2011年6月の記事
いきいき都城市笛水
都城市方面から行くと、小林方面の国道に入り高崎から野尻へ向かいます。
宮崎市方面からだと、野尻湖入口から高崎方面へ向かいます。
ほとんど小林市野尻町との境にある笛水集落。
いきいき集落を担当して、非常に頻繁に聞く名前だったので、一度訪れてみたかったのです。
たまたま都城で会議があり、その帰りに拠点となっている茅葺き小屋を訪れました。
わが課の地域づくりスペシャリスト、Yさんから代表の方に連絡を取ってもらい、
突然の訪問に対応してもらいました。
笛水ウオークや茅葺き小屋での農作物販売、耕作放棄地でのゴボウなどの栽培。
また、椎葉村や鹿児島県などに研修に行くなど、その好奇心旺盛な姿勢に圧倒されました。
7月16日には夏祭りがあり、茅葺き小屋も年中無休とのことです。宮崎・都城いづれからも近い集落
ですので、是非お立ち寄りください。
玉入れの精神
たまや~!!
昨日、古巣・諸塚村で行われた『九州玉入れ選手権 in もろつか』は大盛会!
その裏で凱旋帰村(優勝?)が"梅雨と落ち、梅雨に消えにし"のTです。
今回で12回目となった玉入れの九州大会。
すっかり玉入れ=諸塚村というイメージも定着しつつあり、今年も村内外から多くの参加者が集結し
ていました。
そこで、我々事務局もチーム「中山間モリ・モリ・アゲ・アゲ隊」を結成!
事務局職員のみならず、中山間盛り上げ隊の県派遣職員や元中長期隊員夫妻、さらには通称"おっ
ととっと組"と私が名付けている同期の女性職員までをも巻き込んだ熾烈な総選挙の末(!?)、「ド
リムス。組」と「なば組」の2チーム体制で臨んでまいりました~。
・・・・・・・・・が、ここで元諸塚駐在員ともあろう者がまたまた痛恨のミス!
玉入れの制限時間は3分であると思い込んでいた私は、職場の体育館で行った直前練習では「3
分!3分!」と熱血練習をしたにもかかわらず、直前に制限時間が4分以内であることが判明したの
です。
「1分も時間が伸びれば気持ち的にも楽ですよね・・・・・」と言い訳をしているうちに予選がスタート。
(↑ ドリムス。組) (↑ なば組)
「なんて華麗な投球フォーム、そして、見て!プリン体の減量成功!」と自己陶酔していた私でした
が、スタッフをされていた諸塚村役場の元同僚の皆さんからは若干うしろゆびさされ気味・・・・。
・・と、玉を入れるゲージよりも周囲の視線が気になりながらも、チーム全員で楽しくプレーすることが
できました。
『玉入れは、参加することに意義がある。』
オリンピックではありませんが、少なくとも私にとってはその言葉の意味を強く感じることができまし
た。
「アクティ部」メンバー(↑)をはじめ、ちょっこし懐かしくなってきた諸塚村の顔ぶれと再会。
いろんな方に「おかえり~」と言ってもらえたり、
元中山間盛り上げ隊中長期隊員の木野さん(↑)が諸塚村で頑張っている姿を拝見したり、
(お母さん(写真左)も「もろっこはうす」の販売をお手伝いされていました。)
(↑ 会場に設置された諸塚村の特産品コーナー)
さらには、中山間・地域政策課の同僚の皆さんや同期の方が、諸塚村という村のイベントに一緒に参
加してくれたり、
そして、諸塚村の元同僚の皆さんがボランティアのスタッフとして一生懸命大会を支えていて、諸塚
の元気が変わらずそこにあったりと。
いろんな意味で嬉しく意義のある玉入れ大会となりました。
はてさて来年は・・・・・・・猛特訓して「玉入れ神7」でも結成しましょうか。
(ゲームに出場できるのは最大6名ですが。)
意義あり!?
週末はリフレッシュ!
梅雨の長雨のあいだの久しぶりの晴れ間、と思ったら30度超えの真夏日でぐったりのあなたへ。
この週末、この時期ならではのイベントをご紹介。
① 梅雨の花といえばもちろん「あじさい」。美郷町北郷椎野地区のあじさい祭
は25日、26日
② 日南市南郷「道の駅 なんごう」のジャカランダまつりは26日が最終日。
③ 事務局員も参加する諸塚村の九州玉入れ選手権大会は、26日。(この時期ならでは?)
