2009年9月の記事
歳ニモマケズ
日曜日は村内の荒谷小学校と七ツ山小学校で運動会が開催され、私も南川地区青年活動の一環
で荒谷小学校に参加させていただきました。
荒谷小学校は、村内の荒谷地区と南川地区の児童が通う全校生徒14名の学校です。
この日は荒川保育所の運動会も合同開催でした。
最初は、生徒が少ないので運動会がすぐ終わってしまうのでは!?と考えてしまいましたが、いざプ
ログラムを開くと大人や中学生まで参加する「地域一体型運動会」になっていて、盛り沢山の内容で
した
・・・が、その盛り沢山なプログラムは、幼少期から超運動オンチだった私を再び白線の引かれた運
動場へ誘い込むことを意味し、のんきに小学生のダンスや走りに手拍子している場合ではないと気
付いた時にはスタートライン手前。
合図の鉄砲の音にかつてのトラウマを引きずりながらも障害走に出走することとなりました!
最初の関門のハードルでは、あの名馬ディープインパクトをイメージしたこともあり順調な入りで
したが、最後の障害は縄跳びの「二重跳び」を10回!!
小学生の頃から跳べなかった私は係員に頼み込んでゴールさせてもらったのです(事実上の失
格!?)。
おまけに縄跳びしている最中にジャージのズボンが(わずかに)下がる始末。。もうその場から逃げ
出したい感じでしたね^^
↑次は、地区対抗リレー20代の部にエントリーされましたが、30歳代という事をアピールし、ALTの
アダム(写真一番右)に出場を懇願。
運動会の競技に参加するのは高校生以来だったのですが、他にも地区対抗の団技に誘ってもらった
り、昼食を御一緒させていただいたりと温かい雰囲気の中で自分自身も楽しむことができました。
個人的には、みんなで食べる昼食の雰囲気がとても懐かしく、都農南小学校の運動場にある大きな
木の下で両親と食べたあの頃(昭和!)を思い出しましたね。
そして、何より人数の少なさを感じさせない荒小生徒の元気な姿と、それを見守る地域の方々の支
えがとても印象に残りました。
最後の校歌斉唱の時には、生徒だけでなく中学生や地域の方々も一緒に歌っているのを見てジーン
としてしまい・・・。
(↑午後からはあいにくの雨で会場が体育館になりましたが、地域の方と生徒によるフォークダンス
は雨ニモマケズ。)
いつまでも残ってほしいと願わずにはいられない光景をまた見せていただきました☆
運動会終了後の主役は地域の大人達。
校長先生や教頭先生宅を行き来しながら、またもやお泊まりコースとなりました。
今日は若干筋肉痛と二日酔いの兆候がありましたが、
歳ニモマケズ酒ニモマケズ(中略)そういうものに私はなりたい!ですね。
ぬくみ
シルバーウィーク中は、ここ諸塚村内でも各地で敬老会が催されました。
その中で、今回は「ふるさと大運動会」と敬老会がダブル開催された立岩(たていわ)地区に参加さ
せていただきました。
会場となったのは旧立岩小学校。
実は、この立岩小学校は平成17年度をもって廃校となり、廃校後は、学校の運動会の代わりとし
て、地域の運動会を敬老会と併せて実施するようになったそうです。
当日は地域の子供からお年寄りまでが集い、村の社会福祉協議会の方が用意した楽しいプログラ
ムで大いに盛り上がりました。
子供とお年寄りが一緒にプレーする姿は何だか微笑ましかったですね。
盛り上がる・・・・と言えば、「中山間盛り上げ隊」。
この日は、立岩地区からのお招きもあり、急遽集った4名の隊員の方に会場設営や各競技の用具準
備等を手伝っていただきました。
また、当村2回目となった今回は、敬老会まで参加していただき、地域の方との交流もさらに深まっ
たようです。
(↑オレンジ色のキャップが盛り上げ隊のみなさん)
ところで、この日私が感心したことは、立岩小学校が「廃校」というイメージには程遠く、まるで今も生
徒が通っているかのようにきれいに管理されていたことです。
この旧立岩小学校は、今でも地域の方が定期的に清掃活動や草刈り等を行っていて、今回の運動
会&敬老会のように地域の大事なふれあいの場として活用されています。
以前私の実家を取り壊した際の経験ですが、家でも人がいなくなると急に寂しい感じになり、時が経
つにつれて廃れた感じになるんですよね。
その時、家でもやはり人の「ぬくみ」(心や想い)によって目には見えない何かがもたらされているの
かなぁと感じたのですが、この立岩小学校も、地域の方の「ぬくみ」があるおかげで今も変わらず在り
続けることができているのではないかと思いました。
これって、人間同士や人とペット・植物との関係においても言えますよね!?(ちょっとスピリチュア
ルでしょうか・・・)。
この小学校の廃校が決まったときの地域の方の無念さを聞いたとき、「学校」というものは教育の場
としてだけではなく、そこに住む地域の方のいろんな想いによって支えられているのだなぁと感じ、同
時に何だかとても切なくなりました。
個人的には、某トレンディドラマ(1991年)の最終回を思い出しました・・・。
第二部敬老会では、立岩地区女性陣による「い~い湯だな♪」の舞(?)が圧巻で、自分の殻を
やぶるってこういうことか!と勉強になりましたね(かなりグー!でした)。
翌日まで「ばばんばばんばんばん♪」のフレーズが頭から離れませんでした^^
高齢化・少子化が進む中で、これだけの施設の維持を地域の方で続けていくことは本当に大変なこ
とだと思いますが、これからもずっとこのふれあいの場が残ってほしいですね。
地域の元気に万歳!!
