みんなのうた
今年の南川神楽(諸塚村)の練習時、
過去の2年間には見たことのない光景がそこにありました。
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神楽の練習ですけれども誰も舞っていません。
コミュニケーションの輪が形成され、中心に一升瓶らしきものが一応は置いてありますが、誰も飲ん
でいないようです。
そして、奥の方の「戸」に注目しています。
では、ズームア~ップ!
注目の的になっていたのは、南川神楽の舞いの中で登場する「御神楽立唄」。
他地域の神楽でも耳にした「神楽歌」の南川神楽バーションといったところでしょうか。
今年は、地域のベテランの方の唄を収録したテープを流しながら、いつも練習の最後にみんなでこの
神楽唄を練習していたんです(飲む前に)。
これは、代々伝えられてきた神楽唄を「みんなで」覚えていこうという取組です。
たしかに、私もこれまで「神楽唄はベテラン陣の領域」という感覚で、どこか他人事のように考えてい
ましたが、このようにみんなで練習することによって覚えてみようかという意識が芽生えますし、幅広
く確実に文化の伝承が図られていきますのでとても素晴らしい試みだと思いました。
私が諸塚村にいた頃は特別に唄を練習したことはなかったのでとても新鮮な雰囲気でしたね。
されどでございます。
この神楽唄は独特の調べで、1~2回、いや1シーズン練習したぐらいで覚えられるものではなく大
変奥が深いんです。
私なんぞはまるで鼻歌を歌っているような(言葉になっていない)状態に陥っていました。
しかも、戸に貼ってある唄の紙は日に日に増えていき、やがて公民館の壁は神楽唄だらけになって
いったほど種類も豊富・・・・。
それでも帰りの車の運転中にはそれとなく旋律がリフレインしていましたので、この「みんなのうた」
の効果は絶大ですね。
それに、現代は録音技術も発達していますし。
このように、「舞いも3度目なら~♪」とのんきに歌っている余裕もありませんでしたが、毎年毎年着実
に変化・進化している南川神楽の『今』を見ながら、文化の伝承にはじっくり時間をかけて繰り返して
いくことが必要だと感じました。
こりゃあ今年も本番が楽しみですばい!
(※このブログは、神楽の現地入りする前に元諸塚駐在員Tが予め書き込んでおいたものです。)
