2度目の舞
この冬は冷え込みは厳しいものの雪が少ない印象の五ヶ瀬からみたにです。
体調を崩さないように気合を入れております!(笑)
先週12日の夜から翌日の朝方にかけて2度目の舞を奉納してきました。
先輩Tさんが既にブログアップしておりますが、ほしゃどんとしての立場から少ししたため
させていただきたく思います。
当日はここ最近では非常に珍しいくらい暖かな日差しの中で、当日の準備を行っており
ました。(午前中~昼過ぎ)
夕方4時過ぎに桑野内神社に神様をお迎えにあがり、神楽宿まで舞い入れを行った後に、
神楽の準備が整いました。
地元婦人会の皆さんが作っていただいた夕食をいただき、焼酎という名の燃料の補充し、
始まりました!
最初は「彦舞」です。
これは「古事記」「日本書紀」の中でニニギノミコトが地上界へ天孫降臨をなされる際に
道案内をしたサルタヒコを表した舞です。
この彦舞を皮切りに、次々と舞っていき夜も更けていきました。。。
私は「神おろし」「山森」「大神」の3番を舞わせていただきました。
昨年に比べると落ち着いて舞えたように思います。
とはいえ、やはり神様とお越しになった皆さんの前で舞うのは緊張感たっぷりでした。
今年の神楽はベテランほしゃどんに怪我や体調不良が相次ぎ、非常に不安要素も多か
った神楽でしたが、普段は町外に住んでいる若いほしゃどんが練習を重ね、本番では華
麗な舞を披露していました。
(それだけ、郷土愛が根付いているのかなと感じます。)
メインになる「岩戸五番」のうち、岩屋に隠れていたアマテラスオオミカミを外へお招きする
ために、岩戸を取り投げるという「戸取(ととり)」の舞については、神楽の1週間前ほどか
ら練習を始めたばかりのほしゃどんが舞いました。
非常に緊張した面持ちでしたが、無事に終えられ、会場内は拍手喝采となっていました。
(私自身も、なぜか目から汗が出そうに・・・)
そして、たくさんの皆さんが神楽を見にお越しになり、深夜まで帰る方も少なく熱気ある
いい雰囲気の中で舞えたのも感動的でした。
それぞれに楽しんでいらっしゃった姿もよかったなぁと思います。
また、神社の神職の方、それを支える地元の氏子の方々、一晩中お接待等を献身的に
行っていただいた婦人会の皆さん、全ての方に感謝です。
地域の方々によって支えられているこの伝統をなんとか残していければと思います。
今回は昨年に引き続き、中山間盛り上げ隊の隊員の方にもお手伝いいただきました。
盛り上げ隊の皆さんもいろんな場面でお手伝いいただき、ありがとうございました!
もうそろそろ宮崎県内で行われる今冬の夜神楽は終わりが近づいてきています。
もし、この冬に夜神楽を見ることができなかったなら、次の冬の夜神楽に各地で行われる
神楽を見に行ってみてはいかがでしょうか?
その場所場所で異なる伝統を感じることができるかもしれません。。。