火曜日はなんかちょっと
う・れ・し・い日です^^
その理由は、
村内の池の窪グリーンパーク内にあるハーブレストラン「まあ夢」からカレー弁当を配達してもらえる
日が毎週火曜日なんです。
かつては、牛丼を食べた後にカレー屋をはしごしていた程のカレー好き(今はムリ!)の自分にとっ
て、火曜日のオーダーは楽しみの1つになっています。
最近は、地域の秋祭りに向けた劇の準備等もあって毎日を慌ただしく過ごしているせいか、カレー弁
当の注文の日は「もう火曜!?」という感じで、毎週金曜日をカレーの日としている自衛隊みたいに
曜日感覚の目安にもなっていますね。
ちなみに、週に1回だけ!?って思われる方がいるかもしれませんが、「まあ夢」のある池の窪は標
高約800メートル地点にある村内屈指の高地レストランなのです。
先日のブログで触れましたが、村中心部の標高は約180メートルなので、配達時には日之影町と諸
塚村をつなぐ大規模林道を村中心部に向けて一気に下ってくることになり、これが毎日となると結構
大変だと思います。
(↑ハーブレストラン「まあ夢」)
ある休日の昼下がり。
たまには弁当箱ではなく皿に盛られたカレーをと思い、昼食がてら行ってきました。
1人で(T_T)
この「まあ夢」のカレーには、敷地内にあるハーブ園で栽培されたハーブが入っていて、味や香りに
特徴があるんです。
(↑まあ夢オリジナルのハーブ入りチキンカレーです。)
(↑食後にはハーブティー!さっぱりしますよ。)
私の場合、二日酔いや風邪の時でもこのカレーを食べることができたのですが、単なるカレー好きと
いうことは除いても、ハーブには体を元気にしてくれるような何かがあるのかも・・・と個人的に思いま
した。
そこのところはまあ夢のスタッフの方が詳しく教えてくださいますよ。
↑まあ夢スタッフの古本さん(右)と岡田さん(左)です。レストランだけでなく背後に見えるハーブ園
で栽培・管理もされています。
古本さんは、最近「ハーブコーディネーター」の資格を取得され、ハーブの栽培・料理だけではなく、
ハーブに関するいろんなお話を聞かせてくれます。
季節毎に様々な種類のハーブが飾られている店内で、スタッフの方とハーブトークを楽しんで帰られ
るお客さんも多いようです。
また、この池の窪には、レストランだけでなくログハウスもあり、夏場はキャンプをする家族・グループ
で賑わっています。標高800メートルの眺望は最高ですので是非足をお運びください!
