山に唄えば
秋のイベント総決算となった週末。
今回はその前編となる14日(土)の「諸塚駄賃つけ唄全国大会」の御紹介です。
駄賃つけ唄は諸塚村に伝わる民謡なんです。
はじめてこの「駄賃つけ唄」なるものを聞いた時、「お小遣い(お駄賃)がもらえる唄!?」と思い、
「そんな唄があるなら、いくら歌唱力のない自分でも喜んで!」と勘違いも甚だしく息巻いたものです
が、そんな都合のいい唄というわけではないようです^^;
そのルーツを紐解くと、熊本県の馬見原と本県の延岡市との交流が盛んであった時代に、村の産物
や生活必需品を馬で運んでいた唯一の運送屋「馬方」のことを「駄賃つけ」と呼んでいたようで、馬
の背に荷物を積んで山々の小道を往復するうちに自然と口ずさまれたものであろうと云われていま
す。
↑ 馬方=駄賃つけのイメージ
今でこそ、延岡と馬見原は国道218号で結ばれていますが、当時の諸塚村は馬見原と延岡の中間
に位置し、北郷の中小屋を中継所として駄賃つけ道ができたそうです。
この駄賃つけは、諸塚村の衣食生活を支える重要な役割を担っており、昭和の初め頃まで通ってい
たようですよ。
さて、今回はその駄賃つけ唄の「全国大会」ということで、のど自慢大会にも匹敵する駄賃つけ唄の
強者達が集いましたよ!
全国大会と言っても、駄賃つけ唄自体が延岡~馬見原間を中心にできたものなので、県内からの参
加者がほとんどでしたが、駄賃つけ唄のルートにふさわしく熊本県から出場された方もいらっしゃいま
した~。
予選では143名の方が熱唱。
当日は、駐車場係や誘導係のお手伝いのため、何人かしか聴くことができなかったのですが、
同じ歌詞やメロディであっても唄う人によって尺八の寸が違うこともありすごく個性的なんですよね。
出場者が3番までの歌詞の中から一つを選択するのですが、ほとんどの方が予選で1番を唄ったの
で、出だしの「おどまぁ~♪」のフレーズが頭から離れなくなってしまい、週末の間ずっとリフレインし
てました・・・。
個人的に好きなのは3番の歌詞(↓)でしょうか。
「肥後に行こうか 延岡に越そうか どちらを向いても山ばかり」
・・・・おっしゃるとおりでございます! (たまに一山越えて熊本にでも行こうかなという気分になります
よ^^)
この駄賃つけ道を活かして、今でも諸塚が延岡市と熊本市の中継地だったらいいのにって感じです。
立ち寄られた方に覚えたての駄賃つけ唄を披露することができますしね^^
それにしても、こういった地域に伝わる民謡の大会が、県や九州を飛び越えていきなり「全国大会」に
なっているのがとてもユニークに感じましたね。
↑ いつもはスペースに余裕のある中央公民館駐車場も、このとおり満車でしたよ。入りきれない車
はさらに河川敷までの御案内でしたm(_ _)m
駐車場係のやりがいがあるってもんですよ。
来年は出場してみようかな・・・・・。
自分だったら、オムライスのようにぷるぷる震えた声になって大変だと思いますけど^^
