ケイタイが鳴らなくて
県内の平野部では早期水稲の収穫が終わりましたが、
ここ諸塚のお米はまだまだ育ち盛りです。
写真のような光景は平野部でこそ見慣れた光景ですが、全体の95%を山林が占め、
農地が1%弱の諸塚では数少ない棚田です。逆側から撮影すれば棚田らしい風景なの
ですが、回り込む体力がなく・・。
それにしても、収穫の秋が楽しみですね。
さて、今日は携帯電話の鉄塔整備のため、この地区で現地打合せを行いました。
諸塚村内にはまだ携帯電話がつながらないところが数地区残っています。
私も週末のツアー等で電波の圏外地区にいることが多いのですが、滞在中はずっとつながらないの
で「着信拒否」の疑いをかけられたり、「病気説」、「行方不明説」、「ふて寝説」など様々な憶測が飛
び交うこともあります(T_T)
それはさておき、10年以上も前から当たり前のように携帯電話を利用しているので、今でも利用で
きない世帯があるのは考えさせられます。
携帯電話の功罪もありますし、山間部には不要という見方をされる方もいるかもしれませんが、
林業従事者が多い山間地域では作業中にケガをされる方もおり、何があるかわからないからこそい
ざという時の通信手段は必要になってきます。
私も、先日杉の下刈り作業をしたのですが、作業中に広大な山林の中で一人になった時、
「ここで心臓がいたくなったらどうすれば・・」なんて不安がよぎったものです(^_^;)
(中盤からハチ襲撃対策で頭がいっぱいになりましたが・・。)
また、諸塚ではラジオ(AM・FM)も十分な状態で聴くことができません。
少々不自由に見えることでも、中山間地域に住む方にとっては「当たり前」ということが多く、なけれ
ばないで構わないとも言えますが、
「今や情報通信の格差は生活格差そのものになりつつある」という役場の方のコメントは強く印象に
残っています。
そんな諸塚村ですが、近年は国や県の御支援をいただきながら、急速に情報基盤の整備が進めら
れているところです。
最初の田んぼの写真のように、平野部では終わっていることが諸塚ではまだこれからということが
あります。
中山間地域でも同じ水準で「生活」できる日が待ち遠しいですね。