↑ログハウス。先日来村された「ムラの娘」さん達との交流会の舞台にもなりました。
さて、個人的な意見ではありますが、まあ夢のような定期便が、屋台仕様の車で村内をスポットで回
ると屋外で作業されている方や一人暮らしの方には喜ばれるかも・・と思うことがあります。
早朝から屋外で作業する場合、お店の開店時間の関係で弁当が買えない時があるんですよね。
(私の場合、同じ青年団の方がおにぎりを分けてくれましたm(_ _)m)
林業をされている方や、集落のお年寄りの方からのニーズがあればでしょうが、諸塚村のような山間
地域だからこそ喜ばれる食事サービスってないのかなと考えることもあります。
そして、今日もまたカレー弁当の日がやってまいりました。
1週間に1回であっても、1人暮らしの強い味方の1つになってくれています。
今日も感謝していただきます!(3時間半後)
フジンの力
諸塚村では、地域の女性の方が集まって組織された特産物加工グループが6つほどあり、それぞれ
のグループが独自の商品を開発、製造しています。
以前から、加工グループに"見学に行ってみたいオーラ"を泉のように出していたところ、見事に読み
取った先輩が連れて行ってくれました。(どうもオーラが青色に見えたようで・・・)
まずは、その中から数年後に設立30周年を迎える「七ツ山婦人加工グループ」(昭和58年
1月起業)を御紹介。
村内の七ツ山地区にあるこのグループは、諸塚村の婦人加工グループの草分け的存在で、地元な
らではの食材を使い、味噌や柚子こしょう、漬け物などを作っています。
中でも、柚子こしょうは優良県産品にも選ばれていて、あの「み」マークが付いているんです。
さっそく加工場内の見学へ。
この日はちょうど漬け物を詰める作業をされていました。こちらでは、16人いるグループ員を数班に分
けて日割り作業を行っているそうです。
(漬け物を詰めている様子。みなさん、全員が七ツ山地区の婦人の方々です。)
↑詰められた漬け物はこんな感じ。
代表の甲斐真由美さんにお話を伺ったところ、30年近くにもなると構成員も変わりますが、受け継が
れてきた「味」だけは変わらないようにレシピの徹底には気を配っているそうです。
そして、なによりも婦人の方々にとって「楽しい職場」づくりとなるように考えていらっしゃいました。
本当に大事な事だと思います。
(グループ代表の甲斐真由美さんです。当グループの代表的商品の一つ「七ツ山みそ」と一緒に)
ここで作られる「七ツ山みそ」はエコツアーの際にも食材として使われていますが、私のお薦めはこの
味噌をいためた「油みそ」の入ったおにぎり。
これがとてもおいしくて、七ツ山地区座談会の後の懇親会では食い占めちゃいました。
裸の大将も太鼓判ですね、あの味噌おにぎりには^^
この加工グループで作られた商品は、村内の特産品販売施設「もろっこはうす」や宮崎市内にあるふ
るさと物産館「海幸・山幸」にありますので、是非一度御賞味ください!
↑ もろっこはうす(村の中心部にあります)
ところで、私が諸塚で感じた印象の一つが女性陣の元気パワーです。
祭りをはじめ地区の行事の時に、いつもおもてなしの準備を裏で支えている婦人部の方には頭が下
がりますね。
時には、酒宴の席で婦人部の方々に囲まれて圧倒されることもありますが・・・。
今回御紹介した婦人加工グループも、その元気パワーが形となった一つだと思います。
一度に御紹介するとパワーの強さでスカウターが壊れるかもしれませんので少しずつ御紹介させて
いただきます。。
最後に、見学後に撮影した七ツ山地区の眺望をどうぞ。
夏の空と秋の空がバトンタッチしてるように見えました。
ズームすると七ツ山地区の集落が見えます。
漕いで漕いで漕いで漕いで漕いで・・・♪
回って回って回って回る~♪という状態だったのは私だけでしょうか・・・。
カヌー体験で、漕げども漕げどもぐるぐる回っちゃいました。
ここまで来るとセンスの問題ですね・・・。
前日のぎゃあな祭に続き晴天に恵まれたこの日。
「エコツアーやま学校しよう!」の2日目は、地元のインストラクターによる指導の下、カヌーの体験講
座が開かれました(満員御礼!)。
今回は初日にぎゃあな祭と重なったため、2日目からスタッフとして同行したのですが、参加者の
方々が古民家から到着する前に、恥をかかないよう現地でこっそりカヌーの練習をしました。
しかし、いざ始まると参加者の方の上達は早く、子供が川の上流から下流までをスイスイ楽しそうに
漕いでいるのを見て、「うまい・・・」と焦りに近い感情が。
(ナイスな漕ぎでしたよ^^)
そこで、心臓マヒの回避と水へのトラウマを表向きの理由にして川に入るのを控えていた訳ですが、
夏の最後に川遊びがしておきたいという気持ちに後押しされて結局カヌーへ。
結果は、漕いでも漕いでも回ってしまい、他のカヌーの進路を妨害したり、衝突したりと大変な御迷惑
をおかけしました。
しかし、かなり楽しかったです!
