小河ドラマ 第二夜「屋根より高い沢のぼり」
(沢登り前日の電話のやりとり)
観光協会T邊くん:「明日は濡れるとしても腰ぐらいまでだと思いますよ~。」
↑ ↑ ↑ ↑ ↑ ↑
長瀞川や球磨川のラフティングの時ですら腰より上をほとんど濡らさなかったのに、身も心もずぶ濡れ
になっちゃいましたけど~。
・・・・・というわけで、第二夜にして最終回となる沢登りドラマの続編です。
最初はマイナスイオンを浴びながら満喫していたこの飯干地区内の沢登りも、後半は「ロッククライミ
ングに変更になったのでは!?」と思うほどの壮絶な滝登りが始まったのです。
開き直ったT邊氏曰く、「沢登りは体も頭も使う『山の総合格闘技』のようなものですから!」
・・・・・・・こいつはうっかりだ!と思った時にはロープを手にしていました(笑)
↑ 写真では平面に見えますが、この急勾配の滝をロープと自分の体力を頼りに登っていくのです。
濡れた足場は滑りやすく、落下防止を施したロープがあるといっても何となく不安・・・・・・・そういう弱
気なメンタル状態で登ったものですから、案の定つるり!と足が滑り、滝の真ん中で宙吊り状態に!
一瞬、「もうダメだ・・・・・・・」と思いましたね。
しかしその後、それ以上は滑り落ちないようにロープがしっかり自分の体を支えてくれていること、そ
して、我々初心者には諸塚山岳会という頼もしき指導者がついてくれていることに気付き、少し
だけ冷静さを取り戻します。
↑ 滝の上と下から山岳会の方にしっかりサポートしていただきながら、なんだかんだ言いましても結
局2つの大きな滝のアタックに成功しました。
滝の中央で半宙吊り状態になった私を見た白いヘルメットの坊っちゃん(↑写真左)曰く、
「下から見た寺原さんは『撃たれたシカ』みたいでしたよ」とのこと・・・・・言うようになったね~(笑)
このように笑い話になって良かったのですが、この時に滝水がリュックに浸水し、3年半も愛用した私
の携帯電話が故障してしまうという悲劇も起こりました(デジカメは死守!)
防水対策も大事になってきますね。
(↑ 心の折れたエンジェル)
しかし、いざ登り切ってしまうと心地よい達成感もあったんです。
体力のない小心者の私はともかく、安全面を十分に配慮した装備としっかりしたサポート体制が整っ
ていれば、沢登りの魅力にハマってしまう方は多いのではないかという気がしました。
この沢登りが、諸塚村における観光メニューの一つとして登場する日も近いかもしれませんね。
私はすっかりあんどしましたけど・・・・・(解釈は自由)
おわり
小河ドラマ 第一夜「白いトトロ」
今となっては先週末の話でございます。
観光協会のB氏(他称べーやん)から、「体験型観光ツアーの素材探しのため、渓流の『沢登り』
をしてみませんか!?」というお誘いを受けたんです。
いわばモニターですね。
いつもどおり「楽しそうじゃないの!」・・・・と、この"エサ"に食いついてしまった寂しがり屋(!?)の
私は、今年一番となる大試練の旅へと出かけることになります。。
飯干(いいぼし)地区に集合すると、滑りにくい靴とヘルメット、さらにはロープを装着する道具が手
渡されました。
「ん!?沢を登るだけだよね?」・・・・と、この頃からかすかな疑問を抱き始めたものの、諸塚山岳
会の皆さんが同行してくださるので安心だ~と思いながらスタート地点に向かったのです。
いよいよ沢登りがスタート!
(今回の格好のコンセプトは、子供の頃に見たアニメの「ロビンマスク」と「ウォーズマン」が合体したよ
うな感じですね・・。)
いざ上り始めると、私の不安をかき消すくらいにきれいな清流が続き、目には見えないマイナスイオン
が疲れた私の体を癒してくれているような感じがしましたね。
秋の紅葉シーズンにも楽しめそうな景観が続きますが、やがて・・・・・・・・・・、
「なんだか登山をしている気がする~」と吟じたくなるようなポイントが次々に出現。
涼やかなマイナスイオンを浴びているつもりだったのに、この頃から大汗のカラータイマーが鳴り始
めて嫌な予感が。
・・・・・と思いきや、やがて眼前に清々しい滝が現れてきます!
