2009年12月の記事
仕事納め
本日で今年の仕事納めです。
1年間(といっても始まったのが8月でしたが)、中山間ブログをご愛顧いただきましてありがとうございました。
というわけで、当事務局の1年間を簡単に振り返ってみました。
1月
平成21年度新規事業として検討していた「中山間盛り上げ隊派遣事業」について、知事より「中長期派遣」を新設するよう指示あり(当初案では短期派遣のみだった)。急遽財政当局等と協議し、事業化。
2月
「いきいき集落」55集落を認定、記者発表(以後、随時認定を行い、現在まで15市町村、83集落を認定)。
3月
島野浦島にて「離島航路行政連絡会議」開催。何故か国・県・市の関係職員と島の皆様で、WBC日本代表の決勝戦をテレビで応援。イチローの決勝タイムリーの情報は帰りのフェリーの上で聞く。
4月
「中山間盛り上げ隊」県職員派遣開始(駐在ブログを書いている3人です)。
5月
「中山間盛り上げ隊」短期派遣隊員募集開始。
「いきいき集落連絡会議」役員会開催。
6月
第1回「いきいき集落」認定証授与式を西米良村で開催。知事より村所地区、小川地区に認定証とのぼり旗を贈呈
(以後、県内各地にて随時認定証授与式を開催)。
「中山間地域雇用創出支援事業」選考委員会開催。4団体に対する交付を決定。
7月
「宮崎魅力再発見 出会い・ふれあい交流事業」第1回を美郷町で実施。県外からのムラの娘7名を受け入れ
(以後、諸塚村、椎葉村、西米良村、小林市須木で、各2回ずつ受入を実施)。
8月
「中山間盛り上げ隊」短期派遣開始。第1回は西米良村にて「やまびこ花火大会」開催のお手伝い
(以後これまでに24回、延べ101人を派遣)。
「中山間ネット」駐在員ブログ先行オープン。
9月
「中山間ネット」正式オープン。
「宮崎県移住セミナー(東京)」において、「中山間盛り上げ隊」中長期派遣隊員募集活動(その後3名が隊員登録)。
10月
平成22年度予算、新規事業立案作業本格化(現在検討中)。
11月
現行過疎法失効(H22.3)後の新過疎法制定について県選出国会議員への要望活動実施。
「おでかけスポットスタンプラリー」開始(2月末まで)。
12月
「中山間ネット」に「中山間盛り上げ隊」ホームページ開設。
こう書いてしまうと、これだけしか仕事をしていないように思えますが、
他にも通年、「電源交付金」ヒアリング、検査等があったりとか、議会中は議会対応、
現在真っ盛りの来年度予算編成作業等々、色々あった1年間でありました。
今年の反省を踏まえ、来年も事務局職員一同頑張っていきますので、よろしくお願いします。
皆様も良い年をお迎えください。
平成22年度予算
鳩山政権による平成22年度予算案が公表されました。
当事務局の焦点は、事業仕分けの対象となった離島航路補助金と電源交付金、
そして、来年3月に法律の期限が切れる過疎地域対策。
それぞれ、こんな結果となりました。(全国枠です)
離島航路補助金 47億7千万円(昨年度 48億円) → 本県に影響なし。
電源交付金 1097億5千万円(同1117億3千万円) → 本県に影響なし。
そして過疎法関係。 予算的には 6億6千万円(同6億3千万円) → 本県に影響なし。
過疎法に関しては、民主党と自民党で、
現行法を5年延長、過疎債によるソフト事業を認める方向で合意したとの報道も。
とりあえず、ほっとしたクリスマスの夜でした。
ウーマンパワー。
皆さま、メリークリスマス!!
昨年、「ホールケーキにまるかじり」を目論み、友人と25日夜中に町中でケーキを探し回った挙げ句、
結局見つけられず某ファミレスで聖夜を明かしたさとう(28歳・女)です。今年のクリスマスやいかに!
さて、私にとっては今年最後のブログです。
宮崎県のどの観光地よりも中山間地域へ行った回数の方が圧倒的に多かったこの数か月に
腹の底から実感したこと・・・それは、
ウーマンパワーは本当にすごい!! ・・・ということでした。
「女性が元気な地域はいきいきしている」と言ったのは某県の知事。
確かに、お邪魔した元気な地域には、当たり前に農作業をし、恐ろしいスピードで料理をし、途方も
ない 知識を持ち、朗らかに笑う女性が沢山いらっしゃいました。
生活力というか、生きていく力というか、 人間として持つべき力に溢れている感じ!
そんな人生の先輩達にお会いできたのが今年の一番の収穫だったかもしれません。
中山間地域に生きる女性が、来年も健やかに笑っておられることを願います。
そのためには 健康第一!!
