2009年9月の記事
「とめ」と「ふ」
入郷地域では「秋の雨とネコの顔は長くない」と言うそうですが、しばらく天候がぐずついています。
まだ秋ではないのでしょう。
この「秋雨」の時期と「梅雨」の時期は、事務局(県庁本館3階東側)は、相当蒸し暑いことになります。
外気温がそこまで高くないので全庁管理しているエアコンが入ったり入らなかったりします。
風通しが悪いのか、最上階だからか、温度計が30℃を超すことがよくあり、そのうえ湿度が高いので不快指数は相当なものです。
「中山間地域はもう少し過ごしやすいんだろうなぁ~。」などと考えています。
ところで、冒頭に紹介したことわざは、「宮崎県のことわざ・格言 ~農山漁村に伝わる先人の知恵~」(宮崎県農業改良普及協会編/鉱脈社)に掲載されているものです。
久しぶりにページをめくってみましたが、深い教えを含んだ貴重な知恵、ユーモアーが詰まっていました。
いくつか御紹介を。
「高い山から西日を見るな」
→高い山に登山したり作業したりする時は、日暮れが早いので注意するようにとの意。
「夜コウゾウは日コウゾウ、朝コウゾウは雨コウゾウ」
→「コウゾウ」とはフクロウのこと。
夜フクロウが鳴く明日は晴れる。朝フクロウが鳴く日は雨が降るの意。
「青田で鎌を折る」
→青田のうちの水稲のできすぎを戒めたもの。
「男やもめとカボチャのツルは 成りもせぬのにはうばかり」
→カボチャを小屋の屋根などにはわせると一面を覆ってしまう。そのように樹勢の強いものである。
妻に先立たれた男には気をつけなさいの意。
「とめがふを笑う」
→他人の欠点は分かるが、自分の欠点は分からない。
とめ(ゴキブリ)と、ふ(カメムシ)はその例え。
うん~む。奥が深いです。
収穫の秋
日々、秋らしい季節となり、中山間地域も収穫の秋を迎えています。
今年は、田植え頃、雨が少なく、田植えが遅れたところもあったようですが、
9月も台風の襲来がなく、稲が立派にに育ち、
田んぼでは稲刈りの時期を迎えています。
稲刈りが終わると、各地で収穫祭や秋祭りのシーズンとなります。
「中山間盛り上げ隊」は、8月から4つの市町村で活動を開始しましたが、
いよいよ本格的に県内の中山間地域での活動を開始することとしました。
今後は、集落などが行う秋祭りなどへの支援活動も予定しています。
隊員の皆様には随時ご案内しますので、
ぜび、中山間地域に出かけてもらって、
中山間地域を体験し、地域の方々と交流をしていただければと思います。
また、隊員も随時募集しています。
登録はこちらから。
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●「十五夜と竹灯篭まつり」の手伝い (五ヶ瀬町赤谷地区)
派遣日:平成21年10月3日(土)
●おくんち祭りの手伝い(五ヶ瀬町鞍岡地区)
派遣日:平成21年10月10日(土)
●カリコボーズの温泉まつりの手伝い(西米良村)
派遣日:平成21年11月14日(土)、15日(日)
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矢ツ場ダム
もめてますねぇ。矢ツ場ダム。
洪水調節、不特定利水、上水道、発電を目的として、57年前に計画発表されたらしいです。
57年前・・・・・・・。昭和27年ですよ。
昭和27年といえば、サンフランシスコ平和条約が締結され、日本が主権を回復した年ですね。
その他にも
・硬貨式の公衆電話が登場(それまではどんなんだったの?)
・日本と西ドイツとの間に国交樹立(「西」ドイツ!)
