西米良ブログ

2009年8月の記事

「どんぐり」「みどり」そして「きみどり」

昭和39年、西米良村の農家主婦6人が共同事業を行うため「どんぐりクラブ」を結成した。

メンバーは同世代、何事も一緒で「どんぐりの背比べ」のようだったことからその名が付いた。最初の事業は、クヌギ苗の生産販売。当時4000円の収入を得た時の喜びは今も残っている。

 

昭和45年、食生活の勉強をしたメンバーは、緑の野菜を採って欲しいと「みどりグループ」に改名。会員も13人となった。

 

「どんぐりクラブ」から数えると、今年で結成45年。現在会員10人。平均年齢は、約79歳。

 

norikomidori.JPGのサムネール画像「ここまで来るのに泣いた時もあったよ。」と語る代表の典子さん。

妻、嫁、母親そしてグループ活動。子どもを背負って活動した時もある。お姑さんに叱られ「今日は行けない。」と泣いて走って来たメンバーを慰め、励ました時もあった。

 

でも、「やめなさいとは一度も言われなかった。活動に送り出してくれた。ありがたい。」・・・と。

 

 

 

 

メンバーのほとんどが、ご主人に先立たれ、自らを「独身」と称する。

「男が残るのはかわいそう。寂しいわ。女は友達のところに行ったりして楽しみを見つけられる。女が残るのがいいとよ。」と皆語る。

 

nishikimidori.JPG「みどりに行くために、前日夜通しで家の農作業をしたこともあるよ。それでも皆と一緒にやりたかった。」と語るのは、グループ最高齢89歳のニシキさん。

 

45年間、「ずっと一緒だった。姉妹以上。今は、互いに何を言われても腹が立たない。作業場に来ることが楽しくて仕方がない。よくやってきたと思う。」と皆口をそろえて言う。

 

 

 

 

 

子育て、お姑さんの介護を終え、今は自分達が「姑世代」となった。

そして、嫁世代が「きみどりグループ」を結成。イベントの時などは手伝ってくれる。

 

元気で前向き、笑顔の絶えないグループの皆さんに、私が「年は取っても、永遠の28歳を目指してます。」と言うと、

「あら、私らもそのつもりよ。私ら25よ。」

と言ってのける「みどりグループ」の皆さん。目標にさせていただきます!

 

midori.JPG

 

 

 

日時:2009年8月28日 08:00  投稿者:西米良駐在員

西米良村消防団

7月中旬の夕方のことです。役場に1本の電話が入りました。

「主人が○○山で道に迷っているみたいなんです。」

どうやら、山中で迷ったご主人が携帯電話で奥様にそのことを伝え、遠方にいる困った奥様が役場に電話をくださったようでした。

役場からも携帯に電話をするのですが、山中ですし、携帯の電波が届かないエリアの多い中山間地域ですので、電波が途切れ途切れで現在地がはっきりとつかめません。

 

すぐさま、出張中の村長、消防団長、森林組合に連絡。

10分後、消防団長が役場に到着。

その20分後くらいだったでしょうか、「第7部、現在3合目付近を登っています。」との連絡が消防団長に入りました。

役場職員も5合目から登れるポイントまで行き、山に入って行きました。

 

外は、雨が降り始め日没が近づいてきます。

 

その間、役場では、数分おきに村長や奥様へ電話で状況を伝え、懐中電灯の準備など消防団長や課長から指示が出されます。

しばらくすると、ご本人と会うことができ、下山誘導しているとの連絡が入りました。

 

後日、ご本人と奥様から丁寧なお礼の手紙が役場に届きました。

「何度も、登っている山だったこと。役場からの電話が数分おきにかかってきたことで、落ち着くことができたこと。」・・・などなど

 

西米良村消防団 117名(平成21年8月20日現在)、本部と8部(集落単位)で組織され、原則として団員は50歳を迎えた年度末に退団します。高齢化の進む中山間地域ですので、当然のことながら団員減少に歯止めがかかりません。

