2009年12月の記事
ブログ納め 2009
2009年最後のブログです。
8月のブログ開始以降、この諸塚長ブログを御愛読いただくとともに、たくさんの激励をいただき本当
にありがとうございましたm(_ _)m
来年も少ないボキャブラリーを駆使しながらも、より踏み込んだ諸塚ライフの模様をお伝えできればと
思っています。
諸塚に赴任して9ヶ月。
諸塚村の温かい雰囲気の中で、公私にわたり充実した日々を過ごさせていただいてます。
また、役場に来庁された際に声をかけていただく皆さんにはいつも元気づけられました。
(全庁的に声かけしていただいている東臼杵農林振興局の皆さん、いつもありがとうございます。)
さて来年は、諸塚村にとって一つの大きな転機を迎える年になると思うんですよね。
はじめて諸塚に来た時に見た上記写真の景色も来年から少しずつ変わっていくと思います。
(詳しくは来年!)
当初の職員派遣の目的でもある地域活性化のお役に立てるよう、微力ながら誠心誠意取り組みた
いと思います。
引き続きよろしくお願いします。
それでは、よいお年をお迎えください!
今年はここまでに致しとうございまする^^
お祭り後の忍者
メリークリスマス!
・・・の中、昨日は役場の忘年会でした。
意外にも役場職員全員での宴に出席するのは初めてでしたが、いつも各宴で顔を合わせているせい
か特別珍しい!という感じはなかったですね。
しかしながら、今回は忘年会の模様をお伝えしようにも記憶があまりないんです・・・・・・・・。
(写真を撮る余裕もなく。)
覚えていると言えば、余興の出し物の後、「これから深海に潜ってメヒカリとお友達になりたい」とか、
「今すぐ白夜行(逃避行)したい」という情けな~い感情が急にこみ上げたことでしょうか・・・・・。
そんなお祭りの翌日ですが、年末ということで役場庁舎周辺の清掃活動を行いました。
役場の横を通る細い県道沿いのブロック積み(石積み?)では、隙間から草が生えるので定期的に
除草作業をしているんですよ。
夏場は草も長くなるし、記録的大汗警報が発令される中での作業は大変です。
ところでこのブロック積み、結構高さがあるのですが、ぶんぶく茶釜よりもバランス感覚が劣る自分は
下に待機する「ほうき隊」を志願。
他の職員さんは臆することなくスイスイと動けるんですよね~。
しかも、今日は二日酔いじゃないのかな。。
下から見ていると、まるで忍者か!?と思うような光景ですよ。(えっ、思わない?)
まぁ、忍者だったらこんなに白昼堂々と姿を見せないでしょうけどね・・・・。
ていうか今どきいませんよね・・・・・。歌手ぐらいかな。
当たり前のことですが、自分達の職場を自分達の手できれいにすることは大事だなぁとあらためて考
えさせられます。
今年の汚れ、今年のうちに!
火消しの「も組」 エピソード0
以前御紹介した諸塚村消防団の活動が今再び活性化中です。
(火事等が発生しているわけではないんです)
↑ 刻々と迫る1月6日の消防出初め式に向けて、今は小型ポンプ操法の訓練が行われているところです。
(写真は12月21日の訓練の様子。この時期すこぶる寒いです・・^^;)
さて今回は、このブログがスタートする約1週間前にまで話を遡らせていただきますね。
ブログ開始があと1週間早ければ間違いなく序盤で登場していたお話ということで^^
映画業界では有名な「エピソード0」手法を用い、バック・トゥ・ザ・オゥガスト(8月)!
-------現在過去変更線----------------------
8月1日。
管内の消防団が集って各種操法を競う「日向支部消防操法大会」が日向市で開催されました。
(開会式の様子。後方で起立中の私は汗だく大盛り!)
諸塚村からは、村の出初め式で上位入賞を果たした本部と第一部が「小型ポンプの部」に出場し
ました。
この小型ポンプの操法は、4人の操作員によって早くかつ適確な動作をしながら前方の火点(標的)
を消火するものですが、はじめて見る方にはあまりの機敏な動きに感動すら覚えると思います。
↑諸塚村消防団本部操作員の4人による操法開始前。ゴクッ。。
この競技では、概ね45秒前後で小型ポンプにより送水して目標物を落としますが、ただ早ければい
いものではなく、一つ一つの行動の正確さが審査されるそうです。
私も、6月頃から勤務終了後に訓練するのを見てきていたので、競技を見ながら胸が熱くなったのを
今でも覚えています。
ちなみに操作員以外の消防団員は、操作員の操法訓練をサポートさせていただくんです(ホース巻
きとか)。
審査の結果、本部が15年ぶりの優勝、第1部が第5位という好成績を修めました!!