・ロンドン~ヨハネスブルグ間に世界初の旅客用ジェット機就航
(ちなみに日本の地方空港で初めてジェット機が就航したのは宮崎空港です)
・ソビエト連邦(!)が日本の国連加盟申請に拒否権発動
・戦後制定された公職選挙法に基づく初めての衆議院議員総選挙実施
・オタフクソース設立
・巨人が南海を下し日本一
・大相撲春場所優勝は羽黒山
・モスクワ地下鉄5号線環状線がベラルースカヤ駅まで延伸
・ぼんちおさむ生誕
など、大事な事からどうでもいい事まで、いろいろ起きてます。
時代は変わったんじゃないかなぁ・・・・・というのが率直な感想。
でも、難しいですよね・・・・・・。
「八ツ場」の読み方。
どう読んでも「やつば」でしょ。何で「やんば」って読めるの?
ってことで、宮崎県内中山間地域の読めない地名ベスト10+αを考えてみました。
全部読めた人は「エライ!宮崎通」ということで、
事務局より粗品(中山間盛り上げ隊登録申込書)を進呈します。
まず、初級編。
都於郡、調殿、銀鏡(以上西都市)、天下、大崩、祝子(以上延岡市)、鬼神野、神門、水清谷(以上美郷町)
次、中級編。
行縢(延岡市)、贄波、榎原(以上日南市)、夷守(小林市)、母智丘(都城市)、大河平(えびの市)
最後、上級編。
鹿野遊、間柏原(以上椎葉村)、鹿遊、塊所(以上木城町)
おまけ
新田原(新富町) ← 中山間じゃないし。
県外の人はこれも正確には読めないことが多いようです。
細島(日向市)
全部読めました?では、答えは後日。
ムラの娘 in 西米良村&小林市須木!!
シルバーウィークに宮崎に来てくださったみなさ~ん!(は~い!!)
うわぁ、ありがとうございます!連休中の宮崎は、波しぶきが岩にぶつかる迫力満点の海と、
虫の音が響く山々が素晴らしく、自然の雄大さに思わず神話の神々を連想してしまったさとう(28歳・
女)です。
さてさて、そんな連休中の宮崎は西米良村、小林市須木にムラの娘さんがやってきました♪
ちょっとだけですが、イベントの様子をご紹介しますね。
★西米良村★
今回は、小川地区&村所地区の敬老会に合わせてのイベントでした!
わらじづくりに挑戦!お母さんに教えてもらいながら編み編み・・・こんなにかわいらしいわらじに♪
民泊させていただいたお家の一角 西米良に伝わる民話に出てくる蛇渕
敬老会で地域の皆さんと交流したり・・・ 語り部の方に民話を聞かせていただいたり♪
盛りだくさんな2日間でした。
☆小林市須木☆
こちらは須木栗まつりに合わせての来訪です。栗の収穫やお祭りの準備のお手伝いをしました。
みんなで栗拾い →→→→→見てください!この艶やかな栗♪♪
西米良村も小林市須木もそれぞれに素晴らしい魅力がありますが、共通しているのは人の温かさと
自然の豊かさ!これから気候も良くなり、秋の景色を楽しめますよ。
さて、美郷町南郷区、椎葉村、諸塚村、そして今回の西米良村、小林市須木と、連続でレポート
しましたムラの娘企画!ここでちょっと一休みして、11月 からは再訪イベントが始まります!
再訪の感動を皆さまにご紹介できる日を心待ちにしつつ・・・
あっ、でもその間、皆さまにも秋の中山間地域をぜひ訪れていただきたいなと思ってます♪
これからもその魅力をブログで沢山お届けしていきますのでお楽しみに!!
シルバーウィーク
楽しかったシルバーウィーク(SW)も終わり、疲労感~、たっぷりの朝を迎えられたかも
多いんじゃないでしょうか。でも、今回のSWって、今までなかっただけにとっても得した
気分ですよね! う~ん、次の大型連休が待ち遠しい~。
ところで、SW期間中、皆さん何処か出かけられましたか?