その滝の名は、「白土々呂(しろととろ)の滝」でございます。
大きな水の流れはありませんが、流れる水を眺めていると不思議と落ち着くんですよね。
軟弱駐在員の試練 は、この直後に始まったのです・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・つづく。
スピンオフ座・村民 ~諸塚村の足~
6月末から始まった村政座談会も、8月31日の八重の平(はえのひら)公民館をトリとして終了!
この約2ヶ月間、さらには1年目も含めて、座談会では多くの村民の方とお話することができました。
さて、この村政座談会シーズンにお世話になったのが村内の交通機関・諸塚交通のバス。
↑ 毎回、目的地の公民館まで我々を運んでくれ、そして21時頃にはお迎えにきてくれました。
諸塚交通では、タクシーとバスを運行していて、村内の小中学生の通学バスとして、そして、高齢
者の方などの買い物・通院のバスとして諸塚村における貴重な交通手段になっています。
まさしく「諸塚村の大事な足」の1つと言えますよね。
この日の運転手は、諸塚交通の社長をされている黒木重人さん(↑)
諸塚村観光協会の会長も務められていて、諸塚赴任当初から公私にわたり大変お世話になってい
る方です。
重人さんがある会合で挨拶された時、「諸塚の特産は何と言っても人です。」とおっしゃっていた
のを今でも覚えています。
その言葉の意味するところは、私のように外から入った者が特に感じやすいのかもしれませんね。
バスの車体に記されたキャッチコピー(↓)には、そんな観光協会長の想いが込められているのでは
ないでしょうか。
ところで、座談会では、21時頃に迎えにきたこの貴重な「足」に乗り損なうと大変なんです。
地区の皆さんにありがたくも引き留(泊)めていただき、バスのライトを見送った日が何度かありまし
た・・・・・・。
乗り損ねた時は、村内に住む小林在住時の職場の先輩に図々しく迎えに来てもらうこともあったんで
す。。
久々に電話で話した同じ小林時代の同僚からは、「大先輩を足に使うなんて!」とお褒めの言葉もい
ただきました。
集落間が離れた山間地域では、「地域の足」の確保が今後ますます大事になってくるのではない
か・・・・・・
真っ暗な道路の上で先輩を待ちながらそんなことを考えていた夏の日の2010だったのでした。
座・村民 ~この道はいつか来た道の巻~
村政座談会も残すところあと2公民館。
某スポーツ競技で目にする終盤の"ストレートラインステップ"を踏むかのように気力で、そして、この
雰囲気を惜しむかのように座談会に臨んでいます。
昨日の座談会の舞台は、黒葛原(つづらのはる)公民館。
この黒葛原公民館に向かう途中、車窓からの景色を眺めながら、「黒葛原では、みちきり(道路
の除草作業)を競うようにして行い、いつも道をきれいにしているんだよ」・・・という誰かに教え
てもらった話をふと思い出しました。
今年も公民館までの沿道には草が生い茂ることなく、日頃からこまめに除草作業が行われているこ
とが私にもわかるほど気持ちのいい集落道となっています。
村内に住むある方はこうおっしゃいます。
「集落道と水源の管理状況を見ればその集落の活力がわかる」・・・・・・と。
黒葛原公民館も決して人口が多いという地域ではありません。
けれども、「競うように」刈られたこの道路には、人数では計ることのできない館民の方々の姿勢・こ
だわりのようなものを感じるんですよね。
村内では、この黒葛原公民館と同じように至る所で夏場にみちきりが行われ、行政に全てを依存しな
い住民の方による道路維持活動が行われているんです。
そんな心地のいい道を今日もまた走らせていただきながら、本日はいよいよラスト座談会の会場、八
重の平(はえのひら)公民館へ。
ラストは高速スピン並に酔いが回りすぎてのフィニッシュかもしれません。。。
林だ林だ
3回転-3回転のジャンプを跳び続けていたような先週の連続村政座談会。
各公民館では本当に考えさせられる意見ばかりが出て大変有意義だったのですが、元々目が弱い
私にはこの連夜の会議の疲れが週末にどっと押し寄せてきます。
そんな時にはコチラ(↓)の光景が癒してくれるんです。
だんご屋のおてらちゃん。
どこにいるのか当ててみて♪・・・・・・・・・・・写真を撮っているのでいませんよ!
これは、今年度の「諸塚村育林コンクール」で見事に優等に輝いた川の口公民館出展の
スギ林!