事務局員は決して30万円の優勝賞金が欲しいわけではありません。大会を盛り上げるため、東日本大震災被災地域に対する義援金を納めるために行くんです。念のため。
つゆ知らず
元諸塚駐在員T、今度は日之影町デビュー!
日之影町といえば、元日之影駐在員Fさんがこよなく愛し、愛された地域。
「どんな素晴らしい地域なのかこの目で見てみよう!まずは景色からじゃ!」
・・・・・・・・と、意気揚々だったのですが、日之影山峡梅雨景色の日曜日。
強い雨が私のやる気・元気を洗い流してしまいそうでした。
えっ、雨の中何をしに行ったのか!?
雨の週末、日之影町追川上(おいがわかみ)地区で行われた道路の草刈り作業に、「中山
間盛り上げ隊」として参加してきたんです。
日之影町中心部から追川上地区をめざして進むこと数10分。
作業現場に到着すると、どこか懐かしい草刈り機の音が山の中で鳴り響いていました。
↑ 作業しながらどこか見覚えのある景色だな・・・・ と思っていたらなんと古巣「諸塚村」 の看板が!
今回の作業場所は、日之影町と諸塚村の境も通る六峰(ろっぽう)街道沿いだったのでした~。
アケボノツツジの開花シーズン(春)にもよく利用する道路ですね。
そんな場所で作業を行うとはつゆ知らず、目の前に諸塚村が現れたものですから「二度おいしいぞ」
的 な感じですっかりテンションが上がってしまいました。
↑ 歓喜の諸塚またぎ(日之影町側 → 諸塚村側)
諸塚村側も既にきれいに刈られていました。
しかし、喜びもつかの間でした・・・・・・。
この町村境から追川上地区までの約5㎞(!)の道沿いをひたすら作業していくことになるので
す。
↑ 刈られた草を無我夢中でかき集めながら下っていきます。
「雨の中の作業は草が刈りやすい」という事は諸塚村在住時に学習していましたが、5㎞近くも道路
を下りながら作業したのは初めてでした。
それにしましても、追川上地区の皆さんと中山間盛り上げ隊の皆さんにこんなにガッツがあると
は・・・、まさしく梅雨(つゆ)知らずの草刈り作業でしたね。
端から見ていると誰が追川上地区の方で誰が中山間盛り上げ隊の方なのかわからなくなる瞬間もあ
ったのですが、ある意味では一体感があって理想的な光景なのかもしれません。
この日、1週間前に購入した私の万歩計の数値は歴代最高歩数の約13,000歩をマーク!!
そんなに歩いていたともつゆ知らず、再び喜びに沸いた"体脂肪に悩むT"だったのでした。
久しぶりに
珍しくお仕事の話題です。
県商工会連合会主催の 「買い物弱者対策研究委員会」 に
委員である当課課長の代理で出席しました。
県内各地域の商工会の方や専門家の方及び行政職員が委員となって、買い物弱者の実態把握や対策の研究を行っていくものです。
第1回ということで、ざっくばらんな意見交換がメインでした。
キーワードはどうしても 『採算』 というところになりますが、
『 地域コミュニティの連携 』という深い問題に行きつく場面もありました。
昔から「もの」が限られているなかで、助け合って自給・調達してきた中山間地域のみなさんの地域力は本当にすごいと思います。これからもこの地域力が保たれるようみんなで知恵を絞りたいものです。
切手のないおくりもの
週末、諸塚村の人達と"視察研修"という名目の「梅雨の宴 in のべおか」に行ってきたTです。
久々に会う面々と楽しく飲み明かすこと約9時間。
ごっとり飲みすぎてしまい今週1週間の体力に不安を隠せないところです。
さて、今も変わらずおつき合いいただいている諸塚村の方々ですが、観光協会やもろっこはうすの
方々をはじめ、宮崎に来られた際に当事務局に立ち寄っていただいては様々な「ギフト」を届けてくれ
るんです。
それはコチラ!(ワン・ツー・スリー・・・・・)
↑ 名付けて、「思い出ぽろぽろセット」。
"諸塚検定上級編"の品々ですので、以下に解説を記しますね。
← ①古いポスターを再利用して作った手づくりの封筒や入