自分のことのように嬉しかった瞬間でしたね^^
ところで、操作員は2年でメンバーが交替するらしく、見事優勝した今年の操作員の方も今度の消防
出初め式が(操作員としては)最後になるんですよね。
なんだか寂しい気もしますが、次の新しい操作員も決まっており来年からも楽しみなところです。
ほとんどの方がこの操作員を経験するらしく、この経験と日頃の操法訓練が実際の火事場でも
本当に活かされるそうですよ。
自分も「派遣期間が長ければ操作員やってみてもいいかもね~」というありがたい(!?)言葉を
頂戴しましたが・・・・・・・と~んでもない!
まずは規律訓練から足を引っ張らないように頑張りマス!!
よしっ!! (消防でよく使う掛け声)
諸塚の特産人
諸塚村には、しいたけ・スギ・茶等の特産品がありますが、
最高級の特産品は、何と言っても「人」なんです!!!
私の周りにも以前諸塚村で暮らしていた親戚や友人・知人がいますが、私の諸塚赴任が決まった時
に、全員が全員「いい人ばかりだから心配ないよ^^」とか「自分が行きたいくらいだ」と言って送り出し
てくれたんですよ。
たしかに、これまでの9ヶ月間を振り返ってみると・・・・・・・
どの地区の祭りや座談会に行っても歓迎していただき、
青年団や役場の若者達はオーバーエージ枠(年の差)関係なし。
猪が捕れたら家に招いていただき、酔いつぶれたら収容。。
先輩のご主人から寝る布団まで敷いていただいた時には恐縮と同時にただひたすら感動。
・・・・・・諸塚ファンが多いのに納得です!
(普段お世辞を言わない私が言うので本当です^^;)
この特産品もとい「特産人」は、村の観光協会長がおっしゃるには当然「非売品」らしいですよ^^
先日、この特産人の一人で、ちょっと天然だけど気配り上手のK太くん(27歳)と鹿児島から嫁がれ
たホリプロ系美人のA菜さん(※駐在員の主観)との結婚披露宴が執り行われたんです。
祝!祝!祝!
そこで感じたのは「諸塚村らしさ」。
結婚披露宴と言えば、新郎と新婦や家族どうしの色みたいなものはよく感じますが、今回は地域の
色、いわば諸塚らしい「あったかい雰囲気」が出ていたと思うんですよね。
きっと新郎は地域の方々からこれまで大事に育てられてきて、そして新婦もこれからとてもとても大
事にされるだろうなぁ~としみじみするような感じです^^
新郎新婦入場の段階で、同じテーブルの諸塚女性陣が号泣していたので、"ええいああ 僕にももら
い泣き♪"状態でしたね^^;
素晴らしくいい式でした^^
↑ 特産人たち・・・・・・・・。
↑ 特産人たち・・・・・・・・。
そしてこの日。
私も新郎をはじめ特産人の皆様方からもう1発やられちゃいました。
いろんな方から「今年来たばかりなのに前からの知り合いのような感じがする。」と言ってもらっ
たんです。
単純な自分にとってこれ以上の言葉はなく、記録的大涙警報が発令されました^^;
本当はこの「特産人」ネタはずっ~と先(再来年ぐらい)にしようと思っていたのですが、あまりにも感
動したので早出ししてしまいました。
特産人のみなさん、ハードル上げてしまいましたが(笑)、これからもよろしくお願いします!!
クリスマスキャロルの頃
・・・・・・になってきましたね^^
はじめて迎える諸塚村での12月は、クリスマスの接近を肌でびんびん感じることができるほどすこぶ
る寒いです!
我が家の室温は8℃を記録し、職場の先輩から「冷蔵庫の中に住んでるの!?」と言われてしまう
始末。。。
愛のムチですよね!?