って、なぜいきなり健康論か。
最近、わたし、乳がんの検査を受けたのでした。。。
女性に圧倒的に多いこの病気は定期的な検診の受診や日頃の自己検診がとても大切。
結果的に異常なしでしたが、健康の大切さを痛感したのでした。
乳がん検診も含め、各市町村でがん検診が行われていますが、自治体によって自己負担率や対
象年齢も異なるようです。ちなみに、宮崎県はというと→→→宮崎県のがん情報
地域行事にお仕事に忙しい女性の皆さんだからこそ、ぜひご自分のからだを大切に!
そして健やかな日々を送っていただきたいなと、生意気ながら思う今日この頃なのでした。
来年も中山間地域のスーパーウィメンにお会いすることを楽しみにしています!
地域コミュニティの再生
私の住む地域のイベントに行ってきました。
(中山間地域ネタじゃなくて、ど~も、すみません・・・)
ところで、このイベントは、
宮崎市の地域コミュニティ税を活用して開催されたものです。
少子高齢化や自治会加入率の減少による地域の連帯感の希薄化や
地域が抱える課題の多様化等といった現状への危機感が、
同税の導入のきっかけになったようです。
導入に当たって賛否両論の論争が起こりましたが(今でも議論されていますが・・・)、
いずれにしても、地域コミュニティの維持・再生という問題は、
中山間地域のみならず都市部においても大きな課題になっているのですね。
話がかたくなりましたので、早速イベントの紹介です!
会場となった檍地域事務所。
奥の方には川南町のかの有名な「軽トラ市」にも負けない10数台の軽トラックが
「お米」「新鮮野菜」などを販売してます。
こちらは宮崎農業高校の生徒さんによる「宮農ふれあいマート」。
高校生が作ったお米やお花、果物などを販売。(頑張れ~若人!)
市価よりもお買い求め安い野菜や果物、
また、シクラメンやお正月用のお花も販売してました。
地域協議会の方々の指導の下、餅つき。
(リズムがなかなか合わず苦戦のようでした)
このほか、トラクターとの綱引き大会やちりめんご飯試食会など多数の催し物が行われ、
地域を盛り上げようと皆さん一生懸命でした。
寒い日が続きますが。
ここ数日、寒い日が続きますが、
県内の中山間地域でも、山々は雪で真っ白くなっているようです。
ここ、宮崎の中山間・地域対策室(事務局)も、昨日の朝はとても寒く、
みなさん、午前中はブルブルでした。(暖房は入っているはずなのですが・・・)
今日、22日は、冬至です。
こんなに寒いと「冬至」らしいのですが。早く、日が長くなって温かくなって欲しいです。
冬至と言えば、「ゆず湯」ですね。
冬至に「ゆず湯」に入ると風邪をひかないとか。
調べてみると、宮崎のゆずの出荷量は、四国の高知がダントツで、愛媛、徳島に次いで、
全国4番目の出荷量みたいです。
県内では、西都市の東米良、西米良村、日之影町、小林市などでの多く生産されていて、
これら中山間地域の特産品となっています。
西都市の東米良では、児湯広域森林組合が「ゆず」の出荷など取り扱っています。
219号線沿の瓢箪淵に集出荷施設があります。
たぶん、森林組合が「ゆず」を取り扱っているのはめずらしいと思います。
森林組合のHPによると、この地域のゆずの木はすべて在来種で、
この地に自生していた2千本より選ばれた樹木20本から穂木を作り、
更にその中から厳選された2本が育てられて、現在3万2千本になっているそうです。
東米良の気候や地形がゆずの生育に適していて、薫り高いゆずが生産されているようです。
寒いこの時期、鍋の季節、ゆずは鍋物のやくみなどとして最高ですよね。
とくに、ゆず胡椒はいいですよね。
昨日は、県庁前の楠並木通では、日之影町の加工品などが販売されていて、
ゆずやゆずの加工品などが販売されていました。(本日まで)
ゆずがたくさん販売されていました。 せび、お買い求めください。
JIN-仁-
TBS日曜劇場「JIN-仁-」が終わりました。
殆どテレビドラマは見ない私ですが、この番組だけはなぜか初回からずっと見ていました。
昨日の最終回は予想通り涙、涙・・・。
平均視聴率も20%を超える大ヒットだったようですが、いろいろと考えさせられるドラマでした。
主人公が150年前の幕末にタイムスリップするという設定ですが、
「この150年間に医学は飛躍的に進歩したんだなぁ(医学に限らないけど)」
「自分がタイムスリップしても、江戸の人々に役に立つ技術なんか何もないなぁ」
「綾瀬はるかみたいな人が奥さんだったらよかったなぁ」
