事務局ブログ

2018年8月の記事

エネルギッシュな渡川のアイドル -美郷町

中山間界の新人、Doん子です。

真夏の3連続投稿です。

 

シリーズ、Doん子の『あの人に会いたい』vol.3

 

美郷町南郷区・渡川(人口331人・2015年国勢調査)で活動する「渡川いこいの郷加工グループ」、またの名を「どがわマンマ」。

8月某日、渡川初潜入の事務局Doん子が

中山間界ではもうすっかり有名人になったアイドル5人組に会いに行ってきました。      

 

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こちらが「どがわマンマ」の活動拠点となる加工場。

山々に囲まれた集落の中に建っていました。

 


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ご存知の方も多いかと思いますが、どがわマンマは2013年から地域の高齢者を中心とするお宅に弁当の配食サービスを始めました。月に6回、1330円(20188月現在)というお手頃価格で70世帯程に手作りの弁当や総菜を届けています。地域に暮らすひとり暮らしの高齢者の、見守りや話し相手といった役割も果たしています。

 

 

 

Q どうして配食を始めたんですか?

 

 民生委員として高齢者の見守りをしていたメンバーが、1人暮らしの世帯で、自分で食事を毎回料理して食べる大変さ、孤独感を目の当たりにして、仲間に声をかけたところ、この5人が集まりました。

もともと地域の婦人部で仲の良かった5人。2年間、それぞれの家庭で勉強会を重ね、2013年に配食サービスを開始。最初は、弁当の価格を下げるために自分の畑で採れた野菜を持ち寄ったりしていました。冷蔵庫や炊飯器は、地域の人が寄付してくれたんですよ。

 

Q 毎回、どれくらい時間かけてらっしゃるんですか?

 

 朝8時に作業を始めて、できあがるのが午後2時前後。そこから手分けして2時間かけて配達します。遠いところは神門の手前まで行くんですよ。

 

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Q みなさん、喜んでくれるでしょう?

 

 弁当も喜んでくれますけど、特にひとり暮らしの方は、話し相手がなかなかいないから、余計に喜んでもらえますね。

 

Q 弁当以外にも手がけてらっしゃると伺いましたが?

 

ここ何年かはクッキーとか、混ぜご飯の素とか、加工品を作るようになりました。宮崎市の街市に出たり、延岡市の量販店で売ったり。この「田舎めしの素」、どう?1合分の混ぜご飯ができるように少量でパウチしてるんですよ。

 

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 後日自宅でいただきましたが、干し大根、ゴボウ、にんじんが絶妙な塩加減で、とてもおいしかった!

 

Q 1合ずつというのがいいですね。大概3合炊き用で売ってるんですけど、余らせちゃうんですよね~、さすが、主婦の経験から来る知恵。

しかし、どんどん活動がパワーアップしている、その原動力は何でしょう?

  

最近は渡川の若い人達もがんばってるから、私たちも「でけん(できない)」とは言えないんですよ。「どがわ未来会議」(※)で、渡川のいい所も悪い所も地区のみんなで話し合って、そしたら皆いろいろ始めたから、私たちも負けていられませんもんね。

それに会議に来てくれた先生が「地元の物を使って、ちょこっとお金を稼ぎましょう」って教えてくれたんですよ。「何かでけんかな」と考えて、加工品に挑戦しました。

 

※「どがわ未来会議」とは...

 渡川地区の30代が中心となり設立された地域の未来を考える会議。2016年から2年間、外部講師を招きながら地域の魅力発掘と所得向上について勉強を重ね、現在の渡川地区の活発な動きにつながっている。

 

 

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    楽しんでやらないと続かんよ。」と元気いっぱい、笑いいっぱいに話すマンマのみなさん。最近は県内外から視察や講演依頼が来るようになっているとか。エネルギッシュなおばちゃん達の快進撃は、まだまだ続きそうです。


 以上、Doん子がお伝えしました。

 


Doん子の「あの人に会いたい」シリーズ バックナンバー■

 vol.1 諸塚村の「小さな仕事」橋渡し人-森 祐介さん

 vol.2 椎葉村の「つながり」仕掛け人 -天野 朋美さん

日時:2018年8月28日 08:10  投稿者:事務局

村の「つながり」仕掛け人―椎葉村

中山間界の新人、Doん子です。

最近、家の扇風機をつけると温風が出て、某小林市のポスターのように、思わず「ぬりがよ。」と言ってしまいます。

 

さてさて前回に引き続き、シリーズ「Doん子の『あの人に会いたい』vol.2」。

今回は椎葉村で地域おこし協力隊として活躍する 天野 朋美さんをご紹介します。

 