宮崎市の道の駅「フェニックス」など、県内の観光地は多くの行楽客で賑わっていたようですね。
また、チキン南蛮や地鶏などを求めて多くの県外客が地元の有名店やお土産店を訪れていたようです。
ETC効果もあるでしょうが、知事の宣伝効果による宮崎グルメの定番・定着化、県民総力戦による
「おもてなし」の評判が着実に浸透してきたことの証だと思います。
県内の中山間地域はどうだったでしょうか!
こちらも、例えば、五ヶ瀬町では棚田の風景を楽しみながら散策等を行う「鞍岡彼岸花祭」や、
西都市では国の無形民族文化財に指定されている「下水流臼太鼓踊」の奉納、
小林市の「すき栗まつり」など、地域の自然や景観、歴史・文化、食などを生かした様々な
イベント・行事が各地で行われ、地元以外の方々も多く訪れ、賑わっていたようです。
(私も、綾町や野尻町で開催されていたイベントを覘いて、地元の旬の野菜や特産品などを
地域が元気になるためには、「外との交流」を促進することがとても大事だと実感します。
地元の方が地域の魅力を再認識し、それを最大限PRして、より多くの方々にその魅力を
知ってもらい、来て、買って、楽しんで、地元の方々と交流していただくことが、地域活性化の
大きな方策の一つであろうと思います。
これからの季節、県内各地で祭りやイベントが目白押しです。
今週末(9月27日(日))には、五ヶ瀬町で「三ヶ所神社例大祭」や
都城市で「山田のかかし村まつり」などが開催されます!
詳しくはこちらから →→→ 宮崎県祭り情報サイト「一村一祭」 ←←←
皆さん、是非、中山間地域の魅力に触れることができる祭り・イベントに出かけて、
地元の方々と交流されてはいかがですか? きっと楽しいひと時が過ごせるはずですよ!
旗のある風景
中山間地域ですっかりお馴染みになった
「いきいき集落」のぼり旗!
皆さん、見られたことありますか?
↑ これが「いきいき集落」のぼり旗!写真は五ヶ瀬町鞍岡地区
県内の中山間地域を訪れると、国道沿いや地区の公民館、集落内の公園など、
結構、色んなところで見かけるようになりましたね。
※のぼり旗がなびく下赤公園。
公園内の草刈りなどに住民全員で取り組んでいます。
← こちらは、都城市高崎町笛水地区
※建物は、住民手づくりの農産物直売所
「茅葺きの里 笛水」です。
現在、「クリ拾い体験」を実施しています。
問い合わせ先(電話:0986-62-1515)
こののぼり旗、すごく素敵だと思いませんか!
力強く、勢いのある真っ赤な「いきいき」のロゴが、
元気な集落づくりに向けた住民の意欲を表しているようで、
私はとっても気に入っています。
以前のブログにも書きましたが、中山間地域が元気になるためには、
地域住民が自ら考え行動することが何よりも大事です!
こののぼり旗は、そのような元気な集落づくりの、
まさに「旗印」になってほしいとの思いが込められています。
中山間地域が、こののぼり旗で一杯になるよう、私たちはこれからも中山間地域の集落の取り組みを一生懸命応援していきたいと思います。
蜂について熱く語りつつ、綾町のこと。
蜂の子ォォォ!が一体いかなる味わいなのか火曜日から気になっている全国のグルメの皆さ
ん、こんにちは! (何を言ってるか分からない方は日之影駐在員ブログを今すぐチェック!)
不肖さとう(28歳・女)、先日諸塚村にて生まれて初めて蜂の子ォォォ(しつこい?)を食しましたの
で、蜂の親に成り代わり子の擁護をしたいと思います。 「蜂の子は・・・ウマイッ!!」
アルミホイル上には幼虫と成虫とが混在していますが、焼きはじめはいずれも生息しています。
肝心のお味はといえば・・・フォアグラをも思わせるクリーミーさとスープにもできそうなほどの
旨みが何とも言えないハーモニーを醸し出しており、塩こしょうのみのシンプルな味付けが素材の魅
力を最大限に引き出しています。成虫はこれに足等による歯ごたえが加わり、ビールやワイン
等酒類のつまみにも最適かと思われます。栄養価も高いのだとか。ぜひぜひ、宮崎県の中山間地
域に足をお運びのうえご賞味あれ!!
