2015年12月の記事
いのちを守る場所がある。
ネイマールです。
平成27年最後の仕事納めブログです。
みなさん「ドクターヘリ」(以下「ドクヘリ」)を御存じでしょうか?
ドクターヘリとは、救急専用の医療機器を装備し、医師や看護師が搭乗して救命医療を行う専用ヘリコプター。
ドクターヘリは、基地病院に常駐し、消防機関等からの出動要請に基づき、救急現場に出動し、患者を治療するとともに、いち早く医療機関へ搬送します。
平成24年4月、宮崎大学医学部附属病院において、救命救急センターの開設とあわせて、ドクターヘリの運航が開始されました。
(宮崎県ホームページより引用)
都市部のように多くの診療科目を持つ大規模な医療機関が十分な状況にない山間部において、このドクヘリはとりわけ大きな存在です。
ドクヘリの運航上重要になるのが、「ランデブーポイント」。
患者の搬送のための離着陸場所が無くては、いかに迅速にヘリが動くことができても(県内全域を約30分以内で行くことができるとのこと)、一刻を争う場面では大きな壁になってしまいます。
平場が限られる山間部においては、ヘリ(全長約13メートル)のために必要な場所の確保は、平野部とは異なり決して容易なことではありません。
写真は、そのランデブーポイントの一つ、美郷町南郷渡川(どがわ)の「旧渡川中学校」。
平成17年4月をもって閉校となったかつての学び舎は、地元上渡川地区の活性化に取り組む若者集団「渡川ONE(どがわん)」の活動拠点にもなっています。
その昔、元気な子供たちが走り回っていたであろう旧グラウンドが、静かに地域の人たちの"まさか"に備えています。
当然、この山間の地にドクヘリのプロペラ音がこだますることが無いのが一番ですが...
ドクヘリは住み慣れた地域で安心して暮らしていくために必要なものの、ほんの一つに過ぎません。
中山間地域における人々の営みが、いついつまでもこの地で続いていくよう、来たる年も事務局員の一人として少しでもお役にたてるよう頑張ろうと、渡川地区に広がる美しく豊かな里山の風景を見て気持ちを新たにしたところで、今年の締めとさせていただきます。
それでは皆様良いお年を...
ジオツアーから見る霧島ジオパークの魅力
初めまして。4月から事務局メンバーに仲間入りしました"だまこ"です!
貴重な(?)女子メンバーということで、"女子目線"から中山間地域の魅力をお伝えできたらいいなと思っております。よろしくお願いします!
さて!
初めての投稿となる今日は、第6回日本ジオパーク全国大会で行われた霧島ジオパークの各地を巡るツアーをもとに「霧島ジオパークの魅力」についてお伝えします!
ジオ=地球?パーク=公園?・・・ジオパーク=地球公園???
と思われた方のためにまずはジオパークについてご紹介。
ジオパークとは、ジオ(地球)に関わるさまざまな自然遺産、たとえば、地層・岩石・地形・火山・断層などを含む自然豊かな「公園」のことであり、山や川をよく見て、その成り立ちに気付くことに始まり、生態系や人々の暮らしとのかかわりまでをつなげて考える場所です。足元の岩石から頭上の宇宙まで、数十億年の過去から未来まで、海や山の大自然からそこに暮らす生き物と人々までを一つにして考える。つまり地球を丸ごと考える場所、それがジオパークです。
そして、今回ご紹介する霧島ジオパークは、宮崎県(都城市、高原町、小林市、えびの市)と鹿児島県(霧島市、曽於市、湧水町)にまたがる「自然の多様性とそれを育む火山活動」をテーマとしたジオパークです!
それでは、「霧島ジオパークの魅力」をご紹介します!
まずは、えびの高原池巡りコースと渓谷めぐりツアーから霧島ジオパークが誇る壮大な景観です。
火口湖の青と空の青が鮮やかに映えとても気持ちがよさそうです。えびの高原にある3つの火口湖をめぐるえびの高原池巡りコースは、霧島ジオパークのモデルコースとしてホームページでも紹介されておりますので、御参照ください。 高千穂牧場から臨む霧島連山(写真は高千穂の峰)。壮観な出で立ちに圧倒されるばかりです。
つづいては、火山生まれ湧水育ちツアーより、チョウザメ料理のランチのご紹介です。
今注目の小林産チョウザメ。
チョウザメという名の由来は、体表にある硬い鱗(うろこ)が蝶の形に、全体的な形はサメに似ているから。そう!実はサメではありません。(私は先日初めて知りました・・・(^^;))
身は淡白でヘルシー、おまけに皮や頭の部分にコラーゲンがたっぷり。女性には嬉しい食材ですね!
霧島ジオパークを訪れた際には、こういった美味しい食べ物もぜひご賞味ください。
最後は、日本三大車窓のひとつ、JR肥薩線に乗車して加久藤カルデラの絶景を楽しむコースからえびの市の名所「めがね橋」のご紹介です。昭和3年に架けられた石造りの3連アーチ橋で、正式名称は「月の木川橋」。国の登録有形文化財にも指定されています。
これらは霧島ジオパークの魅力をほんの少しご紹介した程度です。百聞は一見に如かず。
皆様も是非一度、霧島ジオパークに足を運んでみてはいかがでしょうか。
来年の春 日之影町中川地区のチューリップまつりが楽しみです。
事務局のY・Tです。
12月に入り、今年も残すところあと僅かになりましたが、先月の29日(日)に日之影町の中川地区で行われましたチューリップの植え付けのお手伝いに参加してきました。
中川地区は、「道の駅青雲橋」から9キロメートルほど入ったところの小さな集落ですが、毎年4月には、「チューリップまつり」を開催されていて、多くの方が訪れる集落です。
中川地区の案内です。
「いきいき集落」にも認定されています。
ここが、チューリップまつりの会場になるのですが、ここからは、国の名勝の一つである「比叡山」、「矢筈岳」が一望できます。
春には、約3万本の色とりどりのチューリップが咲き誇りますが、そのチューリップは、地域の方々が球根を一つ一つ植え付けされたものです。
この日は、「中山間盛り上げ隊」の隊員の方もお手伝いに参加されていました。
この写真は、私が今年の春に撮ったものです。
素晴らしい景色と一面のチューリップ。
今から、来年の春が楽しみです。