地域おこし協力隊は総務省の制度で、都市部の人が移り住んで自治体から委嘱を受け、1~3年の任期の中で地域おこしに取り組むという制度です。

 

ご存知の方も多いかもしれませんが、

椎葉村の地域おこし協力隊は、それぞれ明確なミッションを持っています。

天野さんが担当しているのは「空き施設利活用プロジェクト」。


なんでも、椎葉村では、この5月に移転して使わなくなった特別養護老人ホームを改修してテレワークセンターをオープンさせ、天野さんはセンター活用のリーダーを務めてらっしゃるとのこと。現場を突撃しました。


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Q テレワークセンター katerie (カテリエ)について教えてください。

 

  インターネットを使いながら、場所や時間にあまりとらわれずに仕事ができる「テレワーク」に挑戦したい村内の方々の応援し、拠点として使ってもらうための施設です。

  「katerie」という名前は、村に伝わる助け合いの精神を表す言葉、「かてーり」にちなんでいます。


Q どんな施設があるんですか?

  パソコンを使った作業や、打ち合わせや会議の場として使えるスペースを備えています。施設内はWi-Fi完備。プロジェクターやコピー機といった必要な機器も揃っています。トートバッグに転写できる、特殊シートが出力できる機械もあるんですよ。


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Q へぇ、すごいですね。ここってもともと、老人ホームだったんですよね?

 

そうですよ。よく見ると端々にその名残があります。

例えば、ワーキングスペースの机は、老人ホームで使っていたタンス兼鏡台が使ってあるんです。部屋の扉も、全部スライド式でバリアフリーになっています。


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Q どんなふうに施設は活用されるんでしょうか?

 

  例えば、子育て真っ盛りの方や、フルタイムではないけれど家業がある方が、インターネットを使ってできるちょっとしたお仕事を、ライティング(記事の執筆)やテープ起こしといった作業をスキルをつけながら取り組んでいただくといったものです。1階にはキッズスペースも備えていて、小さいお子さんがそこで遊ぶこともできます。

 

Q 育児中の方にはうれしい施設ですね。

 

  そうですね、椎葉村の立地にとらわれず、また育児の合間を縫って自分のタイミングで仕事ができるテレワークには、新しい可能性があると思います。

  6月からはライティング講座も開いていて、村内の方に新しい働き方を見つけてもらう試みを行っています。


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Q 地域おこし協力隊として椎葉に来ようと思った理由は何ですか?

 

 広島県出身なんですけど、初めて来た時に一目惚れしちゃったんですよ。「ここに住みたい!」って。 自然豊かだし、人が何よりあったかい。本当に「かてーり」の精神が強いと思います。

 

Q そして、今年は村民の新しい働く場の提供だけではなくて、何やら新しいプロジェクトを始めたそうですね。


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「ローカル・ライト(local write)」というプロジェクトに取り組んでいます。都市圏の方々に、椎葉に来てもらって記事を書いてもらうというものです。これまで東京、埼玉、愛知などから来られています。外の人の目で椎葉を見てもらって、村の人が気づかないイイところを文章で表現してもらおうという試みです。

  またこういった都市圏の人達に来てもらって「関係人口」を築いていくことで、テレワークだけじゃない椎葉村のソトとの人つながりが作って行きたいと思います。

 

 ※「関係人口」とは(Doん子的ミニ解説)

  昨年来、特に中山間界では話題沸騰中のキーワード。

  例えば自分のお気に入りの地域に頻繁に通ったり、定期的に特産品を買ったり、といった「観光以上移住未満」の行動で、地域に関わっていく人達のことです。



愛らしい風貌とキラキラした目の天野さん。最近は、村内で発行される地域おこし協力隊だよりを見た村の方から、通りすがりに「あら、天野さんやがねぇ」と声をかけられることもあるそうで。きっと、村の内外をつなぐキーパーソンとして、ますます椎葉村の人気者になっていくこと間違いないでしょう。

 以上、Doん子がお伝えしました。

 

 

■関連リンク■

 宮崎ひなた暮らしUIJセンター(県内の地域おこし協力隊募集情報もあります)

地域おこし協力隊の制度について(総務省)

 


日時:2018年8月16日 09:47  投稿者:事務局

村の「小さな仕事」橋渡し人ー諸塚村・ハチハチ

中山間界の新人、Doん子です。

私たち事務局が仕事をする中で、

中山間地域でとってもおもしろい、かつ地域のためになる取組をされている、

元気でキラキラした方々にお会いすることがあります。

 

そんな方々にインタビューをし、

何回かに分けて皆さまに御紹介して行きたいと思います。

名付けて、シリーズ「Doん子の『あの人に会いたい』

 

その第1回として、

今日は諸塚村で活動する森 祐介さんにフォーカスします。

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森さんは東京から諸塚村にIターンした移住者。

知り合いのつながりで1年半ほど前に村にやって来ました。

現在、諸塚村中心部にある「もろっこはうす」の2階をオフィスにして

一般社団法人 ハチハチ の運営をされています。

 

Q ハチハチって、何かかわいい名前ですね。

 

 諸塚村がかつて88の集落で構成されていたというところと、

「米」の文字を分解すると「八十八」になるところから発想を得てつけました。

よく蜂をとってる会社とまちがえられるんですけどね(笑)

 

Q どんな活動をしているんですか?

