2010年4月の記事
米良フォトギャラリー⑩
◆役場の日常◆
「子守がわたってるとよ。」
西米良村語り部の会で大活躍のA子さん。
語り部イベントの書類を持って来庁。
最近、宮崎市内では見かけなくなった「おんぶひも」
西米良では大活躍です。
「ただいま~」
役場横の坂道を上ると、村所小学校があります。
17時、「夕焼けこやけ」のミュージックチャイムが鳴ると、子ども達が役場に帰ってきます。
◆米良三山のやま開き◆
西米良村の96%は山ですので、山開きも
「市房山・石堂山・天包山」 三山行います。
4月28日 山開き前日
登山者が道に迷わないように、役場職員が標示をつけていきます。
4月29日(昭和の日)
「米良三山のやま開き」は、役場職員が、「先発隊・後発隊」となって先頭と最後尾から登ります。
私は、名峰・市房山後発隊として頂上を目指しました。
← 7:00 最初のお客様がスタート
3合目付近、目標ははるかかなたです。→
←何事もやればできるぞ8合目
一足先に登頂された最初のお客様に遭遇。
「えらい!!!」 →
9合目過ぎ 振り向けばこの風景
← 頂上
市房山は、九州中央山地に属します。
また、頂上は熊本県との県境でもあるのです。→
この日も、熊本県側から登山された方がお弁当を広げていらっしゃいました。
4月末とは思えないほど冷え込んだこの日。
熊本側では、真昼でもツララがぶら下がっていたそうです。
そして下山・・・・・
山に陽が陰り、寒さがました午後6時前
上米良婦人会の皆さんが、お茶や漬物、にぼし(一番右。西米良独特のおやつ)を準備して待っていてくれました。ありがとうございます。
米良フォトギャラリー⑨
◆役場の日常◆
役場庁舎の中央にある 「ボンボン時計」
電池式ではないため、時々、ネジを巻きます。
そして、合わせても合わせても、ちびりちびりとズレていきます。
「皆さん、こんばんわ。夜の『あけぼの通信』の時間です。
今日も1日お疲れ様でした。」
村の情報を住民の方々にお伝えする
『オフトーク放送』
半年ほど前、「菊川さんもオフトーク班に入りませんか?」と誘われ、
意味が分からなかったので、とりあえず「ハイ」と応えたのが始まり。
1ヶ月半に2回のサイクルで「オフトーク当番」が回ってきます。
村民の方は、よーく聞いてらっしゃって、「今朝は、あんたじゃったな」と言われます。
◆4月某日、西米良温泉「ゆた~と」にて◆
ここでしか食べられない「西米良サーモン」
カワマスとエゾイワナを掛け合わせてできた川魚。さっぱり味です。
押し寿司もありますよ。
ブレてしまいましたが、
この度開発された
「西米良式一本じめ」 →
3児の母です・・・・・・・・・・
◆4月17日(土) 村所自治公民館総会◆
村内最大集落 「村所地区」
← 公民館ぎっしりです。
公民館長さんから、パパ達に、
「出産祝金」の贈呈 →
100%天然素材
お腹のお掃除に最適! 美容・ダイエットにも効果あり!
女性の強い見方 『こんにゃく』
おでんやオードブルに出た時は、いち早く自分用のこんにゃくをキープするくらい「こんにゃく好き」の私に「こんにゃく作りするから見に来んね」と、みどりグループ(「どんぐり・みどり・そしてきみどり」参照)から電話あり!!
一目散に加工所へ。
それでは、手づくりこんにゃく作りの一部始終を公開いたします。
(1) コンニャク芋を皮付きのまま蒸かす(1時間以上)
(2)箸が、とおるくらいになったら、皮をむき、つぶす
(3)ひたすらこねる (4)秘伝の「あく汁(焚き物の炭に熱湯をかけて出た汁)」を投入
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・漂うこんにゃくの匂い・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
★この「あく汁」の濃さと分量が味を決める
ちなみに、みどりグループでは、あく汁も作っておき保存してます。木の種類によって味が異なるそうで、永年の経験から「樫の木」がいいとか。また、こんにゃく作りの時は、2番目にとれた「二番あく」を使っているそうです。
(5)手の感触と色で判断し、「よし」と思ったら形を整えて熱湯の釜へ
こね方がよいか最終判断するカズちゃん。
いったん沈んでスーッ上がってくる様子で分かるそうです。
(6)熱湯でゆでること1時間以上
グループ結成から46年目のチームワークだから出来る流れ作業とトーク、そして、この出来
完全無添加 ・ 完全手づくり ・ 熟練の技
作って1日~2日であれば、酢味噌をかけて生でいただくのもおいしいです。
(食べることに集中してしまい、写真を撮るのを忘れていました。すみません。)
煮しめにしてもよし。味のしみ方が違います。
昨年8月に「どんぐり・みどり・そしてきみどり」でブログ掲載させていただいた時は、平均年齢79歳だった
我らが西米良の星「みどりグループ」も年度を越え、平均年齢80歳になります。
ここで、ブログをご覧の皆様に朗報です。
4月27日(火) 宮崎県庁楠並木通りで、西米良村林研グループが出店します。
そして、今回は、 「みどりグループ」が加工品を出品!!