「仁先生は外出のたびに、必ず竹林を通るのはおかしくない?」 などなど。
また、内野聖陽演じる坂本龍馬はすごかったので、
「来年のNHK大河ドラマで同じく龍馬を演じる福山雅治は比べられて大変だろうなぁ」などと
どうでもいい心配をしています。
(ここまで、番組を見ていない人には何の事だかわからないネタですいません → そんな人はこちらを)
で、ここから本題。
本県に、国から「地域医療再生臨時特例交付金」50億円が交付されることになりました。
これは、本県の救急医療体制の整備と医師確保にとって大きなものです。
中山間地域の課題は数多くありますが、救急医療は最たるもので、
同じ事故や病気でも、都市部の命は助かり、山間部の命は助からないというのは
「多少不便だけど、まぁいいか」ではすまされない問題です。
諸塚駐在寺原くんのブログにもある通り、
中山間地域では、役場の職員が救急搬送を担い、救急車を運転しています。
このブログのときは、骨折だったとのことで、命にかかわるようなことは無かったようですが、
一刻を争うような時、頼りになるのは、やっぱり寺原くんではなく(寺原くん、ゴメン)、仁先生でしょう。
今回の交付金を機に、一日も早く、諸塚の空に「ドクターヘリ」が飛ぶことを切に願っています。
ムラの娘が~西米良村で~出会った~。
宮崎ウル○ン滞在記!ニ非ズ。
ウルルンな感動のある宮崎魅力再発見 出会い・ふれあい交流事業です。
12月8日~9日・・・ムラの娘は西米良村と出会い、ふれあってきました!
あっ!そこにいるのは西米良村駐在員のKさんではないですか~~~!お久しぶりです~~!
さて、さっそくムラの娘は中武ファームさんで柚子農家体験!
ほとんどが山地である西米良村。見たことのないくらい急な斜面で柚子の収穫が行われていました。
「この辺はヘリコプターが下を飛ぶんだ」
「ここに座ってあっちの山に雷が落ちるのを見とったら段々近づいてきたんで怖かったよ~」
などなど、びっくりエピソードを沢山聞きながら、柚子の箱詰め作業をしました。
お次はおがわ作小屋村でほおずき・かずらアート体験!
かずらを籠や船型に編んでほおずきを乗せ、点灯させます。。が、この編み編み作業が至難の業!
それでも皆さん、素敵な作品をつくりあげました♪♪
夜は小川地区の公民館へ。「米良神社大祭」で奉納される神楽の最後の練習を見学させていただき
ました。普段なかなか見ることのできない、貴重な機会!
小川の神楽は優雅さが魅力だとか。私のような素人から見ても、とても見応えのあるものでした。
写真は直会&コテージでの交流会の様子です。交流会では民話も披露していただきました!
米良神社に参拝して、いわなが姫が身を投げたという場所で思いを馳せたり、かの有名な
「日本昔ばなし」にもなったうるし兄弟伝説が残る「蛇渕」や、「虹の滝」などを巡りつつ。。。
何と、明治の時代に建てられたという本物の作小屋へ!!
作小屋では石窯ピザづくりを体験させていただいたり(粉から具材に至るまで、西米良村産!)
ニジマスを囲炉裏で焼いていただいたりと、昼食の準備をして・・・
囲炉裏を囲みながら、皆でいただきました。「塩以外につくれないものはない」という一江さん
お手製の油みそ、漬け物、おまんじゅう、どれもこれも絶品!!
25年ほど前の西米良の映像を見たり、西米良にまつわる色々なお話を伺いながら、楽しく過ごしま
した。
それにしても、椎葉村といい、西米良村といい、中山間地域にはスーパーウーマンがいるもの
ですね。一江さんは本当に素敵な素敵なお方でした。皆さんもぜひ、中山間地域に足を運んで
その魅力に触れてみていただきたいと心底思います。
西米良村の皆さん、本当にありがとうございました!
さて、次回はいよいよラスト、小林市須木に行ってきます!!
星空日本一
今週初め(13日~14日頃)に冬の夜空を彩った『ふたご座流星群』を見られた方いらっしゃいますか?
私も、是非見たいと思っていたのですが、うっかり夜空を見上げるのを忘れてました。
この『ふたご座流星群』、1月の『しぶんぎ座流星群』、8月の『ペルセウス座流星群』と並んで、
三大流星群に数えられています。
毎年常に1時間あたり20個から30個の流星が見られるということで、楽しみにしていたのですが・・・
ところで、本県は、環境省主催の全国スターウォッチングで、都城市(旧高崎町)は7回、小林市は5回、
綾町が1回、「星のよく見える町日本一」に選ばれているということ、ご存知でしたか?