れ 物。村のPRも兼ねた諸塚のナイスなエコバッグです。
あのお方達が一生懸命作っている姿が思い浮かびます。
焼酎入れに使おうかな。
新茶。
「茶もみん」の日々を思い出します。
← ③・④諸塚の貴重な情報源となる「村報もろつか」と
「平成23 年度版生涯学習カレンダー」。
諸塚村に遊びに行く予定が立てられやすいようにと"諸塚の
姉"が送ってくれました。
そして、諸塚と言えばやっぱり・・・・・・・のアレも来ました~。
今月26日(日)に諸塚村で行われる予定の「九州玉入れ選手権大会 inもろ
つか」の案内状。
※この件につきましては、現在、事務局の精鋭達を募ってエントリーの準備中でございます。
これらの「切手のないおくりもの」は、私にとってはどんな高級ギフトよりも嬉しいものですし、何よりも
地域の「顔」を見れるのが楽しみなんですよね。
「でも~、これらのグッズってTさんにしかわからないよね・・・・!?」
・・・・・・・と、今回の写真撮影に御協力いただいた事務局の薩摩おごじょEさんはおっしゃいました。
"明日はわが身"とも知らずに・・・・・・・ふふっ。
そのうち大先輩の篤姫を意識して「私は宮崎の人間じゃ!」って言うほどにどっぷりハマってしまうか
もしれませんからね!?
小鹿物語
バンビに
おさるさん、
うさぎさんに
もぐら・・・
去る6月6日、県庁講堂で、副知事をトッ
プとした「鳥獣被害対策特命チーム会
合」が開かれました。
会議の内容は、農作物をこれらの野生
動物からどうやって守るか・・・
特にシカは、
多くの方にとっては、屋久島や阿久根大
島、霧島といった観光地とセットで思い
出すかわいらしい動物ではないでしょう
か?
でも、井上鳥獣被害対策スペシャリスト
(写真下段)の
① 農作物も農作物の近くに生えている草もシカにとっては、同じエサ!
② 柵から伸びた枝や作物は、イノシシやサル等にとっての餌付けになってしまう!
③ 農道や林道の草も、適切な時期に刈らないと、山や森の木々が枯れる冬に成長して
エサになってしまう!
といった講演を聞いて、鳥獣被害対策には、適切な対応が必要なことがよく分かりました。
県では、今後、大切な農林作物を守るために、被害や鳥獣への対策を県民のみなさまへ広くお知
らせしていく機会を持つ必要があると考えています。
農業や林業に携わっている方も、そうでない方も、私たち自身の「食」を守る取組みとして、ぜひ、
関心を寄せていただければ・・・と思います。
森聞き
「森聞き」という映画を観ました。
林野庁等が毎年行っている「森の聞き書き甲子園」。
山村地域の人達に高校生がインタビューするもので、それを映画化したものです。
以前森林環境教育の担当部署にいたこともあり、この映画の公開には興味がありました。
この4つの「森聞き」のうちの1つで、五ヶ瀬中等教育学校の生徒が、椎葉村で焼き畑を続ける椎葉クニ子さんに話を聞いています。
焼き畑のどこが好きですかという問いに、好きなんじゃなくて、ずっとソバの種を残していくためにやっている。そうやって自然の生物、植物は種を保存するために生きている、と答えていました。
この生徒は、自分が好きなことをやるだけではなくて、そうでなくてもしっかりいろんな人の話を聞いて、生きていくことを学んだようです。
それ以外にも、北海道で林業を営む85歳の方の話では、森林の空間の中で、いろんな反省や思いをめぐらせながら、自由な空間で仕事をさせてもらい、危険で悲しい思いもしたこともあるが、全く後悔はしていないという話がありました。その話を雪の降る北海道の山の中で聞きながら、そのおじいさんのような生き方がしたいと決意を新たにする高校生も登場したりします。
6月10日まで宮崎キネマ館で上映していますが、昼間しかやっていないので、もし見るなら年休(時間休)となるわけですが、休めるなら休んでも見る価値があると思います。
南の郷のウエスト・サイド物語
いざ奈良の正倉院へ!