感覚的には、ラフティングよりゆっくり、イカダ下りよりス~イスイという感じですね。
ところで、カヌー体験の会場となった「柳原(やなばる)川」は、初夏にはホタルが乱舞するほどの清
流で、四万十川に匹敵するくらい水が透明です。
(四万十川は写真でしか見たことありませんが)
我が家のすぐ下を流れていて、川のせせらぐ音にはいつも癒されています。
村内にはこのような清流が他にもたくさんあり、耳川へと通じているんです。
(↑「玉入」Tシャツは写真が諸塚であることの証拠たり得るでしょうか。)
私が小学生の頃は、まだ地元の名貫川(都農町)でも泳ぐことができましたが、あの頃と比べると、
安全面や衛生面の理由からだんだん川遊びができるような場所が減ってきたような気がします。
諸塚に来た最初の頃、とにかく水がきれいなことに感動したことを覚えています。
でも逆に、諸塚で水が濁っているようであれば、いよいよ宮崎の水も大変な状態だと言えますよね。
人間の体に例えれば「サラサラ血液」といったところでしょうか。これまたあやかりたいですね。
このきれいな水を守っている諸塚の自然に感謝しながら、今日も井上陽水の「少年時代」を・・・・・。
ぎゃあなハツラツ
これまでのブログの中でもご紹介してきましたが、5日(土)は、諸塚村の夏祭り「ぎゃあな祭」が催さ
れ、晴天の下心身ともに燃焼してまいりました(脂肪を含む)。
あまりに天気が良すぎて、会場設営中今季4度目の記録的大汗警報を自分自身に出したぐらいで
す。
さて、タイトルに某CMのキャッチフレーズを絡ませることによって、「ぎゃあな」の意味を推測していた
だけたのではないか・・と思っています。
「ぎゃあな」は諸塚の言葉で「元気な」です。
タイトルに直接当てはめると「元気なハツラツぅ?」とちょっと残念な外し方になりますが、語呂はバッ
チリですね。
しかし、この言葉は普段の生活ではなかなか耳にしない言葉なんです。。わりと年配の方が使ってい
るそうです。
このぎゃあな祭、
以前は村の中心部の諸塚町で開催していましたが、昨年からは村の総合運動公園で実施していま
す。
地元の商工会青年部を中心に企画されていて、今年もマウンテンバイクショーや美郷町南郷出身の
英二氏によるものまねライブ(長渕剛)、そして、首が痛くなるくらい真上に打ち上げられる花火と盛り
だくさんの内容でした。
個人的には「えれこっちゃ宮崎2007」以来となる楽しいお祭りを経験させてもらいました。
花火の音が周辺の山々にこだましていたのが新鮮な感じで印象的でしたね。
そして、子供からお年寄りの方までみんなが楽しんでいる様子がなによりでした。
以下、祭りの様子をご紹介します。
(オープニングの餅まきの様子。みんな拾うのに必死でしたね。)
↑ 祭りを支える青年隊!(商工会青年部のみなさん)
このハッピが素晴らしい。 顔見せ禁止でした^^
↑諸塚中学校に8月からALTとして赴任したアダムと、役場先輩の息子さんのすぐる君(中二)。
とってもひょうきん(!?)でぎゃあな二人でした~。
ちなみにアダムは私のことを「お寺~」と呼びます。
↑ 金魚すくいには子供の行列。祭り終了時にはすくう金魚がなくなるという人気ぶりでした。
また、今回は県の「出会いふれあい交流事業」とのコラボ企画もあり、「ムラの娘」さん達とも交流さ
せていただきました(事務局ブログで取り上げていただいてますよ)。
↑ムラの娘さん達です。ステージ上で村長さんによる歓迎セレモニーもありました。
12月の再来村が楽しみです。
↑こちらは、私が擁する「元祖!村の娘」の山本さん。いつも明るくとってもぎゃあなお方です。
魅惑のカクテル「むらのむすめ」と一緒に写っていただきました。
さて、このぎゃあな祭は、主催する商工会・青年部はもちろん、地域の方々によるバックアップにより
支えられていることを強く感じました。1週間前の会場整備では、各自が草刈り機を持ち寄りきれいに
していただくなど、手づくり感あふれるイベントになっていると思います。
また、今回はぎゃあな祭、出会いふれあい交流事業、エコツアーが重なり、私の所属する企画課
はまさに総動員・総力戦となりましたが、その分みんなでサポートし合いながらイベントをやっていく
充実感をまた一つ感じることができました。
人口が少ない諸塚村ですが、一人一人が「役割」を持って盛り上げているのだなぁとしみじみ思いま
すね。
いつまでも「ぎゃあな村」であってほしいです。
「Reverse」カード
先日、役場のアラトゥエ世代(20代)を引き連れて、諸塚赴任後初となる「酒宴in日向」を敢行しまし
た~!
