しいたけ物語 第3回「生まれも育ちも違うけど」
第3回 生まれも育ちも違うけど
諸塚村の四大基幹産業の一つ、「しいたけ」。
今回は、その出生ならぬ「発生」の秘密(・・という程ではありませんが)に迫ってみようではありませ
んか^^
しいたけの栽培方法には、「原木(げんぼく)栽培」と「菌床(きんしょう)栽培」の2つ
があるんです。
原木栽培は、15~30年かけて育てたクヌギなどの広葉樹に菌を植え込み、この菌を回した原木か
らしいたけを発生させる方法で、気温や散水等による「スイッチ」を入れれば発生開始です。
↑ 原木栽培のサンプル
一般的に、しいたけの原木にはクヌギが用いられていますが、他の木を使ってもなかなかうまく
発生しないそうなんです。やっぱり菌との相性があるんですかね^^
ちなみに、原木は諸塚の大自然の中で育まれたもので、その自給率は100%なんです!
また、クヌギは皮が命らしく、皮を傷つけた状態で菌を植え込んでも発生しないそうですよ。
(生産者の方から教えていただき、当時の最高へぇを記録)
一方、菌床栽培は、数種類のおがくずに椎茸の栄養となる人工的な栄養体を混ぜ、ブロック状に固
めたものの中で3~4ヶ月かけて菌を回して発生させる方法です。
↑ 菌床栽培のサンプル
この栽培方法は、村内でも歴史がまだ浅いそうですが、短期間で安定的なしいたけの供給を可能と
するメリットがあり、近年は菌床栽培施設も整備されているんですよ。
また、形や大きさもある程度均一で生産できるようで、卸売業者によっては菌床栽培のものを中心に
入荷する場合もあるようです。
さて、写真で見ると両者の違いがわかりやすい気もしますが、食卓に並ぶと私には違いが全然わか
らないんですよね~。しいたけに詳しい方にはすぐわかるようですけど。
いずれの栽培方法でも、諸塚の生産者の方が丹精こめて作ったしいたけというのが共通事項^^
愛をこめ~てしいたけを♪
結局、生まれや育ちが違っても、個性の違いこそあれ同じしいたけに変わらない点は我々人間と同じ
だ!!といったところでしょうか^^
おいしい出汁も出るしいたけは、きのこ界の「いぶし銀」みたいなものだと思いますね。
(うまく着氷できました!?)
今宵はここまでに致しとうございまする。