審査対象となったスギの胸高直径が、どれもほとんど同じ値だった事には驚きと同時にとても感心さ
せられました。
見ていてとても気持ちがいいんですよね。
素人目線で大変恐縮ですが、生産者の方の育林に対する姿勢や想いが伝わってくるようでした。
この育林コンクール。
毎年村内16公民館から部門毎に代表の森林が出され、どの公民館も甲乙つけ難いような森林ばか
りがエントリーされているんです。
ただただ改めて感じたことは、諸塚村が「林業立村」を掲げる村であること。
このような素晴らしい育林の積み重ねが、諸塚村のきれいな山の景色を作り上げているのでしょう
ね。
写真には写らない美しさもあるから。
花の名は
お盆の頃から山間地域の至る所で見かける白い花があります。
おそらくユリの一種だとは思うのですが、ユリも花びらの模様等によっていろんな種類があるようで正
式には何という名前の花なのかわからないんですよね。
そこで、今回はこの花の名をココ調!
第1予想:ヤマユリ
一般的なヤマユリとは開花時期が異なるようです。
第2予想:テッポウユリ
花びらが横を向いて咲いているのでこれだ!と思ったのですが、若干花びらの模様が違うような気が
します。
第3予想:タカサゴユリ
テッポウユリに似ていて、花びらの模様や開花時期からみても一番近いような気がします。
しかし、この種の花は突然変異が多いようですので、テッポウユリであったりタカサゴユリの一種であ
ったりするのかもしれません。
結局、どなたに聞いてもわからない・・・・。
はてさて、一体この花の名は!? (教えTell me?)
花の名はともかく、私が感心させられたのはその繁殖力。
この時期、国道327号から諸塚村内にかけてあちこちの道路擁壁やフェンスからも顔を出して咲き誇
っているんですよね。
すさまじい成長力です。
その勢いにあやかりたいと思っているうちに彼岸花の咲く季節が間近。
白から赤へのバトンタッチ会見が行われる秋へと突入していきます。
ゲゲゲ!
ほんとにあった痛い話
村内のとある集落と水源地をつなぐパイプ。
ひとまず水源のお話はおいといて、今回は、このパイプをたどって集落から遠~く離れた水源地の調
査に向かう途中に起きた「ハプニング」のお話です。
地主の方を含め4人で水源地を目指していたその時、最後尾を歩く私のすぐ前を歩いていた同僚のK
君(↑)が突然絶叫し始めたんです。
よく見ると、K君の足元で無数の小さいハチ、その名も「シババチ」が噴水のような勢いで飛び出
していました。
どうやら地面にあったシババチの巣を誰かが踏みつけてしまったようで、運悪く3番目のK君が集中
攻撃を受けたのです。
このシババチは、 クマバチやスズメバチよりも小さく毒性は弱いけど、とにかく刺されると痛い!とい
う業界では有名なハチ。
ちょうど足場が悪い所だったので走って逃げることもできず、あっという間に10箇所近くも刺されて
痛々しい姿と化したK君だったのでした。
目の前で人がハチに刺されるのを初めて見た私は絶句・呆然、そして青いイナズマ。
「寺原さん、早く逃げて!」の声を聞いて我に返るとひたすら逃亡開始です。
もちろんシババチの写真を撮る余裕なんてありません。
(おかげさまで刺されずにすみました。)
シババチの存在は諸塚に来てから初めて知りましたが、山には資源がたくさんあるけれど厄介な
敵も多いですね。
"食べられる"クマバチとは違い、「ハチよ、来い」とのんきな事を言ってばかりもいられないようです。
山道を歩く時には「十分な装備」と「徹底した足元注意」を心掛けようと思った今日の出来事。
本人の気持ちを代弁させていただくと・・・・・・・「笑いごとちゃうで」 !? (お大事に!)
座・村民 ~ラストスパートの巻~
今日は諸塚公民館の村政座談会でした。
6月末から始まった2年目の村政座談会も、既に16公民館中11公民館で終了。
最後にお伝えしました7月16日の七ツ山の座談会以降も、
塚原(つかばる)公民館 ・ 飯干(いいぼし)公民館 ・ 松の平(まつのひら)公民館 ・
立岩(たていわ)公民館 ・ 川の口公民館 ・ 家代(えしろ)公民館 ・ 荒谷(あらだに)公
民館 ・ 諸塚公民館で行われてきました。
これまでは週1~2公民館ペースで行われていたのですが、今週から31日までは水曜日を除いて
全ての日に座談会が予定されているという猛チャージぶり。
フィギュアスケートに例えると、演技後半に難易度の高いジャンプを連続して跳び続けるようなもので
しょうか・・・・・・(1.1倍の加点がほしい!)