(厳密に言えば、引き連れてと言うよりは誘ってもらったんですが・・・。)
ドラマ「Age35~恋しくて~」を見ていたのは今は昔。
その年代に迫る勢いですが、何とかオーバーエイジ枠を勝ち取り同席させてもらっちゃいました!
なお、酒宴の模様&フレッシュな顔ぶれは別の機会に「諸塚青春編」で御紹介します。
さて本題です。
諸塚にいると、日向まで飲みに出かけることはそう珍しくないことですが(※)、その時によく「日向ま
で下る」、又は「下りる」という言葉を耳にします。
たしかに標高180メートル(村中心部)からすれば下るということになるし、諸塚だけの特別な表現と
いうわけではないのですが、「ちょっと軽く下ってきまーす」というニュアンスなんです。
反対に日向から諸塚に帰るときは「上る」、又は「上がる」です。
日向・諸塚間の距離は約50㎞。
確かに道は良く、信号があまりないので近い感じはしますが、それでも1時間近くかかるんですよ
ね。
宮崎~都農、宮崎~小林が約50㎞であることを考えると、まるで庭先に下りるかのようなこの表現
は新鮮で、諸塚を含めた入郷地区と日向との心理的な近さを感じました。
標高差がそこまでないことと、昔からの交通・文化が大きく影響しているんだと思います。
最近では、私も日向出張や食事の後は「そろそろ上がろうか」って言ってしまいます。
美郷町の途中で睡魔に襲われ失速することが多々ありますが。
写真が示すように、諸塚村までの道は整備が進んでいてとても走りやすいんです。
諸塚村に赴任するまでは、もう少し狭くて通行が大変なイメージを持っていました。
写真は、諸塚村中心部まであと数㎞の地点にかかる「夢の大橋」。
3月末に初めて訪問した時に、橋の端にあるしいたけを発見し、「いよいよ諸塚だ!」と思ったもの
ですが、実はこの橋を渡るといったん美郷町に入る形になっていて、次の橋ですぐ諸塚に戻るんで
す(地図参照)。
耳川を挟んで美郷町と諸塚村がありますので、対岸の景色はとなり町ということになります。
こうして見ると美郷町も近い存在ですね。
時にはこの道路の良さが、村にとってマイナスに作用してしまうこともあると思いますが、車社会にお
いては、道路改良が進んでいることによるプラス面もまた多いと思います。
そこで、諸塚→日向方面への一方通行ではなく、この「近い感じ」を活かした仕掛けや工夫によっ
て、逆の流れを作っていけたらいいですよね。
カード(人・自然)は揃っていますので、カードゲーム「UNO」でリバースをかけた後に4枚プレゼント
しちゃうようなイメージでしょうか^^
(歳もリバースできればいいのに・・・・。)
明日5日には「もろつか夏祭りぎゃあな祭2009」が催されます(↓)
ゲストも英二(エイジ)です^^
http://local.yahoo.co.jp/detail/event/p10015183/
☆「ぎゃあな」は、諸塚の言葉で「元気な」の意。
「Wild Draw Four」カード(いい意味でとってくださいね)をたくさん用意してお待ちしてます!
※酒宴は、圧倒的に諸塚での回数が多いです。当村にもアイアンマンがいっぱいですよ。
村の配達人
毎月1日は村内の全世帯に配付する大事な情報誌「村報」の発行日です。
諸塚村では各地区毎の代表者宅に役場職員が直接届けています。
ある地区では「そろそろ来る時間と思っちょったとよ」と待っている方もいるんです。
今日は初めて4地区の配達を1人で任せてもらい出動。
企画課の先輩と一緒に何回か行った場所なのに、いざ1人で回ると分かれ道で迷ったり、違う集落
に入ったりと苦戦しました。
県内でも有数の高密度道路網(詳細は後日!)が敷かれている諸塚村の道はあなどれません。
かなりの時間をロスしましたが何とか配達終了できました。
目的地にたどり着くまでは、まるで「はじめてのおつかい」の心境でしたね。
小原井地区の万ヶ原(もうがはる)という集落です(8世帯35人)。
小川のせせらぎが聞こえるのどかな場所ですよ。
村報配達は集落の様子が見れる貴重な機会になっています。
そこに住む人の生活や自然がほんの少しですが感じとれる気がするんですよね。
昼の時間帯なので、仕事で不在だったり、外で作業されていたりという方が多いですが。
村の配達人として来月も頑張ります!次はスムーズに・・・・。