また、都城市(旧高崎町)、小林市、そして美郷町(旧北郷村)には、天文台があり、星空会も多く
開かれているそうですよ。
空気の澄んだ中山間地域はスターウォッチングに適していますね。
街角に溢れるクリスマスイルミネーションを見るのもいいですが、たまには空を見上げて宇宙への夢をはせてみてはいかがでしょうか!
来月1月の『しぶんぎ座流星群』をお楽しみに ・・・・☆☆☆
過疎法~その2
平成21年12月3日、政党では唯一、過疎対策のための常任の委員会を設置している自由民主党が、過疎対策特別委員会を開催し「過疎地域再生特別措置法案【概要】」 gaiyou.pdfを示しました。
これは、議員立法を原則的に禁止している民主党が、"全党一致であれば"と従来通りの議員立法を認めたことがベースとなっています。
マスコミ等の情報によると、自民党は、民主党をはじめ社民、国民新、共産各党とも協議を行っており、民主党とは指定要件や過疎市町村基金の創設などについてもほぼ合意に達しているものの、「民主党は現行法を拡充して3年延長することを主張しているのに対し、自民党は新法で10年を主張しており調整がついていない」ようです。
仮に、自民党案のとおりの新法が成立すれば(あるいは現行法が拡充延長されれば)、その規模にもよりますが、過疎市町村にはとても大きなメリットとなります。
目玉は、何といっても過疎債を活用した基金の創設です。
これまで道路や施設整備などのハード事業が中心だった過疎債の対象に、バス路線の維持や地域医療の確保、若者の定住促進、間伐など、地域の実情に応じた様々なソフト事業を行うための基金積立が加わります。
過疎債は、元利償還金の70%が交付税措置されますので、ソフト事業実施のための安定的な財源の確保という観点から、財政力の弱い過疎市町村にとっては強力な後ろ盾となります。
このことは、県の地域振興施策にも大きな影響を与えるかもしれません。
いずれにせよ、過疎地域が果たしている役割を正しく評価し、国民共有の財産として次代に引き継ぐための対策は必要です。
また、それとは別の次元で、それぞれの地域で時代の流れ・変化に対応した維持・活性化のあり方を検討することも必要です。
現行法失効を機にそれぞれの場所で議論が深まることが期待されています。
森林の機能
先週の「宮崎すぎの生産量」の続きです。
日本の森林は、約2,500万で国土の約66%が森林で、先進国のなかではフィンランドについで2番目に高く、世界有数の森林国です。
みなさん、ご存じでしたか?
これらの森林の持つ公益的機能の評価は、年間約70兆円との試算があります。
(平成13年11月の日本学術会議による試算)
主な機能は、洪水緩和、水資源貯留や水質浄化などの水源かん養機能が約30兆円、
表面浸食防止や表層崩壊防止などの国土保全機能が約37兆円となっています。
また、地球環境保全に貢献する二酸化炭素吸収機能が約1兆2千億円となっています。
宮崎県の場合についても、同様に試算すると約2兆円となるそうです。
森林の炭素吸収機能について
森林は、地球温暖化の主要因である大気中の二酸化炭素を光合成により吸収して成長し、幹や根などに長期間貯蔵することができます。
中学校、いや高校の生物の時間を思い出していただいて、
6CO2+6H2O+(光エネルギー)→C6H12O6+6O2
植物などの光合成の化学式です。
植物は大気中の二酸化炭素と根から吸収した水で昼間は光エネルギーを受けて光合成を行い、有機物をつくり、その一部を呼吸で消費し、残りで植物の組織を形成します。草本類などは短い期間に枯死して分解され二酸化炭素が排出されますが、森林を構成する樹木は幹や枝という形で炭素が長期間貯蔵されます。樹木は、呼吸で排出する二酸化炭素よりも光合成により吸収する二酸化炭素の量が大きく、樹木は炭素吸収することができるのです。
スギは、成長量が大きく、ヒノキやカラマツ、また広葉樹と比較して炭素吸収量が多い樹種です。
スギがどれだけの二酸化炭素を吸収するかというと。
参考までに
■人間1人が呼吸により排出する二酸化炭素(年間約320㎏)=20年生のすぎ23本が1年間に吸収する二酸化炭素量
■自家用車1台(平均燃費10㎞/,年間走行距離10,000㎞)から排出される二酸化炭素は年間2,300㎏=20年生のスギ160本(0.2ha)が1年間に吸収する二酸化炭素量
これをみるとすごい量ですよね。
おでかけスポットスタンプラリー実施中。
いよいよ始まった「おでかけスポットスタンプラリー」。
当事務局には続々と応募はがきが届いています。
宮崎県中山間地域の特産品の争奪戦は既に始まってますよ!