今になって思うと、8月中旬は「スパイラルシークエンス」のようにゆったりとした日々でしたね。
この村政座談会では、鳥獣被害・後継者対策・健康づくり・廃校活用策など、公民館ごとに出される
意見や課題が異なっていて、 やはり今年も公民館ごとのカラーを感じているところです。
残すは4公民館。
最近、体にまとわりつく脂肪を削ぎ落とすために、村内のプール(100円!)でひたすら泳いでいる私
ですが、8月の残りは泳ぐどころかひたすら座る日々が続きそうです。
どんな意見が飛び出すのか注目してます。
ラストスパートの鍵を握るのは、やっぱりSP(少な目のプリン体)でしょうか・・・・・。
空と諸塚とのあいだに
前回御紹介しました柳の越(やなぎのこえ)園芸団地。
今回はその外観編です。
緩やかな地形の山を農用地として造成し、高齢化が進む山間地域の農業に後継者が積極的に参入
できる環境づくりを目的として作られた施設で、国や県の補助も受けながら平成18年度から整備が
進められてきました。
標高約870メートルの高地に位置する16棟のハウス施設では、夏秋野菜を中心にスイートピー
(冬)などの生産も行われていて、山間地域にあって独自の生産体制を確立しているんです。
山間地域の高冷地気候等の条件を活かした付加価値を高める農業。
一方で、山林地形を平らに造成するためにはかなりのコストもかかります。
まだまだ試行錯誤の連続かもしれませんが、先日都農のスーパーで見たように、諸塚産のほうれん
草のみが並んでいる光景は、これからの中山間地域における農業の希望なのかもしれませんね。
↑ 柳の越団地から諸塚中心部方面を望む。
諸塚と空とのあいだには今日も爽やかな風が吹く。
そんな天空の団地で、今日もおいしいほうれん草が集荷に向けて準備されていますよ。
それにしてもなんて素晴らしい景色なんでしょう。
今年の秋の新しいMyたそがれスポットに当確です!
真夏の野菜
夏の野菜は?・・・・そう聞かれるとキュウリ・トマトー♪が思い浮かびますが、
ここ諸塚村で生産される夏の野菜で浮上してくる作物名は、なんとなんと「ほうれん草」なんで
す。
村内にあるハウス栽培施設・柳の越(やなぎのこえ)園芸団地に行くと、一面にほうれん草
の"大海原"が広がっていて、まさに今出荷のピークを迎えようとしていました。
標高800メートル以上の場所に設けられたこの園芸団地では、夏場の冷涼な気候を活かした作物
として「冬野菜」の代表格であるほうれん草を栽培し、「諸塚産の高冷地野菜」の名で出荷し
ているんです。
たしかに、諸塚村中心部から柳の越団地まで上がっていくと、真夏にもかかわらず涼しいので私の
大汗カラータイマーも珍しく鳴りませんでしたね。 (夜は寒いくらいかも)
先日、実家のある都農町に帰った際に地元のスーパーへ買い物に行くと、野菜コーナーにはなんと
諸塚産のほうれん草のみが陳列されていました。
この時期の主役は「諸塚産」とばかりに強い存在感を放っていましたよ。
パッケージの右下には生産者の方のお名前が書かれたシールが貼ってあり、生産者の方の顔が思
い浮かんできてちょっとした安心感がありましたね。
「生産者の方の顔」・・・・と言えば、昨年諸塚に来たばかりの頃の私にこの「真夏の野菜」の存在を
教えてくれた人がいるんです。
その人は、この緑の大海原の向こうで収穫しているポパイのセーラーマン(↑)
・・・・・・・ではなく、柳の越団地内の生産者の1人であり、南川青年団仲間の松永H基君。
H基君とは、青年団の初顔合わせの際に「ほうれん草王子です!」と自己紹介され、当時は頭の
中が「??????」でいっぱいになったものですが、後で知れば諸塚産ほうれん草栽培の若手の
ホープ。
今思えば「たしかにね~」といった感じです(笑)
私にとっては生産者の方の顔が見える諸塚産ほうれん草。
大変おいしゅうございますよ!!
私も、ほうれん草と鶏肉を"オリーブ"油で炒めた『なんてこったい!パスタ』を作っちゃおうかな。
そろそろ。