当日は、午前2時から仕込みに入るそうです。
味は、もう言わなくてもいいでしょう。
県庁楠並木通り付近でお仕事をされている方々!
4月27日(火)の昼食は、決まりですね。(売り切れごめんです。)
米良フォトギャラリー⑧
◆4月某日、めずらしく晴れた日、村所ぶらり歩き◆
←野バラ
花言葉 : 詩的な心
フジ →
花言葉 : あなたの愛に酔う
←泳ぐこいのぼり
白ツツジ →
花言葉 : 初恋
◆4月17日(土) ふれあい弁当配食◆
4月の「ふれあい弁当」 桜も終盤です。
深瀬のTさん宅。 自然に生えてる植物を接木して、育てるのが趣味。
→ 3年後 →
「昔は、米良の山には、お茶があちこちに自生しちょった。それ摘んで、皆、飲みよったよ。あれは、自生しちょったお茶を接木して育てた茶畑よ。」
今が旬の「竹の子」
猪が早いか、人間が早いか。たけんこ取り競争状態!
干し竹の子にして、保存食に。
また、別のお宅。張りめぐらされる鹿ネット
西米良村・15歳の春
「パンの匂いが好き。一番好きなパンはメロンパン。」という上米良将○君(西米良中学校卒業・15歳)には、
「パン屋さんになる」という夢があります。
西米良村に高校はありません。
村の歴史の中で高校があったことはありません。
4月8日(木)快晴
熊本県球磨郡にある南稜高校の入学式の日
と同時に、南稜高校食品科学科に進学する将○君が入寮のため、村を離れる日です。
現在、南稜高校に西米良中学校出身者はいません。
←出発前に、家神様に手を合わせます。
剣道の道具等を車に積み込み→
←ご近所のおじいちゃんにも出発のあいさつ
◆父親の○郎さんに、15歳で親元・村を離れて生活する子ども達について尋ねました。
「俺らはそういうもの(15歳になったら親元・村を離れて進学する)と思っている。
俺も、俺の親も、代々そうしてきた。
子どもが生まれた時から、『この子は、15になったら世間にもまれるのだろうな。苦労するだろうな。』と常に頭にある。
だから、子育てに関しては、掃除・洗濯・炊事をできるだけやらせ、自分のことは自分でできるように育てたつもり。
15年しかここにおらんことは最初から分かっているから。
でも、将○は4人姉弟の一番下、上は姉ちゃん3人。少し甘やかしてしまったかなあ。
姉ちゃんの時よりちょっと心配やなあ。」
◆西米良生まれ・西米良育ちでご自身も高校時代寮生活をされた母親のさ○えさんは、
「寮生活は厳しかったけど、寮生同士で誕生会をしたり、苦しいことも嬉しいことも皆一緒で高校時代は楽しかった。
一番上のお姉ちゃんが入寮するとき『じゃあ帰るね。』と言ったら『わかった。バイバイ。』と思っていたよりあっさりしていた。(当時を思い出し涙涙涙)
親元を離れると、親のありがたみが分かる。3人のお姉ちゃん達も高校生になって優しくなった。
この子もそうじゃないかな。」
「食品についての専門的な勉強や実習が楽しみ。剣道部に入る予定」と語る将○君。
「高校は、絶対楽しいよ。」というお姉ちゃん達の経験談にも、心が弾みます。
最後に、5分ほど離れたところに住むおぱあちゃんにあいさつ。
こうして見送るお孫さんは9人目という典子さん。
「すぐ帰ってきないよ。早よう、ばあちゃんにパン食わせてくれ。」
この春は、6人の15歳が、たくさんのエールと希望を抱えて村を巣立っていきます。
米良フォトギャラリー⑦
◆4月4日(日) 『春一番! こしのお春まつり』◆
西米良村の東の玄関口 「越野尾地区」の越野尾小学校跡地で行われたお祭り
西米良の中でも、沿道美化に力を入れており、特に「桜」は有名。
想定外、600名以上のお客様が来場され、地区の皆さんは嬉しい悲鳴をあげました!