・・・ここからが本題のつもりが、つい蜂の子について熱く語ってしまいました(汗)
先日、熊本の友人が遊びに来たので、照葉樹林やスローフード、工芸などで有名な綾町に行って
きました。
橋からの眺めです。まさに絶景。
私の撮影技術が伴わないことが悔やまれます。でも、これは直接行ってみていただきたい!!!
他にも見所満載の綾町!くわしくは、綾町ホームページ や 綾町商工会ホームページ をご覧くださ
いね。
私が素敵だなと思ったのは、どこのお店でも店員さんが気さくなところと、お城などでも「ここは入っ
てはいけません!」というしばりがあまりないこと。それから、観光客の方々が皆くつろいだ表情でい
ることも!
人の笑顔と景色、それにおいしいスローフードで心身ともにリフレッシュできました。
「宮崎といえば海!」と思ってらっしゃる方も多いかもしれませんが、山も素晴らしいのです♪
今の季節、心地よい風が吹いていて、素敵な休日が過ごせること請け合いですよ♪
新しいコミュニティ
明治大学教授の小田切徳美氏の講演を聴く機会がありました。
小田切先生は、総務省の過疎問題懇談会や農水省の中山間地域等総合対策検討会、国交省の国土審議会等の委員を歴任されている方で、一度、講演を聴いてみたいと思っていました。
← こんな人
かなりボリュームのある講演でしたが、その中で「新しいコミュニティ」のことを聞くことができました。
新しいコミュニティとは、これまでの自治組織である「集落」とは異なり、例えば、支店を撤退するJAからガソリンスタンドやAコープを簿価で買い取って自分たちで運営したり、特産品を開発したり、福祉活動に取り組んだりと、様々な活動を行う主体のことで、「手づくり自治区」と呼ばれる組織だそうです。
その特徴は、
①「もう一つの役場」とも言われるような「総合性」を有していること。
②自治組織でありながら経済組織の側面を持つ「二面性」があること。
③集落との間で役割分担がなされている「補完性」を有していること。
④集落単位での活動の限界(1戸1票、輪番制では革新的な意志決定はできない)を意識した「革新性」があること。だそうです。
講演の中では、広島県安芸高田市の「川根振興協議会」をモデルとして、その発展経過が説明されましたが、その先達の印象的な言葉が紹介されました。
□広島県安芸高田市長
コミュニティづくり・自治づくりは『一生もの』です。疲れないように。頑張りすぎないように。皆さんのペースで育ててください。
□川根振興協議会会長
できることから、身の丈にあった活動を絶え間なくコツコツとやっていく。その中からできたこと、はじめたことへの愛着、誇り、生きがいが少しずつ生まれてくる。私たちの活動はそれを繰り返してきたにすぎません。
含蓄のあるすばらしい言葉です。
また、小田切先生は、「コミュニティは行政が目標を立てて作れるものではなく、行政の時間軸でものを言ってはいけない。」と、コミュニティと行政との関わりの難しさも指摘されました。
行政の施策は3か年一区切りなものがほとんどで、短期の成果を求められがちですが、急がば回れで、住民目線の、落ち着いた、長期的な施策・支援の必要性を強く感じたところです。
なお、この動きは、総務省での「コミュニティ・交流推進室」の設置やコミュニティ研究会の政策提言とりまとめ、農水省での「地域マネジメント法人」支援へと繋がっているようです。
おせりの滝
美郷町の「おせりの滝」の紹介します。
日向市から椎葉村方面へ国道327号線を車で約50分、
美郷町西郷区小原にあり、国道に標識(案内)が出ています。
国道から耳川の支流沿いに車で登ると駐車場があり、
駐車場から滝までは遊歩道が整備されています。