・・・・・と行くはずもなく、これまた1人旅をする勇気と気力の復活が待ち遠しい元諸塚駐在員Tでござ
います。
「また思わせぶり!? しかも洋画じゃなくて日本の話? いい加減にして!それじゃ写真の建物は
どこにあるの!?」・・・・・・・・ごもっともな御意見でございます。
なんとこの建物の所在地は、自称チャングム(私)も「灯台下暗し」の美郷町南郷区内。
前回ご紹介した「百済の館」のお隣にあるのです!
その名も「西の正倉院」。
世界遺産の正倉院にある宝物と同一品・「唐花六華鏡」(↑)など、貴重な文化財がこの地に残って
いたことから計画された建物で、それまで門外不出とされていた正倉院図を元に、屋根瓦や柱など
のすべての部材や瓦の葺き方まで寸分の違いもなく再現したものだそうです。
建築にあたっては、宮内庁や国立文化財研究所の支援を受け、材はすべて木曽の天然桧を使って
いるという一大スペクタクル事業だったようです(10年かけて平成8年に完成)。
建物の中には、百済王族が残したとされる宝物など貴重な文化財が数多く展示されているのです
が、中でもその多さに驚かされた物が・・・・・、
↑ パイプオルガン・・・・・・ではなく、近くにある神門(みかど)神社の天井裏から見つかった1,00
3本の鉾(ほこ)。
大量に集積された鉾は当時の百済王族が遺した物と云われており、奈良の文化だけではなく当時
の大陸文化と百済王族の歴史が融合しているところに「西の正倉院」独自の風を感じましたね。
まさしく「南郷版ウエストサイドストーリー」といったところでしょうか?
2週連続でお送りした美郷町南郷区シリーズ。
晴れた日に写真が撮れればその素晴らしさをもっとお伝えできたかもしれませんが、これからもちょく
ちょく"隠密同心T"となって訪れる予定ですのでまたあらためて~。
いくら私でも、南郷のロマンチックスポット「恋人の丘」に1人で行くのはハードルが高すぎます
けど・・・・・・・・・(泣)
反省から行動へ
皆さん,年度始めの健康診断は、受けられましたか?
(県庁は、この時期に定期健康診断が実施されています。)
結果が判るのは先でしょうが、何度も血圧を測り直した方、
腹回り測定の数値にショックを受けた方、
診察で先生からの優しい脅しを受けた方も多いはず。
仕事や家庭のストレスに加え、不規則な飲酒生活(?)、
日頃の運動不足で知らず知らずのうちに身体が
自分の理想からかけ離れたものになっていませんか。
そんな貴方に是非ともお勧めなのが、「森林セラピー」。
我が中山間地域には、3つの森林セラピー認定基地
「森林セラピー基地」とは森林浴のリラックス効果はもちろん、
血圧の低下や身体の免疫力の向上など、
心身を癒す効果が高いことが科学的に実証された森林のあるエリアのことです。
このエリアにあるセラピーロードを歩くだけで、ストレス解消、脂肪燃焼など
生活習慣病対策ができます。
3基地とも申し込めばガイドもしてもらえます(有料)し、
イベント等も開かれています。
自分のため、愛する家族のため、是非お出かけください。
ホタル in 中山間地域
中山間盛り上げ隊として
椎葉村と五ヶ瀬町に派遣されている
菊野さんと三谷さん
(下の写真
手前から菊野さん、三谷さん)
の業務報告会を、昨日から本日にかけ、
県庁で行いました。
今回は、
二人の現在までの活動状況を教えてもらったり、
県の業務内容を事務局から説明したりということをしました。
また、
昨年度まで
諸塚村へ派遣されていたTさんが
(右の写真 向かって奥)
アドバイスをしたり・・・とか。
業務報告をとおして、
菊野さんが、椎葉村で第5次長期総合計画の策定に関わっていること、
三谷さんがいきいき集落を訪問
していることなどが分かったりもしたのですが、
それよりなにより
『神楽は、それぞれの神楽で舞手の数や舞い方が違うんです!』とか、
『夜道は、ちゃ~んと目を開けて歩いているのに、目を閉じているのかな?って思うほど、
真っ暗なんです!』という話の方がインパクトが強かったりします。
そうそう!!
五ヶ瀬町では、そろそろホタルシーズンだそうです。
みなさんも、お時間を見つけて、ぜひ、足をのばしてみてくださいね!
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