応募はがき付パンフレットは各参加施設にありますので、お早めにどうぞ!
ムラの娘もろっ娘~出会い・ふれあい交流事業in諸塚村~
まだまだ続きます宮崎魅力再発見出会い・ふれあい交流事業。
今回のムラの娘(こ)が訪れたのは諸塚村!
あらっ!もしやそこにおわしますは、
諸塚駐在員のTさんじゃないですか!どうもどうも、お久しぶりです~♪
と、私さとう(28歳・女)は感動の再会も果たしつつ・・・
さっそくムラの娘さん達は諸塚村の魅力探訪ツアーを開始!!
まずはハーブレストラン まあ夢にてハーブ教室を受講!
クリスマスの飾りとして、ポマンダーをつくりました♪
みかんにクローブを釘のように刺していき、オールスパイスや
シナモンの粉にまぶしてリボンをかけたら完成!
部屋中いい香り♪ お昼はおいしいハーブカレーをいただきました♪
続いては、イルミネーション飾り付け♪
このイルミネーション飾り付けは、商工会青年部の皆さんが
村の皆さんを楽しませようと企画しているもの!
夜の点灯式に向けて、電飾を配置していきます。
一生懸命飾り付けて・・・どんな感じになったかというと、
見てください!きれいでしょ??村の皆さんも点灯を今か今かと待っていましたよ♪
ちなみにイルミネーション点灯式&交流会では、
伊勢エビや椎茸のBBQや伊勢エビの味噌汁、伊勢エビパスタなどがふるまわれました。
水槽にうごめく(?)伊勢エビを選ばせてもらい、包丁で豪快に捌いてもらって即!
いただきましたが、う、う、う・ま・い・ぞ~~~!!(って古い!ネタ元が分かる方がいるのか・・・)
みんなで乾杯!この後、星を見に行ったりして楽しい夜を過ごしました。
翌日も、商工会青年部の皆さんがムラの娘をご案内!みんなで諸塚村内巡りをしましたよ♪
まずは、
①しいたけ団地で椎茸採りを体験させていただき・・・
②採った椎茸を加工グループ「やかた婦人の会」で料理して、お弁当につめて、
③見晴らしの良い展望台でみんなで食べました!
ちなみに、おやつに大福もつくりましたが・・・
「ちょっとちょっと~その丸め方!」→→さて、我々がつくった大福はどれでしょう??笑
他にも、杉の巨木に感動したり、加工グループ(やかた婦人の会、七ツ山婦人加工グループ)
のお母さん達と交流したりと、諸塚の魅力を存分に味わった2日間でした。
諸塚村の皆さん、どうもありがとうございました!
次回の再会は1月末の特産品販売!諸塚の魅力を存分にPRしますよ~♪
寄合い
先日、椎葉村瀧春山(たきはるやま)集落で開催された「集落元気づくりワークショップ」に参加しました。
このワークショップは、九州地方整備局(通称、「九地整」)が、昨年度から九州の小規模・高齢化集落で開催しているもので、本県では、昨年度の西米良村八重集落に続き、本年度は同集落での開催となりました。(これまでの開催概要はこちらから)!
開催場所となった瀧春山集落は、椎葉村役場から約13km、県道から分かれて山道に約3km入ったところに位置する7世帯、人口16人の小規模集落です。
ところで、ワークショップの開始時間は午後7時から。
「夜だから場所が分かりづらいですよ・・・」と心配気味の九地整の担当者に、「以前、集落調査で行ったことがあるから大丈夫ですよ!」と軽い気持ちで返答したものの、担当者の予感が的中・・・・。
漆黒の山の中で不幸にも道に迷ってしまい、30分以上、半べそかきながら山の中を右往左往。偶然、通りかかったワークショップ参加者の車に救われ、幸いにも会場に辿り着くことが出来ました。(トホホ・・・)
さて、瀧春山集落では今回のワークショップ開催を通じて、6年ぶりに集落住民が「寄合い」(すなわち、地域住民の話し合い)を行ったとのことです。
この中で、昔集落でやった春祭りを復活して「的射」をやりたいなぁ~とか、子供達による「もぐら打ち」の伝統文化が再現できればいいなぁ~といった、昔の楽しい思い出や地域に古くから伝わる催事等の復活を願う声が参加者から出されました。
また、コーディネーター役から、「椿」を植栽して、椿油を製造・販売し、その収益を集落に還元している他県での取組事例等が紹介されると、住民の方々は身を乗り出して関心を示されていました。
↑ 熱心に話し合う集落の方々
勿論、世帯数7世帯、高齢化率約80%の瀧春山集落だけでは実施が困難な取組も少なくありません。
けれども、集落のみんなが一緒になって、他の地区の方々や他出子(集落外に世帯を持つ者)の協力を得ながら、前向きに何かに取り組もうとされる姿は大変逞しく、地域づくりの原点は、やはり地域住民が自ら考え行動することだということを改めて実感させられます。