滝の落差は約70mで、3段からなる滝です。数カ所の展望台も整備されています。
辺りは、カシ類の照葉樹林などに囲まれていますが、秋には、紅葉も楽しめます。
国道の入り口にある「おせりの滝民話伝承館」には、
おせりの滝に伝わる民話のパネルなどが展示されています。
また、おいしい蕎麦もたべることができます。ぜひ、食べてみてください。
(営業時間:木、金、土、日、祝日 午前10時~午後4時 )
話はかわって、
美郷町といえば、特産品は、完熟きんかん「たまたま」や柚子、椎茸、栗、地鶏、梅などがあります。
これらの農産物を材料に町内で加工された商品を「美郷ブランド」として認証しています。
この季節は「栗」でしょうか。
「美郷ノ蔵」HPからこれらの商品をご覧できます。
また、購入することもできます。
ぜひ、こちらもご覧ください。
へべす
路地ものの「へべす」の出荷シーズンです。
「へべす」は、宮崎県日向市が原産の香酸柑橘で、いわゆる木酢(きず)、酢みかんです。
全国的には、徳島県の「すだち」や大分県の「かぼす」などが有名ですが、「すだち」はすがすがしい香り、「かぼす」は豊かな香り、「へべす」は爽やかな香りといったところでしょうか。
価格がこなれてきたこの時期、我が家では、この「へべす」を買いだめ・食べだめします。
「へべす」の最大の特徴は、皮が薄く、種がほとんどないこと。汁気がたっぷりとしていて絞りやすいので料理にはホントに重宝します。
私のお気に入りはモズク酢。 甘酢の中にモズクが泳いでいるやつは苦手です。
塩抜きしたモズクを水切りし、「へべす」をたっぷり絞りかけ、小口ネギか白ごまを散らし、醤油だけで食します(コツは塩蔵モズクを使うことと、完全に塩気を抜かないこと)。
「へべす」の爽やかな香りと優しい酸味、モズクの磯の香りと食感がたまりません。
「へべす」は夏場のこの時期しか(ハウスもの:5月~7月 露地もの:8月~10月)店先に並びませんので、お早めに。
ちなみに、JA日向の「へべす」は、みやざきブランドに認定されています。
JA日向の産直サイトも・・・。
元気印、笛水!
皆さん、都城市高崎町笛水地区をご存知ですか?
そうです。地域住民総出で
茅葺きの農産物直売所「茅葺の里 笛水」を作られたり、
地区で夏祭りを開催したり、花の植栽をしたり、独身男女の縁結び事業までやってしまう、
あの元気印の笛水地区です!
あっ、大事なことを一つ忘れてました。
あの斬新で、個性的な"「いきいき集落」ロゴ入りTシャツ"
を作られたのも、この地区であります!
(このTシャツ、地区の夏祭りでスタッフ用として製作して、
祭り当日には販売もされたそうです。う~ん、なかなかのアイデア!)
←
認定証交付式
↑ みんなで記念撮影 ↑
ここ笛水地区が地域づくりを始められたのは、平成14年に
県や町、住民が一体となって実施したワークショップがきっかけのようです。
その後、「県の事業が終わったから地域も終わるのでは、現状は何も変わらない!」
との危機感から、当時のメンバーが中心となって「笛水地区活性化委員会」を設立
しました。
以後、現在まで創意工夫しながら住民主体の元気な地域づくりに取り組んでおられます。
↓↓こんな取り組みも笛水でやってます!
この地区には「バッタ作り名人!」がいらっしゃるとのことです。
その方は、シュロの葉を使い、1枚の葉で最高6匹つくれるそうです。
なんでも、猫が本物と見間違えて飛びついてしまうくらいリアルな出来とのこと・・・。
写真でしか見ることが出来ませんでしたが(皆さんに写真をお見せできないのが残念ですが・・・)、
う~ん、猫に同情してしまうくらい見事な完成度!
そんな匠の技(バッタ作り)体験もできるそうですよ。
是非どうぞ!