今日は村の中心部でも小雪が舞っていたんです!(山間部は完全に雪)
夕方、役場の玄関で思わず「こな~ゆき~♪」と歌いそうにもなりましたが、寒さと恥ずかしさと心苦
しさとに負けて断念しました・・・(粉雪というよりはべちゃ雪だったので歌は封印。)
そんな中、寒くなった体と心をちょっぴり温めてくれるのが、先日の「出会いふれあい交流事業」の
際にみんなで飾ったイルミネーション。
周囲に派手な外灯がない諸塚村では、暗闇に浮かぶイルミネーションの光が際立ち、とてもきれい
ですよ☆ (下に写っている電灯は点灯式当日の交流会会場の光です。)
そして、注目していただきたいのがコチラ(↓)
星みっつ!(飾らせて)いただきましたっ!! 右サイドに。
こちらの星の飾り付けは、中山間・地域対策室のマスコットガール(!?)S女史との共同作業&格
闘の末、ただ横に並べるのではなく、「上昇!上昇!上昇!」という願いを込めて作業したんです。
やはり自分達で飾り付けしたので、このイルミネーションには思い入れがあるんですよね~。
(↑ 飾り付けの様子)
自分の場合、このイルミネーションの前を走行する際には高い確率で流れはじめますよっ。
クリスマスキャロルが♪
12月らしい寒さの今年は、子供の頃の純粋な気持ちに戻ってクリスマスを楽しもうと思っています!
・・・と言いますのも、今年は24日が役場の忘年会、25日が企画課の忘年会というプログラム構
成。
幼少期の地区の子供会(クリスマス会)のノリを思い出します^^
かねてからの懸案だった「出し物」が迫ってきていますが、再び「野良猫ガッツ」を見せる時が来たよ
うです。
あのイルミネーションのようなライジングスターを目指して突き進んでまいりま~す。
酒と泪と園と藤
諸塚村のお酒にまつわるお話後編(コンビネーションブログ)です。
諸塚村内には2つの酒造業者があって、それぞれ代表的な地場焼酎があるんです。
その銘柄は「園の露」と「藤の露」!
地元の焼酎ということで村民の方にも愛飲されていて、春祭りや秋祭りのあとには両雄の空き瓶が
ゴロゴロ転がっています・・・・・。
前回の甲・乙同様、飲み会で注ぐ際に「園にしますか?藤にしますか?」と聞く場面があるんで
す。うっかり他の焼酎を注いだものなら「これ園・藤じゃないよね???」と聞かれ、ドキ~ッと焦りま
くることも(またか・・・・^^;)
↑ 「園の露」は米、
↑ 「藤の露」は麦
・・・を原料としているので違いは鮮明なのですが、芋焼酎とはまた違った味わいを楽しめるんですよ
ね。
ぎゃあな祭実行委員会メンバーで打上げをした際の話。
目の前にいつも飲んでいる芋焼酎と「園の露」が置いてあったんです。
そして、「園の露」の向こうには、醸造元の酒店のKさん(メンバー)が!
他のメンバーの方から「寺原くん、○○(芋焼酎)と園の露どっちにする?」
と聞かれた際(まるで踏み・・・)に、芋党の私が「○○で!」と選んでしまうという驚愕のKY(空気読
まない)事件もありましたが、そんな話も今は昔。
最近では、飲み分けができるようになったんですよ~^^
(いつもその日の気分で飲む銘柄を決めるので、芋焼酎以外が嫌いだったというわけではないんで
すよね。)
五感すべてで思い出をたどる自分にとって、「園の露」や「藤の露」の味が、将来「あの頃は。はっ!」
って懐かしめる味になっていくといいなと思っています^^
今年最初の雪の華を柱に寄り添って眺めました♪ (H21.12.16 家代方面)
こちらは視覚でインプット。
酒と泪と甲と乙
(本当によく飲んだ年だった・・・・・・・。) ← 心の声
忘年会シーズンなので、今年ここ諸塚村であった忘れきれない数の「飲ミニケーション」をしみじみと
思い出しています。
あんなこと(自爆)、こんなこと(自爆)あったなぁ~と思って^^;
飲み会というと、昨年までは月1~2回ペースだったのですが、今年は赴任してからわずか2ヶ月で
一気に前年記録を更新!
既に小林に住んでいた頃(現体重比115%時代)をも上回る勢いなんです。。
まさに「酒の量は歓迎の量!?」って感じでしたが、今回はそのお酒にまつわるお話の前編をば。
南九州を代表する「焼酎」。
この焼酎には「甲類」と「乙類」がありますが、その違いをご存じですか!?