集落が元気になるためには、住民が集まって地域の決め事をはじめ、生活の困り事や日常の楽しみ事、
将来、地域で取り組みたい事等をざっくばらんに話し合い、意見を出し合いながら、住民間の親睦を深め、
物事を決めていく「寄合い」の役割は大変重要であり、意義あるものだと思います。
集落機能の低下が言われる中山間地域の集落ですが、今回のような「寄合い」(話し合いや意見交換等)が数多く行われ、住民主体の元気な地域づくりが推進されることを期待しています。
宝くじ
12月5日(土)の毎日新聞に「年末ジャンボ宝くじの仕組みは?」という記事が掲載されていました。
「質問なるほドリ」というコーナーですが、
この「なるほドリ」のゆる~いキャラがお気に入りです。
こんな本も出ています。
記事によると、「宝くじの収益金のうち46%が賞金に、14%が事務手数料などに、40%は自治体に納められ公共事業などに使われる」とあります。
なな何~んと、「08年度では195億円が時効を迎え、うち1億円以上の当選金が16本あった」そうです。
驚きです。 購入した方はちゃんと調べましょう。
ちなみに、宮崎県では、06年度におよそ85億円の宝くじが発売され、33億円が県の収入となったそうです。 詳細はこちら。
県内で発売された宝くじの収益金だけが県の収益となりますので、宝くじの購入は宮崎県内で (_ _)m。
調べてみました。(宮崎スギの生産量)
宮崎県のスギの生産量は、平成3年から18年連続で全国一位です。
「オビスギ」は、県の木にもなっています。
10月のブログで書きましたが、ちゃんと調べましたのご紹介します。
宮崎県の平成20年のスギ生産量は、121万立方メートルで全国一位です。
日本全体のスギの生産量は、876万立方メートルですから、その約14%に当たります。
2位以下のスギの生産量は、
2位が大分県で71万立方メートル、
3位が秋田県で67万立方メートル、
4位が熊本県で62万立方メートルとなっています。
宮崎県、大分県、熊本県と鹿児島県を含めた南九州4県でのスギの生産量は、全国の約3分の1近くを占めています。
宮崎県のスギは、古くは飫肥地方で植林されていましたが、
戦後の拡大造林により、県北の耳川流域などでもスギの植栽が行われ、
県土の76%を占める森林のうち、
約55%が人工林で、そのほとんどがスギやヒノキとなっています。
これらの人工林が伐期(収穫の時期)を迎えて、この生産量を維持しています。
また、宮崎は、降水量も多くスギの生育に適しており、
その生長量は年間約270万立方メートルにもなります。
まだまだ、森林には資源がたくさんあります。
宮崎で伐採されたスギは、そのほとんどが県内で製材され、
製品の出荷量は約70万立方メートルで、
その用途は柱や板などの建築用材で、製品の約6割が県外へ出荷されています。
このため、本県の木材産業は、住宅の着工数や経済情勢などに大きく影響を受ける構造となっています。
スギは、「すぐ木」(真っ直ぐな木)からスギと呼ばれるようになったみたいです。
みなさんもご承知のとおり、
樹木は光合成によって、水と二酸化炭素を吸収し、酸素を作り出します。
森林は、地球温暖化の主要因である二酸化炭素の吸収・固定の機能を有しています。
成長している宮崎のスギは地球温暖化対策に大きく貢献しているんですね。
また、多くの木材を住宅などの建築用材として生産・加工していますので、
建築用材として長期間利用されることで、さらに炭素固定機能の維持に貢献していることになります。
すばらしいことです。
ムラの娘再訪物語~ムラの娘とクニ子ばあちゃんin椎葉~
宮崎魅力再発見 出会い・ふれあい交流事業の「ムラの娘」再訪ラッシュ。
師走は今回の椎葉村を皮切りに、諸塚村、西米良村、小林市須木と続きますよ~!
担当の私さとう(ムラの娘番長(自称))中山間地域に入り浸り(?)、再訪のもようをお伝えします♪
というわけで、行ってきました椎葉村!
平家が落ち延びたという、また日本民俗学のパイオニア・柳田国男がフィールドワークの地とした
ここ、椎葉村は向山日添地区。山々に囲まれた村のなかでも最も奥深い地域です。
そんな日添にある民宿「焼畑」。伝統的な焼畑農法を守り続ける椎葉さん一家が営むこの
民宿には、知る人ぞ知る!!スーパーウーマンがいらっしゃるのです。
その名も椎葉クニ子さん(85)。
焼畑を守り続けると同時に、山の植物に関しては名前から効能まで学者にも優るほどの知識を有し
(その数500種以上!)全国から訪問や取材がひきもきらないという!!
