深読みしちゃいました。
とにもかくにも、今回はお許しいただけたものと思っております。
神の木伐採立会により同罪だった私もこれで心おきなく飲めると思った時、いつもの午前2時へのカ
ウントダウンが始まっていたのでした。。
神楽時差の調整のため、今宵はここまでに致しとうございまする。
ウェルかみ ~南川神楽~
先週末の戸下神楽に引き続き魅せられました!舞いました!!飲みました!!!
諸塚村の神楽2ndステージ南川(みなみがわ)神楽。
準備作業のため5日から現地入りし、本日の朝久々の帰宅だったのですが、
この3日間、そして練習開始(1月8日)からの1ヶ月間は、また一つ人生のよき思い出となる充実し
た日々を過ごさせていただきました~。
おかげで何だか今日は力が抜けてしまい、朝から顔が「こげぱん」あるいは「口をパクパクしている金
魚」のような状態でしたね。
「喝だよ!そんなの」って言われちゃいそうですが・・・・。
私をそんな状態にした南川神楽の模様を今日からねっとりじっくりしつこくお伝えしていきますよ!
以前から御紹介しておりますが、今回の南川神楽の舞台となったのは南川公民館内の松原地区。
「2時(虹)の松原」発言以降、この言葉がすさまじい感染力をみせており、南川地区内では月間流
行語大賞をいただけそうな勢い!?かもです。
この松原地区での開催は実に4年ぶり。
南川神楽は、南川公民館内の5つの地区(梅の木・松原・佐礼・中尾・小払)で毎年回しながら
舞われているんです。
(※以前は順番でやっていたわけではないそうです)
4年ぶりということは前回の松原地区での神楽はトリノオリンピックの年だったんですね~。
自分の場合は、4年前はまだギリギリ20代で青春まっしぐらの時期でしたから(今も青春のつも
り!)、今回の松原地区開催がいかに久々でビッグイベントなのかがわかるような気がします。
そんなビッグイベントの南川神楽当日は「舞い入れ」から始まりました。
↑ 舞い入れの様子
近くの神社敷地から神楽舞台となる「御高屋(みこや)」まで全員で舞いながら向かうのですが、こ
の舞い入れでは、この後の神楽奉納でも登場しない「面」も含めて全ての面がフル登場する荘厳で
華やかなシーンなんですよ。
ちなみに、神楽で使用する面は各家に先祖代々に伝わるもので、日頃は各家で保管されている個々
の面がこの神楽の時だけ勢揃いするそうなんです。
家宝みたいなものですね。
↑ 貴重な瞬間でしたので、勢揃いして同窓会中のイケ面たちを激写させていただきました~。
ウリィィィって声が出たりして・・・・^^;
この舞い入れの際の役割は、神楽奉納の舞いとは別で最後の練習日に発表され、自分も役割をい
ただいたんですよ。
今回は~、太鼓もち!
新人さんが与えてもらうことが多い役割らしいのですが、一緒に舞い入れにまで参加させていただい
て光栄でした。
しかも滅多にしないような飾り付けまで太鼓に施してもらうという「特別仕様」でいざ出発!
↑ 最近、自分に対して執拗に若さを主張する田邉君(後方)には竹の重たい方を担がせて(笑)
この舞い入れ行列の中には、二頭のしし頭もいたのですが、この二頭の暴れっぷりはすさまじ
い!
幼児を見つけるとパクパク噛みつきにいき、松原一帯は泣き声の嵐・嵐・総うぇ~(><)
あの瞬間だけで1リットルの涙越えは確実だったと思われます^^
子供達をたちまち恐怖のどん底に突き落としたしし頭の正体は知っていますが、健康で幸せに育つ
ようにという一心での所業だった(!?)のだと信じたいものです。
でもあれだけ噛まれれば、きっと御利益があると思いますよ~。
・・・・・・とまぁ色んな光景が見られました。
そんな中、太鼓を担ぎながら私の印象に残った光景は、華やかな舞い手だけではなくこの大行列を
温かく迎えてくれた方々なんです。
一目舞い入れを見ようと一行と同じくらいの老若男女が見学。
地域の求心力としての神楽の魅力を感じ、早くもじ~んとモードに突入しそうでした。
世代を超えてつながっていけるもの
・・・・というのが今回の神楽を通じて私が感じてきたもので、この舞い入れの最中も目には見えない
一体感をそこに感じました。
こうして神々をお迎えした南川神楽もついに開幕。
この後、夜を徹しての神楽奉納が始まったわけですが、腱鞘炎の回避と睡眠不足の解消を図るため
今宵はここまでに致しとうございまする。
アンテナ増量中!!!!!