酒税法上の分類になるのですが、簡単に言ってしまえばアルコールの蒸留方法の違いによるも
のらしく、蒸留を何回か繰り返して作るのが「甲類」、蒸留が1回だけなのが「乙類」になります。
(「へぇ」いくついただけますでしょうかっ^^)
一般的には何回も蒸留した甲類の方が出荷量は多いようです(蒸留器数の関係で大手メーカーが
大量生産するため)。
一方、乙類の方は蒸留が1回だけなので、原材料によって味や風味の違いが大きくでるそうですよ。
さて、本県の酒類消費量にかなり貢献しているであろう諸塚村でも、飲み会時に焼酎を注ぐ際、
「甲にしますか?乙にしますか?」と聞く場面が少なくないんですよ~。
割と年配の方は甲類の焼酎を好んで飲まれるようで、うっかり乙類の某焼酎を注いだものなら「これ
甲じゃないよね???」と聞かれ、ドキ~ッと焦りまくることも・・・・・^^;
焼酎の品名ではなく、甲か乙かで所望される飲み会というのが変わってて新鮮でしたね。
同じ地区で何回か飲むと「あの方は乙派、この方は甲派、そちらの方はどっち~も」って感じでわかっ
てくるのがちょっぴり楽しいんですよ^^
「甲で!」ってグラスを差し出すのもかっこいい感じじゃないですか?
自分も「T君は硬(甲)派だよね」と言われるくらい酒が似合うようになってみたいと思う今日この頃。
(お~い、山田く~ん・・・・・・^^;)
しいたけ物語 第3回「生まれも育ちも違うけど」
第3回 生まれも育ちも違うけど
諸塚村の四大基幹産業の一つ、「しいたけ」。
今回は、その出生ならぬ「発生」の秘密(・・という程ではありませんが)に迫ってみようではありませ
んか^^
しいたけの栽培方法には、「原木(げんぼく)栽培」と「菌床(きんしょう)栽培」の2つ
があるんです。
原木栽培は、15~30年かけて育てたクヌギなどの広葉樹に菌を植え込み、この菌を回した原木か
らしいたけを発生させる方法で、気温や散水等による「スイッチ」を入れれば発生開始です。
↑ 原木栽培のサンプル
一般的に、しいたけの原木にはクヌギが用いられていますが、他の木を使ってもなかなかうまく
発生しないそうなんです。やっぱり菌との相性があるんですかね^^
ちなみに、原木は諸塚の大自然の中で育まれたもので、その自給率は100%なんです!
また、クヌギは皮が命らしく、皮を傷つけた状態で菌を植え込んでも発生しないそうですよ。
(生産者の方から教えていただき、当時の最高へぇを記録)
一方、菌床栽培は、数種類のおがくずに椎茸の栄養となる人工的な栄養体を混ぜ、ブロック状に固
めたものの中で3~4ヶ月かけて菌を回して発生させる方法です。
↑ 菌床栽培のサンプル
この栽培方法は、村内でも歴史がまだ浅いそうですが、短期間で安定的なしいたけの供給を可能と
するメリットがあり、近年は菌床栽培施設も整備されているんですよ。
また、形や大きさもある程度均一で生産できるようで、卸売業者によっては菌床栽培のものを中心に
入荷する場合もあるようです。
さて、写真で見ると両者の違いがわかりやすい気もしますが、食卓に並ぶと私には違いが全然わか
らないんですよね~。しいたけに詳しい方にはすぐわかるようですけど。
いずれの栽培方法でも、諸塚の生産者の方が丹精こめて作ったしいたけというのが共通事項^^
愛をこめ~てしいたけを♪
結局、生まれや育ちが違っても、個性の違いこそあれ同じしいたけに変わらない点は我々人間と同じ
だ!!といったところでしょうか^^
おいしい出汁も出るしいたけは、きのこ界の「いぶし銀」みたいなものだと思いますね。
(うまく着氷できました!?)
今宵はここまでに致しとうございまする。
林相観測~2009師走~
猿越(さるごえ)公園へ行ってきました~^^
この公園は先日御紹介した秋政展望台と同じくらい見晴らしのいい展望所なのですが、
ここでは諸塚村の産業を象徴する景観が広がっているんです。
その名も「モザイク林相」。
村の特産品である「スギ」などの針葉樹と椎茸の原木「クヌギ」などの落葉・広葉樹、そして天然
林が入り交じっているため、四季を通して色彩の変化に富んだ林相が楽しめるんですよ。
この景観を「モザイク林相」と形容し、林業の村・諸塚村の代名詞にもなっているんです。
(諸塚村の人工林率:約70%)
↑ ア~ップ。 今の時期は落葉が進み、常緑のスギ(人工林)が目立っていますね。
角度によっては某人気ユニットボーカルの髪型を連想させてくれます(えっ、しない!?)