嗚呼、堂々のNHK
昨日の夕方のNHK「ニュースWAVE宮崎」見ました?
(全国でこのHPを御覧の皆さん、宮崎ローカルの話ですいません)
NHK宮崎放送局より「中山間盛り上げ隊」を取り上げたいという依頼があり、
事務局内での激しい予選会を勝ち抜いた私が意気揚々と出かけました。
おお!まばゆいばかりの一の鳥居とNHKの鉄塔ではありませんか!
玄関前には「天地人」と「つばさ」の看板が! 頑張れ直江兼続!家康なんかに負けるな!
正面玄関を入ると受付が。
受付嬢はNHKだから笑わないかと思いつつ、シブイ冗談を言ったら笑ってくれました。ちょっと意外。
「ここでこんなスーパーが出ます」「もうちょっとまじめにやってください」みたいな。
で、スタジオに入るとこんな感じ。(収録中の目線です)
さすがにこの頃から余裕がなくなり、本番ではしどろもどろとなり・・・・・・・。
撮り直しをしてもらおうかと思いましたが、どうせ前よりひどくなると思い、やめました。
こんなことなら、さとう(28歳・♀)を出すべきだったと後悔したところです。
(ただ、宮崎に来て間もないさとうはNHKがどこにあるかわからず、迷子になったはず!)
放送を御覧になった皆さん、これに懲りずに「中山間盛り上げ隊」をよろしくお願いします。
中長期支援隊員募集中です。
最後に、おつきあいいただいたNHK宮崎の原口さん。ありがとうございました。
今後ともよろしくお願いします。
移住セミナーで中長期支援隊員の募集を行いました
9月5日(土)東京都六本木ハリウッドプラザで、宮崎県移住セミナーが開催されました。
首都圏で宮崎県への「移住」を検討されている方々に、宮崎の素晴らしい生活環境などを紹介するものです。
←会場となったハリウッドプラザ(左側の建物)
会場もすばらしいところでした。
ハリウッドプラザ12Fからの景色です。
右端が森タワーですが、こちらからもすばらし眺めです。
↓
東国原知事のあいさつとみやざきのPRのあと、日南市、西都市、高千穂町が自然環境のすばらしさや交流体験ツアーなどの紹介を行いました。
そして、「中長期支援隊員として、宮崎県の中山間地域にお試し滞在をしませんか。」とNPO法人みんなのくらしターミナルの初鹿野さんが中山間盛り上げ隊派遣事業について紹介しました。
初鹿野(奥さんです)さんは、約250人の参加者を前にチョット緊張していました。
でも、よかったですよ。
当日も朝早くから準備をしていたとのことです。
おつかれさまでした。
その後、相談会が行われ、たくさんの方に相談をいただきました。
ぜひ、検討していただき、隊員への登録をお願いいたします。
ぎゃあな!ムラの娘in諸塚村
諸塚へ 村道よぎる ムラの娘6人 こよひ逢ふ人 みな優しいな
娘繋がりということで、「みだれ髪」調に一句詠んでみました~!(えっ!出直してこい?(笑))
というわけで、行ってきました「ムラの娘in諸塚村!」
今回は、村で毎年開かれる「ぎゃあな祭」で、出店の看板娘をしてきましたよ~!何と浴衣姿!
艶ですね~!元美容師の先生に着付けていただきました♪
さあ、出店です!お客さんは来るかな?・・・心配もよそに盛況で、途中で売り切れちゃいました。
↑村長さんと記念撮影♪ ↑焼き鳥&フランクフルト、完売しました!
村の方は素敵なオリジナルカクテルまでつくって販売してくださいました!
お祭りでは、ステージで紹介していただいたり、抽選に参加させていただいたりと村の皆さんに
温かく受け入れていただき、"ムラの娘"さん達もとても楽しそうでした。
翌朝は地どれの卵やお米を使ってみんなで朝ごはん♪
びっくりするくらい新鮮でおいしい卵をつかった卵かけご飯・・・村の方は「俺たちはこれが当たり前
だからなぁ~」と仰っていましたが、いやいやとんでもない!最高の贅沢でした。
"ムラの娘"さん達も朝からおなかいっぱい!!