先日、実家のある都農町へ滞在時間約3時間の強行帰省。
夕食の食材の買出しに町内屈指のスーパー「パントリーけいすけ」に行き、いつものように第1コー
ナーにさしかかろうとした時、どこかで見たような商品が!!
なんと諸塚村の婦人加工グループの商品が売られていたんです。
大きな旗と加工グループの皆さんの写真付きで。
(↑ やかた婦人の「椎茸ドレッシング」など)
よもや自分の故郷で諸塚村の商品を見ることになろうとは・・・・と一瞬感慨深げに見つめた後、
店員さんに撮影交渉。
なかなかスーパーで写真なんか撮らない上に、いつもの挙動不審さが若干加点されたため、後から
来たお客さんの関心を誘うちょっとした"さくら"状態。
すこ~しだけ見えにくくなっていた諸塚村ののぼり旗を目立つようにさせてもらっちゃいましたよ。
こうなると、今諸塚村に住んでいるだけに、「お前が売り込んだのか!?」とか「諸塚村の刺客?」と
か様々な憶測が飛び交いそうですがと~んでもない。
諸塚村には素晴らしい営業マンがいらっしゃるんですよ!
今回の仕掛人は、諸塚村にある物産のアンテナ基地局「もろっこはうす」。
↑ 物産の基地局 もろっこはうす
なんでも、もろっこはうすの方がけいすけ関係者と知り合いらしく、婦人加工グループの商品を店内に
置いていただけるようになったそうです。
↑ パントリーけいすけ(都農町)
ナイス!もろっこはうす。
ナイス!フジンの力
ナイス!けいすけ・・・・・・とトリプルナイスな感じがしました。私的には。
これで、宮崎市にある「ふるさと物産館 海幸・山幸」だけでなく、故郷でも諸塚村の商品が
入手可能に。
やっぱりご縁があるんですね^^
村内でエリア拡大中の携帯電話と同じように、どこにいても諸塚村が感じられるような物産アンテナ
が増量中です。
諸塚に帰ってこのことを企画課の特産品担当K喜先輩に報告。
先輩からは「今諸塚村に住んでいることを伏せた上で商品の好評ぶりをPR」という特命が(笑)
このミッションを達成するため、近日中に極秘帰省をしなければ^^
アナザーストーリー ~戸下神楽完結編~
今回は戸下神楽の準備作業をクローズアップ。
戸下地区では前日から御高屋(みこや)建てや神楽に使う道具作り、装飾等の準備が行われていま
した。
私も可能な限り手伝わせてもらおうと馳せ参じたのですが・・・・・、基本的に不器用なんです。。
南川秋祭りの劇で小道具を作った際も、まっすぐ打ち込んでいるつもりの釘が側面から出てきたりす
る始末・・・・・。
今回に限らず、村内でイベントがある際はいつも「不器用ですから・・・」と言って紐の結び方とかを
教わっているんですよね~。
でもこのセリフ。
自分が言うと渋くも何ともない単なる逃げゼリフになっちゃいますが・・・・・・。
ですから、自分にできそうなことを地道にやってみようじゃないの!という気持ちで臨んでます。
↑ 御高屋建ての様子。あまりの手際の良さにみんなが大工さんに見えました・・。
傍観。
↑神楽に使う道具作り。皆さん、手先が器用だなぁと感心。
そして、傍観。
日付が変わって神楽当日。
地元の婦人部の方が門入れ時のお酒や料理を準備していました。
よ~く見てみると、とっくりに何か文字が書いてありますよ。
「甲」!