下の方に写っているのは 黒葛原(つづらのはる)地区です。
以前からこのモザイク林相を見てみたいと思っていたので、S子先輩(企画課が誇るAnego!)の広
報用写真撮影に同行し、ようやくこのビューポイントにたどり着いたわけなんです。
ちなみに、南川地区には私をS子先輩の「秘書」と思っている方もいるようです(笑)
↑公園入り口にはこのように看板も!
新緑の季節や紅葉の季節など好みの林相は人それぞれのようですが、残念ながら紅葉のシーズン
も終わって落葉がかなり進んでいたので、御紹介するにはちょっとわかりにくいでしょうかね^^;
そこで!
今回を機に定期的に定点観測を敢行し、四季折々の素晴らしいモザイク林相を御紹介していきたい
と思います^^
今の時期から観測をスタートさせれば違いが鮮明になってきますよ。
この猿越公園ではモザイク林相だけでなく素晴らしい景色が広がってますので、個人的には雪景色
も見にいきたいですね。
・・・・・・が、その前にチェーン装着の方法を覚えておかないとまた出動要請してしまうかも(汗)
そばもいいね
前回御紹介しきれなかった2009ラストエコツアー報告の続きです。
(前回ブログはショートプログラム〈SP〉の位置づけといったところでしょうか^^)
先日のエコツアーでは「10割そば打ち」ということで、参加者の方々には「やましぎの杜」の畑で
収穫したそばの脱穀、製麺、そしてお食事までを体験していただいたんです。
そばは9月のエコツアー時に蒔いていただいたのですが、蒔いてから約75日で収穫できるらしく、
小麦や米に比べると収穫までの期間が短いので昔から貴重な食料とされたようですよ。
(「80へぇ」ぐらい!?)
それでは、現場とつないでみますね。
まずは脱穀の様子から。
袋だたき!?って感じの光景ですが、そばをたたいて脱穀している様子です。
現代の機器を使ってはあっという間ですので、エコツアーでは昔ながらの手法でやるんですよ。
写真の少年が手にしているものをズーム↓
先の方がくるくる回って、ムチみたいな感じで実を落としていきます。
ところで、「そばの実」ってどんなものか想像ができますか?
世間知らずも甚だしい私はと言えば、枕に入ったそば殻は見たことがあるものの、実の入ったそばは
初めて見たような気がしました・・・・。(↓)
手相は見ないでくださいね~^^
(余談ですが、出会いの相を示す十字架とやらはそばの実で隠れてます。)
続いては選別作業。
↑ 「とうみ」というマシーンにかけてそばの実とごみ等を分別します。
「とうみ」からは、選ばれしそばの実達が続々と!
「ヤッターキング」を連想させてくれます(えっ、しない!?)
いよいよそば粉にする作業です。
↑ 昔ながらの石臼登場。白い粉がはじけます!
そば粉ができた後は「そば道場」でもおなじみの行程ですね。
邪念を払いながらひたすらこねまくり、
麺の形に切って、
茹でた後は~・・・・・
そば麺の完成で~す!
できたての麺をつまみ食いしましたが、☆を乱発しそうになるくらい素晴らしい出来でした~^^
(この後青年団忘年会へ向かったため、残念ながら調理後のそばは私の胃袋に入りませんでし
た・・・・。かなりおいしそうでした。。)
このようにエコツアーでは、そばを脱穀してからお食事まで「きょうの料理」並みのスピードで体験でき
るんですよ。
来年のそば打ちのシーズンには是非お越しくださ~い。
麺打ちの技術から表現力までみっちりと熱血アシスタントさせていただきます!!