その後、12月に村を飾るイルミネーションのデザインをみんなで考えました。
「しいたけが有名だからしいたけのデザインがいいかなぁ」
「川べりにイルミネーションを飾ったらきれいじゃない?」など、いろんなアイディアが♪
みんなで頭を使ったあとは、青年部の皆さんに案内していただいて、村内散策。
村を流れる川は、透き通った水面に山々の深い緑が映えて本当にきれい。
"ムラの娘"さん曰く、「本当に癒される~」
最後はどんこ亭でしいたけづくしのお昼ごはん♪
12月の再会を誓って"ムラの娘"たちは諸塚村を後にしました。
諸塚村の人のあったかさや自然の豊かさに、笑顔いっぱいの2日間でした。
THE 県庁ツアー(中山間・地域対策室バージョン)
宮崎へ観光に来られる皆さんにすっかりおなじみの県庁ツアー!
某・観光誌の巻頭ページを堂々と飾る「県庁ツアー特集」に仰天した過去をもつ私(27歳(当時)・
女)ですが、今日は観光に来られたあなたも未経験であろう「中山間・地域対策室ツアー」を
ガイドします!
「職員のオフィスなんか見たってつまらん!」と思われたそこのあなた・・・ あまいっ!!
そんじょそこらの執務室とは一味も二味も違う、それがここ、中山間・地域対策室なのです!
さあ、未知の扉を開いて・・・ あっ、中山間盛り上げ隊のポスターが沢山貼ってありますね!
じゃじゃーん!!これが全景だ!!
燦然と輝く盛り上げ隊キャップ!!
そう、我々、中山間・地域対策室の面々は皆、盛り上げ隊のキャップを所持しています。
ちなみにこの帽子、夜はフチと字が光ります。盛り上げ隊に入隊した人のみが持つことを許される
非常にレアな帽子です。
(★中長期派遣の募集も始まっていますよ~!詳しくは右をクリック!→宮崎県ホームページ )
他にも・・・
いきいき集落関係グッズや、
Tシャツは、"いきいき集落"である笛水の方々がつくられたものです。
中山間地域を盛り上げようという気迫に満ちあふれた渾身のオフィスレイアウトとなっております。
職員の私たちも毎日元気もりもりで仕事をしていますよ!
さぁ、今日もはりきって働くぞ~!!
県庁で盛り上げ隊のキャップを被った職員を見かけたら、ぜひ声をかけてくださいね!
以上、県庁ツアー中山間・地域対策室編でした!!
外からの視点
大阪の大学院生が本県の中山間地域対策の研究のために来られました。
これまでにも、地元の大学や関東の大学等から中山間地域対策を勉強するため、わざわざ当室を訪れる学生はいましたが、その度に、若者の「中山間地域をなんとかしたい」という真摯な思いに頭の下がる思いです。
中山間地域について熱心に質問する大学院生
今回来られた学生は、昨年まで宮崎大学に在籍し、現在は大阪商業大学大学院で地域経済政策を専攻中とのこと。 4年間の宮崎での生活を通じて「地方都市におけるまちづくり」に関心を持ち、多くの友人が暮らすここ宮崎、特に、中山間地域の魅力を発揮させる方策について研究したいとして、情報収集等を目的に来県されたとのことです。
彼は、「大学生のような地元を離れて県外に在住経験のある若者が、外からの視点で地元を見つめ直し、地域の魅力を再発見する取組が大事ではないか」と、自分の経験に基づく意見を述べられました。
地域づくりには「よそ者」「若者」「ばか者」の役割が大事だとよく言われます。普段何気に見過ごされている地域の自然や伝統文化、食、特産品など、若者の視点や定住者以外の視点で客観的に見ると、魅力的で価値のある資源は意外と近くにあるのかもしれませんね。
過疎法
過疎地域自立促進特別措置法(いわゆる過疎法)が、22年3月末をもって失効します。
この過疎法は、中山間地域を下支えするとても大切な法律で、全国の過疎市町村や都道府県、団体等が、新しい過疎対策法を制定するよう、国等に対し要望しているところです。