都市部であれば、消防署があってすぐに消防署員が駆けつけてくれますが、中山間地域では、住民がすべてを担わなければ成り立ちません。

 

中山間地域で生きるということは、時として人の命を預かることになります。それゆえに、ここ西米良の住民であることへの誇りとプライドがあるのだろうと思った出来事でした。

 

※ 写真は、日本一の木造車道橋「かりこぼうず大橋」です。背景の緑と燃え上がるような白雲が私は好きです。

 

mokukyou.JPG

私事ですが、土日に広島へトライアスロンの大会に行ってきました。瀬戸内海に浮かぶ島で行われた大会は、西米良チックな人情に溢れていました。

西米良の役場に戻ると、机上に1枚の紙が!

『人は死ぬまで夢をもて! その夢が叶わなくても、しょせん夢だから。』(佐賀のがばいばあちゃん)

佐賀出張土産のお菓子箱に入っていたものを、職員の方が貼ってくれたみたいです。ありがとう。

 

日時:2009年8月25日 10:00  投稿者:西米良駐在員

アイアンマン焼酎

私の趣味であるトライアスロンとは、「スイム・バイク・ラン」を連続して行うスポーツです。よって、距離は大会によって様々で、ショートからロングまであります。

ロングレースで有名なのは、「アイアンマン」と呼ばれるもので、「スイム 3.8キロ、バイク 180キロ、ラン 42.195キロ」です。速い選手でも10時間近くかかり、私のような亀さんアスリートですと15時間以上かかります。

「もの好きねえ。」と思われるかもしれませんが、持久力・忍耐力を試されるアイアンマンレースで、制限時間内に完走すると『アイアンマン(鉄人)』の称号と誇りを手に入れることができるのです。

 

さて、アイアンマンが西米良とどうつながるのかといいますと、西米良にもアイアンマンが山のようにいるからです。最も、飲酒レースですけど・・・。

 

西米良でありがちなパターンを一つ紹介します。

 

正午 : サイレンがなる頃、バーベキュー開始(飲酒スタート、人によっては準備中からスタート)

17時 : 「夕焼けこやけ」のBGMが流れる

      「もう夕方になっちゃった。このまま夕食も食べて帰ろう。」

     (この頃になると、1回の瞬きで1時間が過ぎるような感覚に陥る。)

22時 : 「ふるさと」のBGMが流れ、家族が車で迎えにくる。同じ方向の人は相乗り。

      一人に家の前に着くと

      「オレ、ちょっと寄って行く。」と招かれてもいないのに上がりこみ、またまた飲酒。そのまま宿泊。

 

といった感じです。

 

先日、お隣熊本県多良木町の花火大会に行きました。

打上げの2時間前にはベストポジションを確保し、一次会開始。

花火打上げ直前に、多良木町の知人宅に招かれ二次会開始。

花火は1発も見ることなく(私はしっかり見ました。多良木町の皆さん、ありがとうございます。)帰る。

帰りの車の中で、ドライバーの私にコンビニに寄るよう盛んに言うので、「きっと酔いを醒ますんだ。」と思っていました。

ところが、周りの様子がおかしい。それぞれ好みのつまみとお酒で三次会を始めているではありませんか。

 

この持久力・忍耐力?、道中も無駄にしない飲酒レースにかける執念

 

こんな愛すべき西米良村民に私から『アイアンマン焼酎』の称号を贈りたい思います。

 

PS ブログをご覧の皆さん。飲みすぎは体によくありません。休肝日と休肝時間を設けましょう。

 

長くなりましたが読んでいただき、ありがとうございます。

 

hozukiningyou.JPG 

日時:2009年8月21日 08:00  投稿者:西米良駐在員

オフトーク

西米良村の朝は、午前6時「西米良村民歌」のミュージックチャイムで始まります。

正午には「サイレン」(私は初めて聞いた時、山火事かと思いました。)、午後5時「夕焼けこやけ」、そして、午後10時の「ふるさと」で1日が終わります。最も、のんべえさんにとっては勢いが増す時間ですが・・・。

 

「夕焼けこやけ」が聞こえるころ、村で唯一の小学校「村所小学校」の子ども達が、お父さん・お母さんの仕事が終わるのを見計らって役場にやってきます。通学に関しては村の補助があるのでバスも無料になりますが、同じ車で一緒に通勤・通学する家族もいらっしゃるのです。

 

また、村行政情報や各種お知らせをいち早く伝えるために、電話回線のある家庭には、「オフトーク」が1日3回放送されます。もちろん録音は、役場職員が行います。(村の方は、オフトークをよく聞いていらっしゃいます!)