以上、かなりうどん好きの諸塚駐在員から1週間遅れの浅~い現場レポートでした^^
【衝撃スクープ!】 「なかしぎ」上空で目撃された「ゆず捕獲」の瞬間
※所有者の許可は得ております。
癒して民家
11/28~29に、今年最後となるエコツアー「諸塚でやま学校しよう!」が行われました。
年間8回程度のツアーのうち、ほとんどは村内の「古民家」施設に宿泊していただくんですが、今
回はその中の一つ、「やましぎの杜(もり)」を御紹介。
↑やましぎの杜の「したしぎ」
この「やましぎの杜」は、村内の空き家となった民家を1998年(平成11年)に改修したものですが、
改修当時が築130年だったので現在は築140年近くということになりますね。
杉皮葺きの屋根に、松の板張り、囲炉裏、そして土間にはかまどがあり、なんとも懐かしい雰囲気の
家なんですよ。
やましぎの杜は「したしぎ」と「なかしぎ」の2棟があり、エコツアー時は参加者の「交流の舞台」とし
て今もなお現役ばりばりの活躍をしているんです。
かまどでご飯を炊き、みんなで囲炉裏を囲みながら食事をするのがエコツアーの定番ですが、田楽し
てるようなあったかい気分になりますよ^^
ちなみに、ここでも山村体験によるスキルアップを図るべくご飯炊きに挑戦してみたんです!
初回は「ちょっと水分が豊富だね」というお褒めの言葉をいただき、ほろ苦いデビューでした^^;
↑「はじめチョロチョロ、なかぱっぱ」という火加減がコツらしいですよ~^^
風呂も、お湯は出ますが薪に火をつけて沸かすこともできるんです。
五右衛門風呂に入っている時に「お湯加減はどうですか~?」なんて言ってもらうと疲れもとれるって
もんですよね。
なお、この「やましぎの杜」をはじめ村内の古民家施設(3つ)は、エコツアー以外でも御家族やグル
ープで宿泊することもできるんです。
標高600メートルにあるやましぎの杜から諸塚の自然を眺めながら、たまにはゆったり気分で山村体
験するのもいいと思いますよ~^^
癒し系いらず!?ですので、是非ご利用ください!!
詳しくはこちら(↓)
http://www.vill.morotsuka.miyazaki.jp/
↑ 「なかしぎ」からの眺め。
パンク・落石・シシ・親父
その昔、恐いものの代名詞として「地震・雷・火事・親父」と言ったそうですが、
個人的に恐いものとして最近私が位置づけたのは、「パンク・落石・シシ(猪)・親父(台風・嵐)」。
少なくとも「昨日の事件」のおかげで、これまでの「ムカデ・クワガタ・ハチ・親父」というランキング構成
を一気に塗り替えることになったんです・・・・。
「昨日の事件」・・・・・、
それは「村報もろつか」12月号の配布中におきた車のパンク。
どうやら走行中に落石とタイヤが接触したみたいで、何かおかしい・・・・と思って点検してみたらぺっ
ちゃんこ!
現場では携帯電話の電波が超微弱だったこともあり、表情は一気に「ムンクの叫び」状態に。。
恥ずかしながらスペアタイヤ装着の経験は皆無でしたので、迷うことなく企画課にSOSしたのです
が、 数分後に駆けつけたA先輩によるテニス選手並みの熱血指導を受けたおかげで、タイヤ交換の
やり方を覚えることもできたのでした。(災い転じて・・・ってやつですね^^)
↑ スペアタイヤを装着し、無事帰還。
それにしても、山間地の諸塚村では「落石注意」の看板はそう珍しくないのですが、注意するのは上
からの石というよりは「落ちている石」に注意ってことなのだとあらためて実感させられました。
またまたお恥ずかしい限りです^^;
ちなみに、この時期はイノシシの餌が少なくなるせいか、出没範囲が広く(近く)なり、山や崖の上で
動き回る際にイノシシが当たった石コロが落ちてくることもあるそうなんですよ!
食べ物だけでなく、こんなところでイノシシの脅威があったとは!?って感じですね。
ひょっとしてあの落石も・・・・・。(多くは自然的なものだと思いますが)
↑ 手のサイズより少し大きいくらいの落石が目立ちました。
しかし、落石があっても少々のものは自ずと人が道端にどかしますので、やはり管理する人がいるっ
て大切なことだと思いますね。
今回は山道を甘く見てはいけないことを痛感したお話ですが、
気をつけさえすれば、豊かな自然を楽しみながら爽快に運転できますので、辛く見過ぎる必要もない
んですよ^^
土木事務所諸塚駐在の方からも「至る処に落石防止ネットがあるので大丈夫!」と聞いてますの
で御安心を!(↑ 私のジョギングコースでしたが、最近はドライブ専用コースに・・・・寒いから^^;)