過疎法は、昭和45年の「過疎地域対策緊急措置法」を皮切りに、4次40年にわたり、超党派による議員立法で成立され、総合的な過疎対策事業の実施により過疎地域を支えてきました。
今回の衆院選で絶対安定多数を確保した民主党が、新たな過疎対策法制定に向け、どのような動きを見せるか、その動向を注視しているところです。
ちなみに、民主党の政権政策マニフェスト(2009.7.27発行)には、過疎についての記述はありません。
民主党政策集INDEX2009(2009.7.23発行)には、過疎地域について以下のように触れられています。 参考まで・・・。
■ 地方の再生
自公政権は地方の財政を急激に圧縮したうえに、地方の景気低迷に対して何ら有効な対策を講じなかったため、地方を疲弊させました。昨年来の景気後退は地方経済をさらに危機的状況に追い込んでいます。地方の自由度を大幅に高めるとともに地方が自由に使える財源を確保することで、地方が主体の地方再生等を支援します。
さらに、国として農林畜産漁業・中小企業の再生等による地方における働く場の確保、医師不足対策の導入等によるセーフティーネットの再構築、暫定税率廃止、高速道路の無料化等による生活コストの削減などに取り組み、過疎地などを活性化して、地方の暮らしの安心を取り戻します。
■ コミュニティの再生・強化
住民が単に公的サービスの受け手となるだけでなく、公共サービスの提供者・立案者といった自治の担い手として参画する社会を目指します。特に、地域で行われている高齢者宅の見回りなど、地域住民同士が互助互恵の精神で行う奉仕活動を促進し、過疎地などのコミュニティを再生・強化します。
さらに、コミュニティの中心的な活動主体となりつつあるNPOが自立的に活動できるよう、税制改革等を通じて財政基盤強化のための支援を行います。
■ 島しょ部の揮発油税免除など過疎地域対策
過疎地域にふわさしいインフラ整備やコスト軽減に資する施策を推進します。
面積で国土の半分強を占める過疎地域では、著しい人口減少や高齢化が進んでいます。道路等のインフラ整備のほか、携帯電話やケーブルネットワークなどIT技術等を活用して高齢者に対する生活支援策を拡充します。
交通基盤整備などの公共事業については、都市部と過疎地域の格差が解消されていません。今後は公共事業のみに頼ることなく、各地域が特色を活かし自立的に発展していくよう、地方分権の一層の推進に重点を置いていきます。
また、島しょ部では、公共施設・設備等が十分に整備されず、本土への交通にもコストがかかることから、物価高を強いられています。島民の不便、本土との物価格差を緩和するため、島しょ部の経済活動に係る揮発油税を免除します。
------引用ここまで。
今後とも宮崎県は、過疎地域の人々が安心して暮らしていけるように、新たな法律の制定を要望していきたいと思います。
せんとくん
昨日、奈良政策研究会の会員みなさんが来県し、研修会が行われました。
中山間対策室から宮崎県の中山間地域の取組について、説明を行いました。
この中で、中山間盛り上げ隊やこの駐在員ブロクなどの取組も紹介しました。
奈良県も宮崎県と同様、県土の約7割が中山間地域であり、
特に医師不足や雇用問題が深刻で、宮崎県の取組について質問がありました。
医師不足や雇用の問題は、中山間地域に限らず、なかなか難しい問題です。
ほかにも若者の定住や特産販売所への支援などについても、質問がありました。
今回の訪問は、奈良政策研究会の研修と平城遷都1300年祭りのPRとのことでした。
残念ながら、「せんとくん」を見ることはできませんでしたが、
この後、知事への表敬が行われたようです。