甲類の焼酎と乙類(本格焼酎)の飲み分けが盛んな諸塚村ならではの光景です^^
こんなところにも婦人部の方々の気配りがあるんですね。
↑ こちらは、神楽が始まる前の門入れ時に出された食事。
実はこの料理の並べ方にも意味があって、地中にあるものを上にし、地上や海にあるものを下に並べ
ていくそうですよ。
たしかに、写真(↑)の料理も、根菜類が上で昆布巻きや刺身等の海の幸が下になっていますよね。
神楽の世界は一つ一つに意味があって奥が深いことをまた教わりました。
さて、 神楽だけに限ったことではありませんが、何のイベントでも準備と片付け、そして反省会(飲
み)までの一連の流れがあり、かつ、表と裏の舞台があることをいつも実感します。
これまで何回反省したことか・・・・・・。
ただ舞うだけではなく、そこに至るまでのいろんな過程を踏むからこそ、終わった後の充実感も格別
なんだなぁと思うことがありますし、裏で支えている人や見てくれる人など、いろんな協力の上に行事
が成り立っているということを諸塚村では常に実感しているんです。
戸下神楽の時も、婦人部の働きがあればこそ!とある殿方が感謝しておられました。
自分にも思うところあり。
少々不器用でも感謝の気持ちだけはしっかり伝えたいものですね。
そして・・・・、
神楽の役割をくれ、一緒に舞いながら御指導いただいた南川地区の皆さん、練習期間中何回も泊め
て(かつ、遅くまで飲みに付き合って)いただいた松村家の皆さん、当日の裏方を支える婦人部の皆
さんに感謝しながら舞おうと思います。
明日、現地入り。
こどもだって ~戸下神楽~
上手いんだぁもん。
舞ったら、こう言っちゃうよ~・・・・・・・・・。
ホロロ!
先日の戸下神楽では、神隋【上】(かんずいかみ)という舞いの中で、子供達による神楽が奉納
されたんです(通称:子供神楽)。
この神隋が奉納された時間帯はなんと午前3時頃!
本番前、地元の小学生4人が眠そうに目をこすりながら準備を開始していました。
中には眠らず待機していた子供さんもいたんですよ。
しかしながら、いざ神楽の舞いが始まると、駐在員脱帽の舞いを見せつけられちゃいました~。
ものすごい気合いと適確な先地(せんじ)ぶりには恐れ入りました。
小学生が深夜まで起きていて、あの時間帯にあのスピードで舞えることが驚きでしたね。
私が小学生の頃は、「ゆく年くる年」が始まる前にはドロップアウトしてたのに・・・・・・。
さすがは神楽です^^
こうやって幼い頃から神楽に触れていることが、大人になってもこの時期に帰ってきたくなる要素にな
っているのかなとも思いました。
このあとの神楽のクライマックスでは、天照大神役(通称:ぴーひょこ面)でさらに幼い子供さんが登
場したのですが、屏風に囲まれたお子さんが泣いてしまわないか心配でたまりませんでした。
周りにいた婦人部の方も「早く出してあげて~」とハラハラドキドキの展開。
屏風が開いて出てきた瞬間には一同ちょび泣きモードでしたね。
残念ながら、それまでに写真を撮りすぎてしまいカメラがバッテリー切れ。
このかわいくて感動的な場面を撮ることができませんでしたので、南川神楽で大役を務めるであろう
ゆっくんを激写したいと思います^^
このように、こどもだって頑張っているんだから自分もがんばらナイト!
本日の最後の練習に行ってきます。
好敵手 ~戸下神楽~
先日の戸下神楽と、今週末(2月6日~7日)の南川神楽。
この2つの神楽はともに同じ系統の舞いではありますが、動きのタイミングや舞いのテンポなどが微
妙に違うんです。
例えば、戸下神楽は1つの動きを2回繰り返すところを、南川神楽では3回舞うという感じで。
この回数やテンポの違いは神楽の終了時間の違いとなっても表れてきますよ。
南川公民館(地区)と戸下神楽のある荒谷公民館(地区)は隣接していて、神楽の時期も近いため、
両地区はいい意味で意識し合っているのかなと感じることがあるんですよね。
「好敵手」を「ライバル」と読むことがありますが、両者はまさに「好ましい敵」という関係なんだと
思います。
そして、私の場合も、昨年4月の同時期に諸塚村に飛び込んだ緑のふるさと協力隊の汐崎君が戸
下神楽を舞うことがいい刺激となっているんですよね。
戸下神楽の時に、地区の皆さんから「汐崎はマスターしたぞ!」とか「上手くなったぞ!」とか聞くと
「自分もがんばらんば・・!」と思ったものです。
戸下神楽の会場の設営の時にはアウェーということをすっかり忘れてしまい、脇の方で覚えたての神
楽を練習していたのですが、すかさず「踊りじゃないのよ神楽は。ははん。」というダメ出しが!
