祝めでた
「祝えめでたの 若松様よ
枝も栄える 葉も茂る」
上記は、米良地方に残る 『祝めでた』 という歌です。
実は、この歌3番まであるそうで、かつては「結婚式の三三九度」の際に必ず歌われていたそうです。
三三九度が終わると同時に、「祝めでた」も歌い終わるとその結婚はうまくいくと言われ、
遅くても早くてもいけないので、歌い手は花嫁花婿の様子を見ながら、
「いわ~~え~ め~~~~で~~た~~」と伸ばし具合を加減して歌っていたそうです。
歌の雰囲気は、かつて山仕事の際に歌われた「木おろし歌」に似ています。
木々の間をこだまする感じです。
「Yちゃんの時は、私が歌うたね。Kちゃん時は、誰が歌うた?」
今でも、この長~いフレーズを朗々と歌い上げる今年で90歳のNさん。
もともと口伝えで伝えられた米良地方の歌。
今は楽譜に残されていますが、微妙な揺らし具合や強弱は残すことができません。
「昔はね、結婚式ていうたら必ず夜じゃったとよ。そして朝まで飲み続けよ。
花嫁は自分の髪で日本髪を結って、裾だけに華やかな模様の入った黒の着物を着てねえ。
先導役が提灯もって、花嫁の足元を照らして花婿の家に行ったもんよ。」
西米良のおばちゃん達の雑談には、必ず私の心に留る話があります。
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