オープニング前のグランドグランドゴルフ大会
老人クラブの皆さんがいつも手入れをし、雑草1つないグランドにて
越野尾婦人会の皆さんによる手作り山菜弁当
この日は、婦人会OB、盛り上げ隊の皆さんも応援に駆けつけました。
村内どこでも美味しいけれど、西米良人に聞くと、
「いなり寿司は越野尾」
「こんにゃくは竹原」
「餅つきは村所」
「にぼし(辛いもともち米で作った西米良独特のおやつ)は上米良」
「豆腐は小川」 とおっしゃいます。
◆4月4日(日) 板谷自治公民館総会後の懇親会にて◆
昨年行った 「秋米良芸術祭」ポスターのモデルにもなった Sナエさん83歳
昨年6月から公民館の周りを1日も欠かすことなく散歩されているとのこと。
公民館で教わった「健康体操」を披露中
「私ね、困ったらあの人(公民館長さん)のところに行くと。
家が近いから歩いてね。今朝もお風呂のボイラーを直してもらった。
あの人は何でも直すよ。すごいよ。何でも屋さんよ。
昼間はお仕事でいないから、朝か夜に行くとよ。
行ったらね、走ってきてくれるよ。
昼間、村(地区)は皆、仕事でいなくなるから、私がお留守番しちょるとよ。」
『彼岸ごもり』やりました
以前、当ブログの「社人」の中で少しご紹介した、
西米良神楽の社人(舞手)となるための登竜門 『彼岸ごもり』 が6年ぶりに行われました。
今回の社人候補者は、2人。
中武祝○さん と 黒木○満さん。
3月18日から24日の1週間。村所八幡神社の社務所に寝泊りしました。
社務所に運びこまれた布団 自炊の跡 呪文「バザラギ」暗記中
宮司さんでも、いつからやっているか分からないくらい古くから行われているこの
「彼岸ごもり」には厳しい 掟 があります。
一 食料(お茶も含む)は全て、神前に備え、清めてから使うべし
一 彼岸ごもり中は自炊をし、他人が作った料理を口にしてはならぬ
一 午前2時になったら白装束を身にまとい、他人に見つかることなく一ツ瀬川で「バザラギ」という呪文を唱えながらみそぎをすべし
一 彼岸ごもり中に「天津のりと」「大祓の詞」を覚えるべし
一 毎夜講習を受け、みっちり勉強すべし
一 最終日の午前6時から行われる宮司さんからのテストをクリアすべし
『3月21日=お彼岸の日』 に合わせてこの時期に行うのですが、皆さん、西米良村で「春のお彼岸」と言えば、あの方が動く日です。
今、答えられた人は 「西米良博士」候補!・・・そうです。 『カリコボーズ』 です。
秋のお彼岸から山にこもって山の神となっていたカリコボーズが、
山を下り川へ行き、水の神となるのが、3月21日、春のお彼岸なのです。
社人の先輩方は語ります。 「彼岸ごもりでは何かが起こる」
◆現在、村所八幡神社の宮司、H砂S二さんの「彼岸ごもり」(数十年前)での出来事◆
みそぎを終え、神社に戻ってきた午前2時すぎ
神社の境内に響く車のエンジン音、ドアの開閉音、境内の砂利道を歩く「ザクッザクッ」という音
神社入口の戸が「スーッ」と開き、「パン」と閉まる音(戸は開いていないのに・・・)
遠くから聞こえる神楽の笛の音(後日、村の人に聞くが誰も吹いていない・・・)
・・・恐怖で息をころし、身動きできない彼岸ごもり中の面々・・・
思い切って神社の戸を開くと・・・・火の玉がサ~・・・・・・
S二さん曰く、
「あれは、多分カリコボースや。神社から一ツ瀬川の道は昔からカリコボーズの通り道と言われている。彼岸ごもりの連中と一緒に、カリコボーズも山を下るんじゃないかな。」
後日、黒木○満さんのお母様、M子さんに、彼岸ごもりを終えた息子さんの様子を尋ねてみました。
「たくましくなった。やはり、きつかったとは言っていたけど、毎晩違う講師の方に教わり、村について様々なことを知ることができ勉強になったと言っていた。
お祓いして神様に近づいただろうから、家では、○満さま、○満さまって拝んでるとよ(笑)」
とのことでした。
頼れる 『社人』 の誕生です!
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