↑クニ子さんの語りで著された「おばあさんの植物図鑑」
植物に関する知識がぎ~~~っしり詰め込まれてます。
現在ではなかなか手に入らない幻の名著です!
↑ここに写ってる雑誌、本のすべてにクニ子さんのことが掲載されているのです!
今回、ムラの娘たちはクニ子さんから昔語りや植物のことをた~くさん教えていただきました。
「あじさいは部屋に乾しておくと乾燥剤になるよ~」
「山に生えてる草も天ぷらにして食べられるよ」 などなどなど・・・
↓↓これが野草の天ぷらです!お茶の葉(花付き)や菊の花など10種類!!

夕食は山の恵み三昧♪
鹿刺し、野草の天ぷら、煮物に
エゴマの千枚漬け、やまめや椎茸の
塩焼き、それから 椎葉名物の菜豆腐
などなど・・・・
どんなに食べても胃にもたれない
ヘルシーメニュー♪(嬉)
もちろん、地区の方々との交流も盛りだくさんで、
和尚さんに講話をいただいたり、神楽の練習を見学させていただいたり、交流会に混ぜてもらったり、
はたまたいちごを摘んで食べたり、椎葉でつくっているお花をいただいたり!!
今回も盛りだくさんの2日間でした♪
ちなみに、今回のもようが1月3日の「みやざきゲンキTV」で放映されますのでお楽しみに!!
熊本金太郎
今日は日曜日なのでやわらかネタです。
----以下やわらかネタ--------------------------------------------------
世間の注目を集めた行政刷新会議の事業仕分け。
その賛否については既に各方面で見聞するところですが、
国民のお金をどのように使うかについて当事者である国民にオープンな形で議論されたという点にお
ける評価は概ね一致しているようですね。
ところで、その事業仕分けに関連する29日のブログのわれらがリーダーの魔の一言・・・
しょうがないので、熊本に返そうか・・・・。 ←魔の声
熊本と言えば「金太郎」だしなぁ。(意味不明) ←魔の声で
何を隠そう、熊本県から派遣されている健気な職員(28歳・女)の担当する「離島航路補助」、
「電源立地地域対策交付金」が事業仕分けの対象事業になっていたのです・・・
でも、担当してみて、これらの事業の大切さがよ~く分かり、
仕分け作業でもその重要性を踏まえた結論が出されたことは本当に喜ばしいことです。
これで安心して「おでかけスポットスタンプラリー」に行けちゃうぞ~♪♪
・・・・・・・。 金太郎? 金太郎って?? (次回へ続く)
(以下ネタバレあり)
「おでかけスポットスタンプラリー台紙」
一部拡大
さらに拡大
えっ!!
金太郎!!?
熊本のところに金太郎??
なぜ??
確か金太郎は静岡出身のはずで
九州に向かう途中で力尽きたはずでは・・・
まさか・・・
「熊本だから熊」!!?
そんな適当な扱い!!?
よもや
私を熊本に帰したいTリーダー以下、尊敬する先輩かつ仲間だと思っていた皆(主にスタンプラリー担
当のC・Sさん(※))の差し金では・・・ (※)クールな・Sさん
全国の読者の皆さま、
私の存在価値をかけて、熊本と金太郎との関連をご存じの方は中山間・地域対策室まで御一報くだ
さい~(涙)
一般質問終わる
昨日、月曜日から金曜日まで5日間にわたって行われた、今議会の一般質問が終わりました。
月曜日から金曜日までというのは、感覚的には1週間ぶっ通しということで、
これまでの県庁生活でもあまり記憶のない質問週間となりました。
最終日に登壇したある議員が、中山間地域対策を取り上げ、
「「いきいき集落」の支援のために「いきいき集落基金」を作って、支援してはどうか」と提案。
事務局一同、(心の中でパチパチと)拍手を送りましたが、
知事は「いきいき集落」の支援については、強化する方向で担当部局(当事務局のこと)に指示していると答弁。
そういえば、そう言われたなぁ。あれはどうなったんだっけ。(※)
どげんかせんといかん!
ってなことを思い出した一般質問最終日でした。
(※注)冗談です。ちゃんと対策は検討していますのでご心配なく。
いきいき集落!
一昨日のブログにありましたように
中山間地域に関心を持つ県民の方々が着実に増えていることはとっても嬉しいことですね~。
もっともっと隊員が増えることを願っています!