公式練習で4回転ジャンプを披露したつもりが、最近話題の「回転不足」の判定を受けてしまったよう
な感じでしたね(笑)
やっぱり、平常心は大事だということを直前に気づけて良かったです^^
それはさておき、当日は好敵手汐崎君の真剣で、かつ、立派な舞いを拝見させてもらいました。
↑ 奥が汐崎君(地毛は黒色です)。
汐崎君の諸塚村でのボランティア活動もあと少し・・・・頑張れ!
ふるさと協力隊OBの片平君や木村君も1人で何番も舞えるほどになっていて、素人目線ですが、3
人とも今や立派な戸下神楽の舞い手の一人だと思いましたね。
↑ 片平君は神楽の花形とも言える舞いを任されるまでになっています。ブラボー!!
(あまりの動きの速さにカメラがついていけません・・・・。手ブレお許しを。)
↑ 木村君はこの日何回衣装チェンジしたんだろう!?というぐらい出場。
ブラボー!!な舞いを見せてもらいました~。
そして、3人が舞っているのを御高屋の外から温かく見守っている神楽保存会の会長さんや戸下地
区の皆さんの表情がとても印象的でした。
いい雰囲気の中で練習してきたのがわかるくらいに。
何よりも自分と同じく、地域の大切な伝統行事にみんなが参加させてもらっている光景にまた一つ
感動を覚えました。
好敵手関係は我々新人だけではなく、地区全体に言えることなんです。
神楽御高屋の周囲には、南川のメンバー(↑写真奥)がズラリ!
ここでも横綱総見さながらの真剣な表情。
・・・・・・という場面もありましたが、「ヒューヒュー!」というノリで声援も送りながら舞い手も見学者
も一体となって場を盛り上げている感じが見ていて楽しかったですね。
これからも、この好敵手関係にある両地区の神楽がいい刺激を与えあいながら、いつまでも続いてい
くといいですよね。
ちなみに、戸下地区から南川神楽の舞台となる松原地区が谷を挟んだ向こう側に見えます。
↑ 松原で舞(待)ってま~す。
※写真は午後2時頃のものです。
魅せられて ~戸下神楽~
いよいよ諸塚村の神楽が開幕!
まずは、その1stステージとして、
1月30日(土)から31日(日)にかけて戸下(とした)神楽が舞われました~。
↑ 戸下神楽の舞入れの様子
(神楽の最初に、神社から御高屋〈みこや〉に向けて全員で舞いながら向かいます。)
翌週に南川神楽の出場を控えた私も、南川青年団兼中山間盛り上げ隊として見に行ってきました
よ。
まずは、今回の戸下神楽の感想を一言で言い表せば、
感動。
神楽には諸塚で育った人、暮らした人、遊びに来た人達が、どこに住んでいてもまた集めてしまう不
思議な魅力があるのだなぁという感じがびんびん伝わってきました。本当に。
夜通しの神楽見学は生まれて初めてでしたが、真剣に見ていると時間があっという間に過ぎていくも
のですね。
この日は13時から受付のお仕事(特等席!)をしながら神楽を見学。
気がつくと、夕方、深夜、そしてあっという間にモーニングムーンの時間帯だったんです。
ここ数年で完徹したのは、東京御徒町でのオールナイトカラオケ(4年前)やWBCキャンプの駐車場
係(1年前)ぐらい。
確実に歳を重ねていても、眠さやきつさをあまり感じることがなかったのは、やはり舞い手の方々の
迫力ある舞いに魅せられたからだと思いますね。
さすがに、6時頃は眠くて、「Uh~ Ah~ Uh~ Ah~、車の中でお眠りなさい」って歌声が聞こえそ
うでしたが何とか持ちこたえましたよ。
さて・・・・・・、戸下神楽が終わると、いよいよ次週(2月6日~7日)は自身も舞わせていただく
南川神楽!
またまたしつこくフィギュアスケートに例えるといよいよバンクーバー五輪って感じの心境です。
出場されるスケーターの方々同様、私も松原の地で真剣に、かつ、楽しく舞いたいと思っています。
・・・・・ということで、今週は練習も最後の追い込み。
ブログも書く時間の都合上、少しだけショートプラグラム(SP)にさせていただきます。
戸下神楽についてはもっと御紹介したい内容がありますので、次回も小刻みに鮮明にお伝えしてい
きますね。
それでは、いざ2時(虹)の松原へ出陣!!
今宵も、「荒らし、荒らし、so sweet 」 で!?
(風邪気味なので今日は大事を取って軽めに仕上げたいと思います・・・^^;)
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