 

諸塚村を中心に、ハローワークでもあまり扱わないような「小さな仕事」の求人者・と求職者のマッチングをしています。例えば、椎茸や栗の収穫といった、一時的に人手が必要になる農家や、調理や袋詰めといった作業をする人手がほしい事業者の求人と、「半日だけなら働けるの」「毎週は行けないけど、単発でなら1日作業に行ける」という求職者を結びつける作業です。

 

 仕事の内容は農林業の作業が多いですが、ほかにも児童の預かりや調理作業なども事例があります。

 あらかじめ、求人者(事業者)と求職者(働きたい人)に登録をいただき、実際に仕事が発生した時に、登録求職者に連絡。双方合意に至った場合には、業務の委託契約を結んで、保険をかけた上で、実際の作業に当たっていただきます。

 (一社)ハチハチ は求人者・求職者双方からいただく登録料と利用料で支えられていて、コーディネーターの役割を果たしています。


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Q この活動が始まったきっかけや背景を教えてください。


 諸塚村は人口が約1,600人の山間部の村です。

  日本のほとんどの山村と同じように、人口減少・高齢化で人手不足になり始めています。しかも、諸塚村の基幹産業である農林業では、季節によって一時的に必要になる人手や、住んでいる・事業を営んでいる人のちょっとしたお困りごとも多いんです。

  一方で、「短時間もしくは短期間なら働きに出てもいいかな、生活費やお小遣いの足しにしたいな」という方もいます。この両者を身近な村内で結びつけようとういうのが、ハチハチの活動です。村内の所得アップにもなりますしね。

また長期的に見て、これからもっと人口が減った時に、この村の産業や営みを支えて行くには、今から地域の中で支え合える仕組みを作っておくことが大事じゃないかと。

 

Q 村の将来を考えた、いろんな可能性を秘めた仕組みですね。

 

  そうなんです。今年の夏は、村外の大学生がハチハチの求職者として、村に数日間滞在し、作業に従事してくれることになっています。この経験がきっかけになって、諸塚村に興味やつながりを持ってくれる若い世代が増えれば、また違う展開が開けてくるのではないかと思います。

 

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Q ところで、大都会・東京から諸塚村に飛び込んでみようと思ったのはどうしてですか?

 

  以前お世話になった人のご縁で諸塚にたどり着きました。

  もともと農林業に興味があったのと、いろんな人とのつながりの中で、新しいことにチャレンジしたいという気持ちがありました。ほら、諸塚村の特産・椎茸って、手間暇かかるけど、いろんな人のいろんな手が関わって、あの独特の味ができるんですよね。そこがすごくいいと思うんです。

  もう一つの動機は、ここならおいしい焼酎がしこたま飲めるから(笑)


Q 最後に、今後の展開について教えてください。

 

  とりあえず、求人側と求職側をもっと発掘することです。もともと諸塚は血縁者の中で農作業の人手をまかなってきた歴史があるので、「仕事」としてソトの人にお願いすることに慣れていません。だけど、近い将来、血縁者だけでは人手をまかなえない時期が来るのは避けられない。だから、今のうちに、誰かに仕事をお願いして農林業を続ける動機付けをしたりとか、ソトの働きたい人を紹介したりする調整役が必要なんです。 

今は、村の中、もしくはその周りにある潜在的なお仕事と、働ける人を発掘して、「ハチハチに乗っかってみようか!」という人達を増やしていきたい。全体の登録者が増えれば、季節による求職数の偏りをならしたりとか、作業のピーク時にも対応できる体制ができてくるんだと思います。



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  若くて、しっかりされて、真っ直ぐなまなざしが印象的な森さん(しかもイケメン!)。これからの森さんの活躍・ハチハチの発展が楽しみです!

  以上、Doん子がお伝えしました。  

 

 ※ (一社)ハチハチへの登録に興味のある事業者・求職者の方は、ひとまず諸塚村役場企画課(TEL 0982-65-1116)まで御連絡ください。

  




日時:2018年8月 8日 08:08  投稿者:事務局

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