私もこれまでに数回録音させていただきました。

 

初めての録音の日、同じ係のメンバーに誤って「オフコース入れてきます。」と言ったものだから、「力が抜ける~」と大笑いされてしまいました・・・。

 

宮崎市生まれ、宮崎市育ちの私にとっては、何気ない生活一つ一つが真新しいものばかりです。

 

※ 写真は、8月16日に村所地区で行われた「第2回こづまろ夜むらしょ」の様子です。

  山々に「米良太鼓」が響き、みんなで作った「ほおずき提灯」が温かく照らしてくれました。

  詳しくは、西米良村ホームページ内「かりこばん」をご覧ください。毎日更新しています。

  http://www.nishimera.jp/

 

 

meradaiko.JPG hozukityoutin.JPG 

日時:2009年8月18日 08:00  投稿者:西米良駐在員

黒木さんがいっぱい

このブログを読んでいる方の中で、西米良村を訪ねたことがある方はどのくらいいるでしょうか?

西米良村民と話しをしたことがある方がどのくらいいるでしょうか?

 

私は、異動で来る前に3度来たことがありますが、仕事と自転車の練習(趣味がトライアスロンなものですから)でほんの一瞬滞在しただけで、西米良村について皆無でした。

 

4月。西米良村役場勤務初日。所属課の課長に連れられて各課を回りました。

役場の皆さんが丁寧に自己紹介をしてくれるのですが、ここで問題発生。

「黒木○○です。」「黒木○郎です。」「黒木○子です。」・・・頭の中は、黒木さんオンパレード状態。

うちの課長も黒木さん、村長も副村長も黒木さん・・・☆○△×◇

 

なんと、村民の約15%は「黒木さん」なのです。

「中武・黒木・濵砂・上米良」の4つの苗字をあわせると、村民の約5割(平成20年度調べ)になるそうです。

 

よって、村の方は、「○美さん」「○男さん」といった具合に名前で呼び合います。

(何だか素敵だと思いませんか。)

 

西米良村現住人口 1,234人(平成21年7月1日現在)。宮崎県内で最も人口の少ない自治体です。

村民の多くは顔見知りで、隣の席で働く人が小学生の頃から知っていることも珍しくない村です。

 

村の方にとっては、同じ苗字が多いこととは関係なく、名前の方が呼びやすいのかもしれませんね。

 

※ 写真は、私の所属する総務企画課の課長が作った「こけ玉」です。ちょっと山に入っては、こんな「こけ玉」をひょいひょいと作ってしまう方が、村には沢山います。 kokedama.JPG

日時:2009年8月14日 17:00  投稿者:西米良駐在員

川遊び

はじめまして。西米良村駐在の菊川です。

西米良に住み始めて4ヶ月が経ちました。これから、私の目で見た、中山間地代表「西米良村」の日常をお伝えしたいと思います。

記念すべき第1回目のブログは、西米良の夏あそびに欠かせない『川遊び』について紹介します。

先日、西米良村を流れる清流「一ツ瀬川」で初めて泳ぎました。

予想以上の透明度。鮎と一緒に泳がせていただきました。

川の水だけあって、私は数分潜ると頭がギンギンしてくる冷たさでしたが、村役場の同僚は、時間を忘れて「鮎つき」をしていました。

夏休みになり、家族連れで川遊びを楽しむ風景をよく見かけます。

あなたも、泳いでみませんか?あまりの綺麗さに、必ずはまりますよ。


kawa.JPG

日時:2009年8月11日 08:00  投稿者:西米良駐在員

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