さて、突然ですがここで質問です。
住民主体の元気な集落づくりに取り組む「いきいき集落」は今いくつあるでしょうか?
知っている方はなかなかの"中山間通"ですね~。
そうです、「いきいき集落」は、現在82集落になりました。
(因みに、県内15市町村の中に「いきいき集落」はあります。)
集落名を全部言える方いますか?
(全部言えた方には『Mr.中山間』の称号を個人的に差し上げましょう~。)
以前のブログでも書きましたが、スタート当初、「いきいき集落」への応募が全くなく、
どうなることかと内心ドキドキしましたが、この1年間で82集落まで増えました。
この82という数字、多いのか少ないのか色々とご意見もあろうかと思いますが、
大事なのは、この82集落で暮らす多くの住民の方々が、自分達の地域に「誇り」を持ち、
地域を何とか元気にしたい!という強い思いを抱いていることです。
そうです、これからの地域活性化のカギは、
住民が地域の問題を自らの問題として捉え、考え、行動する
いわゆる「地域力」「住民力」を発揮することです。
将来、県内の全ての集落が「いきいき集落」になることが究極の理想でありますが、
現実にはなかなか容易なことではありません。
しかし、一つでも多くの集落が「いきいき集落」に名乗りをあげ、
「私たちは○○に向けて頑張る『いきいき集落』です!」
と世の中に高らかに宣言し、住民主体の元気な地域づくりが実現するよう、
県ではこれからも「いきいき集落」の取組みを積極的に応援していきます!
ロケット花火
ところで、鳥獣害対策~その3で紹介した、サルを追い払うためのロケット花火発射装置ですが、
井上雅央先生の著書「山の畑をサルから守る」によると奈良県農業技術センター果樹振興センターの赤土仁志氏(しゃくどひとしし)が開発されたようです。
その名も「仁志君2号(ひとしくん2ごう)」。 開発者の名前と同じです。
自分でつくることができ、費用は200円程度、到達距離は50mに達するとのこと。 詳しくはこちらをご覧ください。
今回、島根県美郷町で見せていただいたものは、「仁志君2号」を改良したもので、構造は、より簡単になっていました。
全長は45㎝程度で、厚めの塩ビ管を使用。
ロケット花火の胴体と同じ長さ、筒の先端から縦と横に切り込みを入れ、導火線が外側に出るようにし、ビニールテープを使って火花受けのペットボトルを装着しているだけです。
サルが山に逃げ込んだとしても、筒を上に向けて山なりに発射すると、ロケット花火が木の中に吸い込まれるように地面に到達し爆発します。
50mの飛距離。 結構大きい爆発音。 いつ爆発するか分からない恐怖感。
使用している地域では、老婦人でも姿が見えるだけでサルが逃げ出すようになったそうです。
御紹介まで。
祝「中山間盛り上げ隊」隊員200名突破!
中山間盛り上げ隊は8月から活動を始めて、約4か月になります。
遂に11月24日、隊員数が200名に達しました。
男性が126名、女性が74名、平均年齢は約40歳となっています。
年度当初はどれだけの隊員が集まるのか不安なところもありましたが、
事務局も一安心というところです。
←隊員証です。
活動参加時にお渡ししています。
隊員用の帽子です。 →
こちらも、活動参加時に
お渡ししています。
活動も、これまで、17地区で20回の活動を行いました。
そして、延べ89人の隊員に、活動に参加していただいています。
なかには、すでに5回も参加していただいた方もいます。(すばらしい!)
10月から11月にかけては、
さすがにこの時期に草刈りの依頼はありませんでしたが、
中山間地域の集落の秋祭りが多く開催され、
これらの祭りの手伝いの依頼が多くありました。
最近の活動状況は、
当ブロク 11月24日:諸塚村(諸塚神社秋祭りの手伝い)、
つぎの「来んね住まんねブログ」でご覧ください。
10月31日・11月1日:日之影町(見立もみじ祭りの手伝い)、
依頼する集落の活動時間に合わせているので、
例えば「集合時間が日之影町に午前8時」とかになるのですが、
宮崎市内から参加される隊員(隊員の約半分は宮崎市在住です)、は、
朝早くの出発になるにもかかわらず、
活動に参加していただいただきました。
ありがとうございます。
まだ、活動に参加されていらっしゃらない隊員の皆様、
また、日頃、中山間地域に興味のある方、
中山間盛り上げ隊の隊員として、
これらの地域に訪れるきっかけにしてみてはいかがでしょうか。
これから、中山間地域では、かぐら祭りのシーズンです。
只今、西米良村のかぐら祭りの手伝いの参加者を募集しています。
また、引き続き、隊員も募集しています。
隊員登録は、こちらからお願いします。